CW「ドラゴンのゆで卵」感想

対象レベル：4～6
作者：伊礼　（いれい）さん

一儲けするために異教徒の信仰対象をかっぱらいに行く中編探索シナ。
冒頭から「金が欲しい！」と欲望むき出しな冒険者がノリノリで楽しかったです。ちょうど「血飲み子の村」をプレイしたPTでやったので、例のお城のインゴットの件でよっぽどガックリ来てたんだなぁと（笑）
親父さんも狂い系に片足突っ込んでる勢いで冒険者の背中を押してくるし、今回は最初から飛ばしてるなぁとわくわくしながらプレイしました。

ドラタマシティの見るからに異教徒といった見た目の住人にまず笑ってしまうんだけど、話してみると冒険者たちより善良だったりしてそのギャップにやられますね。
砂漠探索では本筋と関係ないイベントもいくつかあって、欲望のままに手に入るものは何でも手に入れたし、お礼目当てで人助けもしました。
色々やりすぎて失敗することもあったけど、それも冒険らしくて楽しかったです。

四天王のノリも面白かったし、ワープの人の意外な正体にはなるほどと思ったり。
「その姿を見ればお前たちもきっと…」と託すところが好きです。
そして宿に戻ってからの親父さんのやり取りが最高でしたね。今回の親父さんはホントもうどうしちゃったの（笑）

お土産をたくさんげっとできたし、可愛い子をお迎えできて大満足でした。

CWまとめ感想（2019/08/24）

「奇扉（きと）（5～6）」作者：タカパルトさん
PCを連れ込んでそのPCでプレイするホラー短編。強制連れ込みということで躊躇したんですが、この子は生贄というわけか…。シンプルながらゾワっとする短編でした。やはり安心できるはずの宿で異変に巻き込まれるのは怖い。エドワード君は犠牲になったのだ…。ってかこの子、かなり強いな！？

「魂喰らいと生贄」作者：満月丸さん
100KB祭り提出作品で仲の良い二人用短編読み物（Next専用）。かなり理不尽な状況なんだけども、よくしゃべる剣のおかげでコミカルな雰囲気でした。とりあえず折ろうとする脳筋PCとのやり取りが楽しい。この流れならこうするよなぁというのを選んだら自然と二人で帰還できました。連れ込みかと思ったら違ってたのがちょっと残念。でも、しゃべる魔剣はロマンですよね～。これからも軽口たたき合いながら冒険するんだと思うと微笑ましいです。

「暑熱耐久限界突破」作者：ほしみ（食物繊維）さん
暑い夏を乗り切るために冷たいデザートを作る短編読み物。冷気っぽい技能が3つほどあったのでそれぞれ使ってみたら、一つは冷気による攻撃がついてなかったし、一つは使用者がデスコックだし、もしや全滅！？と思ったところでcollumさんがやってくれました。やっぱり夏はかき氷だよね～。大量のぬるいカットフルーツも盛って食べたのかな？きっと夏は色んな宿でこういうやり取りがあるんだろうなぁという冒険者の日常風景が楽しかったです。

「【見たい】」作者：にじいろさん
NEXT専用ホラー短編。シンプルながらホラーらしさのあふれている作品でした。怖いけれど見たくなる、そんな葛藤がうかがえる選択肢がいいですね。冒険者なので一応確認はしておいたけども、すぐヤバいなと思って逃げ出しました（子供PCだったし）。あの道はもう一人で通れない…。

「ラックス家の怪（1～3）」作者：LV1＠さん
夜な夜な家財が動き回る怪現象をどうにかするホラー短編。なんとジョワ声を設定できます（笑）個々の特徴に合わせて声の高さを変えてくれるところが細かい！そしてタイトルからは想像できない楽しい依頼でした。依頼人のキャラが濃すぎて一度会ったら忘れられなさそう。見た目と名前とゾンビをものともしない性格がインパクト大です。色々注文を付けてくる嫌な依頼人ではあるものの、このキャラの濃さで迫られると「あ、はい…」となりますね。謎のカリスマ性で生きがいを感じてしまっている使用人たちが哀れでした（汗）何気に続きものらしく、それまでガリガリな使用人たちの顔ぶれが変わってなければいいけど…。報酬は思ってたのと違ったものの、これはこれで可愛いかも？

「空にクジラなんか逃がすから（5～10）」作者：生野菜サラダさん
100KB祭り提出作品で、逃げた魔法生物である空飛ぶクジラを討伐する戦闘シナ。単独で相手を鑑定して勝つとボーナスにスキルがもらえるというので頑張りました。かなり辛くて結局アイテムに頼ることになったけど…。やはり混乱カードは怖い！暴れないなら、空でクジラが泳いでいる世界なんてロマンがあっていいんだけどね～。

「亡霊の墓場（3～4）」作者：三升さん
零体相手の短編シナ。ゴブ洞風だけど物売りの亡霊や冒険者の亡霊もいる亡霊尽くしな洞窟でした。やはりこのレベル帯で亡霊ばかりを相手にするのは緊張感ありますね。今回は亡者退散もなかなかヒットしなくてやきもきしました。

「仙台の洞窟（1～3）」作者：砂糖味噌さん
みんな大好きご当地ゴブ洞。宮城県の方言ですが、祖父母の家で聞いた秋田弁とほぼ変わらなくて懐かしかったです。仙台は新幹線で秋田に行くときに必ず止まったし、笹かまや牛タンをお土産に買ったりしてました。美味しそうな宮城県のお菓子ずんだ餅げっと！

「おかえりください」作者：神覇万象/Shinha-Bさん
お盆で帰り損ねたご先祖様を強制送還する討伐シナ。サクッと遊べる100kb祭り作品でした。こんなにいっぱい帰り損ねるとか、めちゃくちゃ現世を楽しんでたんだろうなぁ（笑）亡者退散でスッキリ！かんざしげっと！

「リューン魔物騒動（5～7）」作者：柊みずうみさん
リューン市民が魔物になってしまった事件を解決する6人専用短編。魔物になったのが顔だけというのがある意味悲惨なんだけども、親父さんだけ魔法のかかり方が微妙なのに笑った。これがふさふさ頭のコボルトだったら戻りたがらなかったのでは（笑）6人それぞれ活躍の場があってにぎやかなシナリオでした。シルフっちの精霊にもちょっと反応があって嬉しかったです。

CWまとめ感想（2019/08/20）

「宵に降る光」作者：とうき&飛鳥さん
夏祭りに二人で行って、さらに花火を見る約束をする二人用恋愛短編読み物。めでたく両思いになった二人で両思いルートと片思いルートをどっちもプレイ。やっぱり片思いはね…好きだから見ておかないとね。両方見ると片思いPCのパワーがいかにすごいかわかります（笑）まさに舞い上がってる状態。今なら何でもできる！って感じでした。両思いルートも落ち着いた感じで良かったし。お祭りでたこ焼き屋に入るかたまご釣りに入るかでも違うので、全部見たくなります。

「夜闇を駆ける（8～10）」作者：みんさん
仲のいい肉体労働担当と頭脳担当の二人用リドル読み物シナ。ライバル関係の二人で突入。引き離された二人がお互いのことを心配しつつも、敵の出した条件をクリアしようと頑張ります。真っ暗い森の中でアンデッドに追われながら逃げる緊張感がたまらないし、謎解きの方も手ごわい！時間制限があるのでなおさらでした。とくに右の扉のリドルが難しかったですね。ラストのいいセリフは人間を想定していると思うので、人間二人で突入するのがおススメです。

「眩やみ」作者：シルクロさん
人殺しを何とも思わない悪役PCと世話焼きPCの二人用読み物。気を許してる相手のことはめちゃくちゃ大事にするタイプの悪役、好き…。しかも本人のいないところで色々やって、素知らぬ顔で戻ってくるタイプ。同じPTにいるだけでとくに接点のない女性二人で突入したんですが、思いのほかよかったです。うちの悪役PTのお人好しPCと言ったら、殺し屋に惚れて結婚したけど現在未亡人なPCしかいなかったんですよね。亡き夫と似た空気をまとう彼女が気になってたのか…と新たな一面を発見できました。

「昆布林の洞窟（1～3）」作者：kamuyさん
昆布やわかめの異常繁殖をどうにかするゴブ洞改変。こういう便利屋扱いな依頼ならわんこと散歩中にお任せです。散歩がてら昆布採取に行ってきました。怪しい昆布やわかめに対するPCの反応が面白いですね。どんなに怪しくても、ずぼっと引っこ抜いて夕食の話をしてるあたり”冒険者”って感じです（どんなイメージだ）昆布採取だけで終わらないところも一ひねりあって面白い。サンゴの枝げっと！

「三日月に惑え（1～10）」作者：須謳さん
一人用人狼化読み物シナ。人狼の本能に抗うこともできるので人狼にしたいけどカニバはちょっと…という人でも安心してプレイできます。危うさをはらんだ空気があって短編ながら引き込まれました。

「雨降りの帰り道（6～9）」作者：無名しさん
お仕事帰りに雨に降られる二人用恋愛読み物。吸血鬼クーポンに対応していて、流れ水への反応が丁寧に描かれていてリアルに感じました。相方からの片思い設定にしたら意外と成就は近い雰囲気。指輪げっと。

「星座ごっこ」作者：露子さん
ひたすら可愛い。両想いにしたはいいけどいまいち進展しないなぁと思っていたヒーラーさんとへたれ参謀で突入。ヒーラーさんはまさに好きだと気付いたら告白よりプロポーズするタイプなので、すごくしっくりきました。健気に毎回お土産持って帰る参謀も可愛い。最初のお土産があんな形でラストに繋がるのもロマンチックで良かったです。もうこのまま結婚式シナに突入するしかないな！！！

「駆落山の一夜」作者：ほしみ（食物繊維）さん
両想い向け短編恋愛ホラー。祝福されぬ恋人たちの守り神がいるという山へ向かう二人が、小屋に避難して…な短編。丁寧口調で能動な女性PCがめちゃくちゃ男前でカッコよかったです。粗野口調で受動な男性PCは乙女になってて、服を剥ぎ取られて「きゃっ」ってなる絵が頭の中に浮かんでしまった（笑）どんな打ち合わせをしてきたのか想像すると楽しかったです。

「たのしい肉屋さん」作者：ヤイさん
NEXT専用。ホラー店シナということでヤバい臭いがプンプンします。とりあえず鑑定してみたら案の定。速攻逃げました。終了時、冒険者が画面外にはけた時に見える文字に爆笑。結局怖いもの見たさで再突入して、アンデッドな仲間の尊い犠牲によって店主討伐ルートへ。あ、倒せば戻れるんだ。よかったね！新たな姿での連れ込みとすごく迷ったんですが、さすがに可哀そうなので討伐ルートで確定しました。夏にぴったりのシナリオです。

「ジャイアントストライド（1）」作者：ラ・フランスさん
鉱石がゲットできるということでドワーフPTで突入。シンプルな討伐依頼でした。ビッグフッド？（どう見てもゴリ…）がいる洞窟に依頼人の仲間を救出に向かいます。レベル1には厳しい相手でしたが、脳筋パワーで頑張って勝利。でも、うっかり一度目は鉱石を取れず。まさかシャベルにKCを当てるとは…。このPTなら斧でぶっ壊した方が早そうだけど（汗）

カードワースシナリオ「インスタントゴブ洞」公開しました

対象レベル：なし
形式　　　：ローグ風ミニゲーム？
人数　　　：何人でも
プレイ時間：好きなだけ
エンジン　：Ver1.50以上（PyだとPCスペックによっては描写が遅いかも）

＊アニメーションなし、背景切替最速、カード表示（通常）速い推奨

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最終更新　2019.08.16　インスタントゴブ洞　Ver 1.01　DL

（2019.08.16の更新内容）
▼貼紙を見るの「解説」から見るとリードミーが文字化けするのを修正（文字コードをANSIに）。


家族がローグライクゲームを作り始めたので、CWでも”広い空間のあるダンジョンの自動生成”くらいできるんだぞーと対抗して作っていたシナリオです。
自己満足で作っていたものですが、ちょうど「100kb祭り」があると聞いてなんとか遊べる形にしてみました。
遊べるといっても、ローグライクはほぼやったことがないので本当にそれっぽいだけの作業ゲーだと思ってください。
洞窟を渡り歩いて小遣い稼ぎをするだけの地味～なシナリオです。冒険者はほぼしゃべりません。
詳しい内容はシナリオ内のメニューの解説をご覧ください。

バグ報告などありましたらコメントかメールフォームからお願いします。

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また自分で描いた素材も公開してます。
今までの素材一括DL
【素材の内容】すべて2値化したモノクロです
食べ物：カップケーキ、チーズ、ソーセージ（ウィンナー）、林檎、弁当、葡萄酒
日用品：石鹸、洗濯、袋、指輪、ペンダント、虫眼鏡（ルーペ）、盗賊向けツール（解錠ツール）
その他：枝にとまる小鳥、バズーカ砲、石（魔石、鉱石）
メニュー：矢印
未使用：ドラゴンのアイコン16×16と30×30

CW「採集と調薬の日」感想

作者：太郎（たろ）さん

森で採取した薬草などを調合して回復アイテムを作れるシナリオ。

こういうシナリオは作業感が強いと続かないんですが、この作品は森が森らしくて散策気分で薬草集めができて楽しかったです。
薬草を採取するだけじゃなくて小鳥やキレイなものなんかを見つけることもあるし、背景の木々の緑を眺めてるだけでも癒されます。

探索ポイントは1日1回しか調べられないものの、森が結構広いので一回りすれば何かしら調合できるのもストレスフリー。
駆け出しPTには嬉しい薬アイテムがたくさんあるので、ついつい何度も散策して片っ端から作ってしまいました。

作成難易度高め？の魔法薬を作れればちょっとした金策にも。
ちょうど薬剤師っぽいベルーニさんを連れ込んだばかりだったので、思う存分本領発揮してもらいました（稼いだ分はエルガネの資金に）。

錬金術師・薬師・薬剤師の称号をつけられるので、新しく作ったPCの特徴づけにもぴったり。
これからも回復アイテムが欲しい時はこのシナリオのお世話になろうと思います！

CW「匠の街エルガネ」感想

作者：rikiさん

工芸職人が集う街で色んな伝統の品を作る街シナ。
Ver0.20ではお茶と眼鏡、服飾を作れて、ものによってはエンチャントにより装備品として使えます。

何を作るのにも材料は自費で用意しなければならないので、駆け出しPTよりかは資金に余裕が出てきたPT向け。
私みたいに「眼鏡職人になれるとか、メガネっ娘レイカさんの出番でしょ！」と作ったばかりのPTで突入すると、売れる段階になる前に金欠になるので注意です（汗）

おかげでレイカさんは至高の眼鏡ニストになれたし、エドゥアルドさんは何度もひん死になりながら至高の茶師になれたし、ドリーちゃんは至高の裁縫師になれました。
わーい、冒険したことないのにレベル上がったー（冒険者とは…）

作業は淡々としているものの、必要な材料をそろえて、行程が何段階にも分かれていて、熟練度が上がるごとに作れるものが増えていくというのが”自分で作ってる”感があって楽しめました。
作れる製品をすべて完成させるとコンプリート特典がもらえるし、特産品に対応している製品なら交易で稼げるのも嬉しい。

このシナリオをプレイして初めて特産品についてちゃんと調べたんですけどすごいですね～。
カードワースで交易ができるなんて！
しかも自分で作ったものが「素晴らしい、これなら～spで買うよ」なんて言ってもらえたら嬉しさ倍増です。

永住も選べるから、冒険者をやめる時はこの街に来ようかな…。
まだアップデートの可能性もあるので、いつかこのPTがみんな至高の職人になれたらいいなぁと思いながら気長に待ちたいと思います。

＜2020/02/22＞
アップデート（Ver0.32）されたので行ってきました！
今度は木楽器工房ですよ。バイオリンやハープやチェンバロといった全9種類（色違いを含めると17種類）の木楽器が作れます。他の工房とは違って、出来上がったものに品質の差が出てくるのが面白いですね。最低品質のものはぐにゃぐにゃになってて、見るからに失敗作（笑）
でも、失敗したものも新しく調律しなおせば、最高品質の楽器として復活する可能性も！

エンチャントで様々な効果を持たせられるから、吟遊詩人に好きな楽器を装備できるのも嬉しいです。
吟遊詩人と言えば思い浮かぶオーソドックスな楽器でもいいし、エレキギターや「どうやって持ち運んでるんだ！」というチェンバロみたいな楽器も持たせられます。
さすが匠の街ですね～。

CW「こなゆきひめ」感想

作者：yourmonoさん

ボケとツッコミ二人用中編読み物。

ボケが残念な目に遭うということでアルフ爺に即決定しました。
ツッコミ役は冷静沈着なユーリス君にしたけど、カオスに次ぐカオスでツッコミが追い付いてないっ！（笑）

KCに対応している扉に手持ちのスキルを片っ端から当ててったら、思わぬKCに反応して面白展開になったりするし。まったく先が読めない展開に笑いっぱなしでした。
PCの特徴や二人の関係性によってもセリフが変わったりして、色んなコンビで突入したくなります。

あと二人のヒロインも個性的で可愛くて、とくに暴走気味のお嬢様が憎めなくて好きです。
NPCがみんな個性的すぎるくらいなんですが、それがカオス山盛りストーリーと相まって不思議とまとまってる印象。

アルフ爺がボケ役にド嵌りしてたのもあって最後まで思いっきり楽しめました。
個人的には親父と宇宙人のやり取りが大好きです！