2020/10/29

CW「妖樹討伐依頼」感想


対象レベル:4~6
作者:里臼臣さん

リューン近くの山で大量発生したエントやトレントの討伐シナ。
街になだれ込んで来ないようにと複数の宿に出された緊急依頼ということで、他の宿の冒険者と協力することになります。

いくつかのシナリオとクロスオーバーしているようで、名犬牧場での活躍?が他の冒険者にまで伝わってて嬉しい!
わんこと散歩中は前作もプレイしているので、ケッパーさんもちょっとだけ登場。自分も異変を見に行きたくてソワソワしてるのが面白かったです。

討伐シナを二人でやるのは心もとなかったのでNPCの存在は助かりました。ずら~っと妖樹たちが登場した時の絶望感と、NPCが「こちらは引き受けた!」と半分くらい減らしてくれた時の頼もしさったら!
なんとか事件解決できた上に、わんこがたくさんエントを倒してスキルを閃いてくれました。

あと、精霊術師がいるPTで再突入したところ事件の背景がわかって爆笑。そんなことで争ってたのかお前ら…。
印象ががらりと変わるので再プレイおすすめです。

2020/10/24

CW「×マヤカシソウ」感想


対象レベル:1~3
作者:ゆずきちさん

仲良しPT向け6人専用探索シナ。
普段クールな人の方が面白くなるということなので主人公にはモノクロパーティのベアトリスをチョイス。甘える相手はモフモフで頼りがいありそうなパンダ、マスコットはパネにしました。

ベアトリスはクールというより感情表現が控え目なだけだけかもしれませんが選んでよかったです。もう全力で可愛い!
これはパンダじゃなくても仕方がないなぁとなっちゃいますね。その微笑ましさに仲間たちも温かい目で見守ってて、冒険者PTというより一家団欒という雰囲気。

でも、このおかしなトラブルや可愛らしい花とかげが、とんでもない一面を持ってたりするから油断できません。
場合によっては依頼人ぶっとばされてたよね(可愛いから許すけど)

本来の依頼と仲間を助ける方法探しが流れるように後半の探索に繋がり、そして思わぬ出会いから心温まる展開に。思わず抱きしめたくなるようなNPCのために、お土産用に買ったものも全部使って盛り上げました。
症状が回復したわけでもないのに、NPCとの出会いによって主人公が”成長”するのも面白かったです。やっぱり完全に別の感情が生まれるわけじゃなくて、心の奥底に持っていた願望だったのかな?

たくさん笑えて、心温まる作品だったと思います。

2020/10/19

CW「推理パズルの洞窟」感想


エンジン:Next
作者:満月丸さん

行方不明事件に関係していると思われる”ゴブ洞での惨劇”を解明する推理パズルのミニゲームシナ。賢者の塔で作った”過去の映像と音声がわかる道具”を使って、ゴブリンたちが全滅した謎を解き明かしていきます。

これ100kbなんですね!?
Nextの前面セルを使っていて、ゴブ洞全体マップをクリックすると部屋の様子が表示されるなど、良い意味でカードワースらしくない演出が凝ってました。

映像と音声がわかるなら簡単に解明できそうですが、映像は映像のみ、音声は同時刻のすべての部屋の音声が同時に聞こえるということで情報整理と推理が必要になってきます。
どの時間帯に誰が(実名まで!)どう死んだのか、一つずつ穴埋めしていくのが楽しかったです。

そして解き明かされていく全貌がホラー映画さながらでゴブリンたちが哀れに感じるほど。でも、これが村で起こった事件だったら…と思うと、申し訳ないけどゴブリンたちでよかったとも思えてしまいました。

オマージュ元への愛が感じられるし、やりごたえある作品だったと思います。

2020/10/14

CW「古代神殿の財宝を狙え!」感想


対象レベル:4~5
作者:大地の子さん

マップの上にカードを敷き詰めたような状態から始まる1エリアダンジョン。
スタート地点から通路が繋がっている方向のカードしか選べないようになっていて、鑑定や解錠などで安全を確保しつつカードをめくって探索を進めていきます。

カード自体が未踏襲の部屋または通路というのが面白いですね。エリア移動や背景変更などで進めるタイプのダンジョンでは全体像は予測不能ですが、この作品ではパッと見で大体の広さはわかるから初心者でも安心。
ある程度マップが見えてくると、重要な部屋がありそうな場所も予想できるし、ここぞという時に鑑定スキルを使って何か発見できたら気分がいい!

敵はアンデッドばかりなので亡者退散や聖印が大活躍。
割とサクサク進められたので調子に乗って欲を出したら、最後の最後で大ピンチになってしまいました。いちおうギミックが用意されていて対象レベルでも問題なくクリアできるはずなのに、こんな時に限って解錠スキルを引いてくれないんですよね~。

たぶん破壊でもOKだと思うけど、どうせなら解錠スキルが出るまで戦ってやろうと思ってしまって、またもやギリっギリのところで勝利。このPT、意外と粘るなぁ。

見事お宝と名誉をげっと。
サクッと遊べてやりごたえある作品でした。

2020/10/09

CWまとめ感想(2020/10/09)

「くらいみち(1~8)」作者:新矢晋さん
100kb祭り参加作品で、平均レベルと人数で敵の強さが変わる短編ホラー。暗い闇の中から迫ってくる何かを振りほどき、何度かの戦闘を交えつつ逃げていくお話です。よくあるオチではあるものの、悪夢の焦燥感が伝わってくる作品でした。もし捕まっていたら目覚めなかったのかも…。

「ブロットバロット(1~2)」作者:かがちさん
100kb祭参加のバッドエンドが約束された短編シナ。空き家の調査に行ったところ、キャンディがたくさん突き刺さった不思議な場所へやってきます。キャンディやクマちゃんという可愛らしいモチーフを扱った世界なのに、なぜか不気味さが漂っているところがさすが。この世界を作ったのが何だったのかいまいちわかりませんでしたが、たぶん冒険者が来なかったら永遠にあのままだったんだろうなぁ。最後に広がる花火がインパクトあります。100kbなのにアニメーションが凝ってる!

「赤の眼孔(3~5)」作者:オサールでござ~るさん
100kb祭参加作品で「教会の妖姫」の二次創作シナ。いわゆる”死ネタ”なので苦手な人は注意です。何となくレベルが丁度いいからと選んだPTがクリアPTだったので重苦しさ倍増。こうなるとバルドゥアよりも、バルドゥアを野放しにした聖北に文句を言いたくなりますね。…というか、こうなるとわかってて野放しに?聖北的には、バルドゥアに直接処分を下せなかったこと以外は悪いこと一つもないもんなぁ。

「Nursery made by children(4~6)」作者:かがちさん
あみだくじ企画のお題に沿って作った100KB祭り参加作品。空からお菓子が降ってきて、女の子が食べたがっているものの下に女の子を誘導するミニゲームです。お菓子が降ってくる絵本の中の世界という設定が可愛らしいし、女の子の走る姿がとても愛らしくてメルヘンという感じでした。でも、ステージを進めていったらやっぱりそこはかがちさん、メルヘンだけでは終わりません。女の子が何をきっかけに絵本の世界で暮らすようになったのかわかるとゾッとしますね…。でも、この程度で済んだのならラッキーだったのかもしれない。もう一つの作品も諸悪の根源は同じ気がするし…。

「七口怪談」作者:焼きフォウ描いた人(焼きフォウの人)さん
7つの短い冒険者宿怪談集な100kb祭り参加作品。これはきっと異空間に飛ばされて帰ってこれなかったんだろうなとか、これは親父さんの狂い系シナ、これはメイリア調査団案件かな…と色々想像が膨らんで楽しかったです。普通にゴーストやら呪いやらがある世界だから、こういう怪談も身近な恐怖として情報共有してるんだろうか。

「読み解かれる筆痕(5~15)」作者:風切 快夢さん
100kb祭参加の短編シナ。盗賊ギルドからの依頼を受けて報酬を受け取るところで、ちょっとした遊びを…という状況が面白いですね。本物が混じる1000sp相当の絵画の中から好きなものを選ぶか、普通に1000spもらうか。どれを選んでも損をしないのであれば遊びに付き合うのも一興です。張り切って色々見比べ、鑑定したけども違いはわからず。ペコさんがイタズラしたりするからますます分からなくなったり。でも贋作の世界も奥深くて面白いですね。選んだ後の冒険者のセリフがカッコよかったです。クリア後に中を見たところ、いちおう違いはあったけどこれは意図したものなのかな?それとも「神のみぞ知る」の方が正しいんだろうか…?

「通り魔剣(3~5)」作者:モンドリ鬱さん
100kb祭り参加作品で、通り魔事件の解決をする短編戦闘シナ。りどみにあったカナンの魔剣を持ってったら、さすがカナン様の魔剣という結果に。そこらの野良魔剣とは格が違う!たぶんリューンだけで魔剣を持ってる冒険者はゴロゴロいると思う(笑)二周目に魔剣ゲット!

「新・精霊宮の受難(4~5)」作者:三升さん
100KB祭り参加のコミカルな短編戦闘シナ。精霊宮が経営難で潰れた世界線(笑)という設定から面白い。確かに一般人や駆け出しには使えないスキルしかないし閑古鳥状態になっててもおかしくありません。嘆くお人好し依頼人と、ちょっとめんどくさそうに依頼を引き受けたPCたちのやり取りも楽しかったです。意外と敵の回避が高くてよけられまくったけど力押しで勝利。人数が倍だったらヤバかったかも。依頼人は可愛かったし、サクッと楽しめる作品でした。

「闘え!龍伐都市リューン!」作者:生野菜サラダさん
ドラゴンからリューンを救うマルチエンド討伐シナ。それぞれタイプの違うドラゴンを一体ずつ撃破していきます。大都市といえどもこんな数のドラゴンに襲われて耐えてたリューンに驚かされますね。市民の防災(厄)リテラシーの高さがうかがえます。1匹ずつの対戦なので戦闘難度はそこまで高くはないものの、かなり慎重に行動しないと「交易都市リューン」に済印が付くという(笑)真の冒険者なら、一度鑑定してカキーンとなったくらいで諦めてはいけないということか!何気にスキルがいっぱい手に入ってウハウハでした。この前連れ込んだ竜の子に持たせようっと。

「ゴブ洞講習会(見張り兵編)(1~3)」作者:茶頭巾さん
100kb祭り参加の4人以上向け短編シナ。先輩冒険者が後輩冒険者たち(+紛れ込んだ大先輩)にゴブ洞攻略の講習会をします。この講習会がきちんと対処法を教えていて、CWを始めた頃に聞きたかったです。そういえば呪縛で失敗したこともあったなぁ…。素直に講習を受ける後輩たちも初々しくて可愛かったし、よそのPTから来た大先輩が後ろの席でニヤニヤ眺めてる様子も目に浮かぶようでした。洞窟内での危険察知編とか集団との戦闘編とかも見てみたいかも。

2020/10/04

CW「砂漠の守護者」感想


対象レベル:3~5
作者:盾さん

白銀砂漠を彷徨う砂のゴーレムの”魔力が切れてない核”を手に入れてほしいという依頼。
話を聞いてみると単に倒して奪えばいいというものではなく、一筋縄ではいかない相手だとわかります。
群れの中の1体しか核をもってないとか、人間を飲み込んでくるなんていう情報も。でもだからこそ冒険者の腕の見せ所ですよね。

難易度は事前準備と情報収集をちゃんとやるかどうかでかなり変わりそう。一度断っても再度受けられるから、しっかり必要なものをそろえてきた方がいいと思います。

lv3PTで行ってきたところ、蛇の回避力が思った以上に高くて苦戦しました(笑)
あと、核奪取人員がゴーレムに飲み込まれるたびにワタワタ。

回復は自腹ということもあって、誰に何のスキルを何枚持たせれば効率よく核をたくさん集められるか考えるのが楽しかったです。最終的に5個集めて満足しました。
どこか抜けてる依頼人の後日談も面白くて、またどこかで会いたいですね~。