2018/09/28

カードワースシナリオ「ゾンビ妹との冒険」感想


推奨レベル:4~6
作者:nobodyhome/sister.comさん

例によって仲間とはぐれたところで見ず知らずの”妹”に懐かれるお話。
今回は知らない場所に飛ばされてしまうし、嫉妬してくる謎の人物がいるし、謎の施設から抜け出すための探索も充実しているし、意外とボリュームがありました。

ゾンビ妹レーテと過ごす時間も増えるので、思わず連れて帰りたいなぁと思ったり。
でも、この子は「お兄様!お兄様!」言ってるから可愛いんだろうなぁ。

チェスで苦戦するお兄様へのフォローのバリエーションが多くて、知力低めのPCで挑んで苦戦したけど楽しかったです。どんな時でも褒められるって才能だよね。

嫉妬してきたNPCのキャラも良かった。最後には自ら一緒にいると決めてもらえて良かったね!
理由はちょっとあれだけど(笑)

お土産のチェス盤で遊びながら、彼らのことを思い出したいです。

2018/09/25

カードワースまとめ感想(2018/09/25)

「裏切りの宝石」作者:消夢さん
悪役一人用読み物シナ(戦闘あり)。親に結婚を決められて逃げ出した少女を逃がすという、ありがちな依頼かと思いきや、アマティスちゃんがただのお嬢様じゃなかったよ!いやいや、裏切りをテーマにしているだけあって見事な裏切りっぷり。こんな娘に育て上げた父親は、ある意味功労者でしょう。彼女なら新天地でもやっていそうだし、冒険者になっても大丈夫だろうなぁと安心できました。KCへの対応も粋で、このシナリオで手に入ったアレをあの場面で使うと、冒険者がめちゃくちゃ男前に。悪役だけど、気に入った相手にはね。グランドさんにも用意してきたお酒を…。後でネタバレテキストを読んで申し訳ないことをしたと悔やんだり。でも、初見で助けられる人は稀だよね?悪役が輝くシナリオでした。

「君も知ってるかい?(8~10)」作者:かがちさん
なかなか雰囲気ありました。後が怖いとわかっていても、目の前にあんな山積みになってたら掴み取りしちゃいますよね~。調子に乗って15回ほどゲットしてしまいました(汗)ドアの向こうが…とか、かすかな光が…とか、閉塞感と絶望感を煽ってきます。不気味な敵との戦いも、いつ終わるかわからないのが怖いですね。今回は回復アイテムなどが充実してたので力押しで勝てました。よし、売りまくるか!

「さよなら僕の」作者:タラバ・スコゲティさん
最初はふざけた雰囲気で始まるんだけど、PCの語りから急に視点が変わってから「うわーーー(涙)」となってしまいました。とくにPCの名前をひとつずつ挙げていくところはドキッとしますね。メイン宿のPCより思い入れの強いシモンサーカス団でやったのでなおさら…。これは高レベルになって思い入れのあるメンバーでやるべきだわ。「その日、世界は停止した。」の言葉が重い。プレイ後にタイトルがズーンときました。

「極光の覇者(10)」作者:割れざくろさん
生贄を要求する神を倒して欲しいという依頼を受け、単身神に挑む戦闘シナ。戦闘前の神とのやり取りがめちゃくちゃカッコよくて痺れました。こんな大きな獲物もアスパラがチャチャっと料理してくれるよ!倒してからのやり取りもいいんですよね~。仲間には手出しさせなかったというのが。強い者同士の命を懸けた戦いという感じでした。

「死者の迷宮(9~10)」作者:椎名さん
短編の探索シナだと思って始めたら、一歩間違えば全滅のデストラップだらけの迷宮で、さらにlv20(lv10以上の手下たちを引き連れて)のラスボスで生きて帰れないかと思った…(汗)普通に推奨レベルで勝てる人がどれくらいいるんだろう?何度目かのトライで麻痺が決まったのでなんとか勝てました。メイアの短剣持ってて良かった~。デストラップの方は、これぞダンジョンって感じで良かったです。ちょっとわかりにくいところもあったけど、ランダムエンカウントはないし、基本的にはダンジョン内で手に入るものを使えばクリアできる設計。しかし、カナン様のような強い主人じゃないと嫌!と全力で拒否する魔剣さん、ツンデレェ…。アンデッドPCがいれば、魔女撃破後におどろおどろしい魔剣が手に入ります。いちおう幽霊のアスパラさんで回収してきたけど、料理人には似合わないなぁ。

「ごく普通のゴブ洞」作者:しろねこさん
クーポン対応がものすごいゴブ洞。フレーバークーポンだけかと思いきや、ゴブ洞改変シナの称号なんかにも反応してびっくり。暗黒の系譜とかスライム?の洞窟とか。ここにきてシモン君が新しい歌を覚えました。新しいPTがlv10になったら行きたいシナリオです。

「ゴブリン(仮)討伐依頼(3~10)」作者:マツリさん
いつものゴブリン退治かと思いきや、洞窟前からしておかしい(笑)最初はビックリな造形なんだけど、話してると妙に愛着がわいてくるというか…。4年前の作品ですけど、今だと暑くてああなるのも少し納得できてしまいました。しかし、配分…(笑)あのみかん、本当に食べて大丈夫?

「ゴブリンのケーキ屋さん(1~3)」作者:?
うわぁ、こんなゴブ洞なら近くにほしい!今回は敵はゴブリンではなく他の買い物客。どんな手を使っても目的のケーキを手に入れるのだ!ちょっぴり店員さんもしばいちゃったけど、営業に影響ないだろうか?ウエイターが丁寧な接客に定評のあるホブゴブさんという感じでした。喫茶店で買える飲物は、グルメか美食家のみ召喚獣の効果を得られるみたい。お高いゴブ堂天然水は最大バフかけてくれるけど、うっかりクーポンのこと忘れそう…。

「石の洞窟(1~3)」作者:?
低レベルであんな敵に会ったらビビるよね~。依頼解決のため、十字架片手に洞窟に突入する冒険者が勇気あるというか、強気というか…。洞窟にあるキノコや魚はあのKCがあれば持ち帰られたんだろうか?っていうか、もしやお借りした十字架で解除できた?歯形が付いた食べ物なんて、ちょっと怖いけどね(汗)手に入る石の杖が便利!

「交響曲『ゴブリンの城』(1~3)」作者:?
勇者らしい行動をとればパワーがたまり、勇者パワーで技を発動できるというのが面白いです。勇者らしい行動の判断が難しいですが、とりあえず脳筋っぽい行動をとってたら簡単にパワーが溜まりました。ラスボスで最強技をぶっぱなすのが爽快!

2018/09/23

自作シナの裏話というか説明不足を補ってみる

20周年企画がひと段落したら説明不足な「はぐれコボルト討伐の依頼」の事でも書こうかなと思ってたんですが、すっかり忘れてました。これまで作った作品の中では細かいところまで考えたのに、シナリオ内で少しも出せなかったのが心残りだったんですよね。最初に思いついたのが戦闘ギミックなので、ストーリーなどはぜんぶ後付けですが…。
いちおうネタバレになるので未プレイの方は読まない方がいいかも?










・行商の護衛の帰りって?
ある地域が干ばつにより食糧不足となり、輸送隊や行商人がリューンとの間を行ったり来たりしていました。冒険者たちはすでに何往復かしていて(報酬なしでスミマセン)、運悪くリューン方面への護衛依頼が途切れたので普通に自腹で帰る途中でした。

・依頼人の話は本当?
本当だけど興奮状態(私のミス)のため説明不足になっています。息子さんは主に罠猟をしていましたが、トラバサミは干ばつ地域から流れてきた狼を退治するために設置したものです。40匹以上の群れが村の近くに現れ、村人や獲物への被害が懸念されたため罠を設置。狼が半分ほどに減ったところで、同じく干ばつ地域からコボルトたちがやってきて子コボルトが罠に引っかかってしまったわけです。

・狼たちは何故コボルトを襲わなかったのか
怪我した子コボルトを連れて狼から逃げきるのは不可能だと悟った兄コボルトたちは、とっさに手持ちのスリングで鳥をしとめました。楽してお肉が手に入るとわかった狼たちは、彼らが逃げないように監視しつつ子コボルトが衰弱するのを待つことに。
ある程度自由に行動できるようになった兄コボルトたちは、狼たちを引き留められる大きな獲物を用意しようとトラバサミを設置し直し、憎き猟師を陥れました。

・逃げられてないじゃん
さすがに成人男性一人程度では20匹以上の狼を引き留めることはできませんでした。ただし、犠牲者が出たことで複数の人間が森にやってくることは予想できたので、亡骸から猟銃を盗みます。遠くから人間たちを狙撃して狼たちに襲わせ、子コボルトを連れて逃げる計画です。
想定外だったのは、現れたのが村人ではなく戦い慣れた冒険者だったことです。しかも、コボルト退治に来たので狙撃手である自分たちの方に向かってきます。狼と相打ちになってくれればと狙撃を続けたものの狼をなぎ倒して来るので、せめて子コボルトの居場所を悟られないようにと逃げ出しました。

・子コボルトはどこまで理解してるの?
実は生後3か月ほど、人間で言うと5、6歳程度です(冒険に出るのはその2~3月後ということで)。ハッキリ理解しているのは、自分が怪我をしたせいで大変なことになったこと、兄たちが亡くなったということくらいです。
連れ込まなかった場合、子コボルトは予定通りご先祖様の故郷に向かいます。そこは人間とコボルトが共存する隠れ里のような所で、壊れたものと食べ物を森の近くに置いておくと、コボルトが修理して返してくれるという風習がありました。子コボルトのご先祖は戦争の気配を察知して逃げ出したので、今もそこが存在するかはわかりません。
兄たちと違って子コボルトは人間に直接会ったことがなく、昔話の中の人間のイメージが強いようです。

…滅茶苦茶後味悪いですが、臆病なコボルトが留まって狙撃してくる理由が”身内を守る”以外思い浮かびませんでした。プレイヤーに罪悪感を抱かせるシナリオは自分でも少し苦手なんですが…本当に申し訳ない。
ここまで書いて、もう一つ説明不足なシナリオを思い出したので、ついでに「封鎖された洞窟」について書いときます。これもネタバレです。









・神父さんの正体は?
未亡人や孤独な女性(_裕福)に近付き、愛をささやいて援助してもらうジゴロでした(詐欺師とも言う)
恨まれないように、出会いから別れまで一生の思い出になるようなロマンスを演出していた小心者です。
ただ、ある未亡人の亡くなったはずの旦那が生きていたため(厳格な軍人)、身分を詐称していたことがバレて服役していました。
依頼を出したのは、ムショに入る前に隠した財産を回収するためです。ロザリオのエピソードは本当ですが、父親の話を聞いて(金目のものだから)すぐに回収したのを財産と一緒に隠してあっただけ。

・ゾンビ化の原因は?
不明です。少なくとも死霊術は関係ありません。

2018/09/22

カードワースまとめ感想(2018/09/22)

「殺意の咆哮(1~10)」作者:Riverさん
ベテラン冒険者推奨短編読み物シナ。少女とPCの温かいやり取りにほっこりしていたら、急転直下でシビアな内容に。ベテラン冒険者推奨ってのも頷けます。冒険者にはこういう経験はつき物なんでしょうね。にしても、こうなってみると花畑で見つけた変なものも、何か曰くあるものだったんじゃなかろうかと気になったり。あそこで一体何が…!?

「memento mori」作者:央川ユウさん
吸血鬼になっちゃう一人用読み物シナ。メイン宿には吸血鬼二人いるし、py宿には一人いるし、猫人や妖魔を吸血鬼化するのもなんか違うし、仕方なくメイン宿のすでに吸血鬼化してるPCで突入。うん、まだ誰も吸血鬼化してない時に来たかったですね。受け入れてもらえるかどうかという不安感がぜんぜん違ってくると思います。雰囲気のある作品だったのでもったいない…。でも、アンデッドにとっての生、終わりまで自分自身でいるということについて考えさせられました。

「十三番目の貼り紙」作者:消夢さん
罪なき子供たちを殺し、貶めた領主たちへの復讐のためPCは雇われたのだ!口数少ないPCが渋くてカッコいいです。ターゲットの行動を読み、裏をかく姿はまるで必殺仕事人。ただ、復讐しても子供たちは救われないので後味は悪めですね。領主の死に際は意外と満足そうだったし。でも、シリアスな展開に対してQ&Aテキストはクスリとわらえるんですけど!?そんなに火晶石を安く買えて嬉しかったのかあ。

「シュニエシュカ」作者:炉簿寺さん
子供なのかと思っていたら、予想外のかわいこちゃんでした。姿は見せないけど私には見える!つぶらな瞳が!PCが武骨な戦士だったので、毎回挨拶してたんだ~と微笑ましい気持ちになったり。これからは親父さんたちと一緒に帰りを待つのかな?

「遅く起きた日の話」作者:カミヤキサラさん
寝坊して仲間に置いて行かれた冒険者が、迷子の女の子と親を探して歩き回る男性一人用読み物シナ。迷子なのに大道芸とかに夢中になっちゃうマイペースな女の子と、お兄ちゃんと呼ばれてほんのり嬉しい冒険者が微笑ましいです。なんでもない日常風景なのに、ニヤニヤしてしまいました。選んだのが武骨な戦士だったので、はたからだと誘拐犯に見えるのではと心配になったり(笑)あと鋭い大道芸人さん優秀!

「誰ガ為ノ背」作者:まがみさん
マルチエンドの二人用シティアドベンチャー。自分を犠牲にしてでも守ろうとするPCにメイン宿のヒーラー、そのPCを守りたいPCは武骨戦士を選択。二人の関係なんて考えてなかったけど、このシナリオでなんだか強い絆で結ばれた相棒みたいで意外としっくりきました。相棒と同じく自己犠牲精神で突っ走ってしまうNPCに、頼むから…とこぼしてしまうところがいい。フラミンゴ呼ばれてる自称鴉の悪魔さんもいい味出してました。

「白雪に思いて」作者:烏間鈴女さん
何か抱えているPCとその人に憧れているPCの二人用読み物。「踏み荒らされても、新しい雪がそれを覆い隠してしまう、人はみんな白い雪しか知らない」というようなことをのたまうナーバスなPCに、輪廻転生(PC作り直し)の記憶が多少残ってる設定のヒーラーを採用。そんな酷いことはしてないはずだけど、隠し事はしてるから後ろめたく思ってそう。それを何となくでも察してくれる仲間がいることで救われてるんだろうなぁと思ったりしました。

「天会時」作者:烏間鈴女さん
義理の親子はいないけど孤児を連れ込んだPCならいるから、と思って突入したけど名前呼びがないのか~。お嬢にママはないよなと思うものの、クライス君もたまにはこんな風に甘えたりするのかな?ひねくれ者の有無で反応が変わったりしたら面白そう。しかし、吸血鬼なのに太陽観察とは…。色々な意味で人選を間違えた(汗)

「らしくない話」作者:ぽてとさん
悪夢を見たPCと相棒の二人用読み物。ジャック君とお嬢で突入したら、割としっくりきました。いつもは明るいPCが不安になるほどの悪夢が、自分のことではなく相棒のことというのがいい。ジャック君の場合、お嬢様を残して自分から…なんてありえないし。教会の吸血鬼がサマになってました。

「机上の冒険(2~3)」作者:塩砂糖さん
二人用100kbシナ。突然、空想の冒険に引き込む空想家なPCと、それに付き合ってあげる優しいPCが、まるでゲームのように空想の冒険を始めるお話。ランダム選択に任せたら、クライスと彼を拾ったお嬢が選ばれました。冒険者の先輩としてイメージトレーニングしてる感じもありつつ、弟分で遊んでいる雰囲気もありつつ(笑)律儀に付き合ってあげるクライスも、いちおうお嬢に懐いてるようで嬉しいです。「お、鑑定。冒険者の鑑!」と喜ぶお嬢は、さながらお姉さんでした。

2018/09/19

カードワースシナリオ「キノコ妹との冒険」感想


推奨レベル:4~6
作者:nobodyhome/sister.comさん

山中で頭にキノコが生えた少女に「お兄ちゃん」と呼ばれたPCが、キノコ化の原因を探すお話。
絵本のような語りと、頭にキノコが生えた妹(仮)という組み合わせが妙に合っていて、へんてこりんな冒険を楽しめました。

にしても、PCがやたらとキノコに詳しい。冒険で食べ物に困ったことがあったのかな?
キノコの毒だけじゃなくて詐欺についても注意するところが優しいです(笑)

キノコのせいで色々おかしくなっていたので、それがなくなって一気に雰囲気が変わるのも印象的でした。
…お土産の毒キノコ、どうしよう?

2018/09/16

カードワースシナリオ「20周年を祝う洞窟」感想


推奨レベル:1~3
作者:神覇万象/Shinha-Bさん

これは楽しい。
『祝いたい気持ちは同じだが、うるさ過ぎるから注意しに乗り込むぜ!』なゴブ洞改変シナ。
洞窟の中がにぎやかで、つい全部調べたくなります。こんな明るいゴブ洞なら何度でも来たいですね。

ゴブリンたちがみんなB系?で、ゴキゲンにあんなものまでぶっ放してきます。
…マジで騒音で苦情が来たんだなぁという感じ(苦笑)

使いたくなるお土産をいっぱいもらえました!フッフゥ!

2018/09/13

カードワース「Left ~忘れたくない思い、大切にしたい心~」感想


作者:Slviaさん

いい仕事を終えて1日休みになった子供PCが、妖精のレッセルと出会い素敵な時間を過ごす読み物シナ。

これは可愛いですね~。恥ずかしがり屋な妖精にトランペットを教えてもらったり、一緒に空を飛んだり。
レッセルは中性的な雰囲気なので、子供PCの性別に関係なく初々しい雰囲気が楽しめます。

大きな出来事があるわけじゃないんだけど、本人たちの心に残る出来事というのが良かったです。
「一流の冒険者になる!」というシルファの言葉に、なんだか親目線で嬉しくなってしまいました。

さりげなく手に入っているスキル&アイテムが嬉しい。
でも、シルファよりクライスの方が適正高かった…(汗)

2018/09/10

カードワースシナリオ「人生という名の冒険」感想


作者:テイルさん

これは…泣きそうになってしまいました。
うっかり主人公に吸血鬼を選んでしまって「吸血鬼が老いるほど時間が経ってるのに親父さん何者…!?」とか思ってたんですが、ゴブリンの洞窟に着いてからはもう…(涙)

懐かしき洞窟でかの出来事を振り返るように、かつての仲間が1人現れては昔と変わらない様子で話しかけてくれるんですよね。
いつの間にかPC自身もあの頃に戻って、冒険の楽しさや仲間がいる喜びを実感する姿にウルウル…。

派手な演出とかはないんですが、細やかな機微が感じられてスッとこの不思議な空間に引き込まれました。
ゴブ洞にこんなに心動かされるとは思ってもみなかったです。
これからは一つひとつの冒険を大事にしていきたいです!

2018/09/07

カードワースまとめ感想(2018/09/07)

「月がきれいなので」作者:羽宵さん
善人非推奨の短編読み物。おっそろしい数のクーポンに対応してるので、外見クーポンや心の闇クーポン、関係性クーポンなどをつけてるPCで入ると感動するんじゃないだろうか。うちはあんまりつけてないけど主従と片想いに対応してて嬉しかったです。「心配してくれたのか」→「言ってみただけ」には笑った。人間観察が得意なNPCによる特徴当てまSHOWにはうすら寒くなりますね。的確過ぎて高レベル冒険者でもドン引きだと思う(笑)

「薬草摘みのお手伝い(3~6)」作者:Fulbrightさん
調合の勉強のために薬草摘みをする少女を護衛するお話。「タダで依頼を受けやがって!」と怒られるのが新鮮。まあ、駆け出しにとっては貴重な収入源だからね。とは言え「そいつが1人で森に行って死ねば、護衛の必要性が…」のセリフは、よそに伝わったら冒険者生命断たれる可能性が…。口は禍の元ですぞ。あと、さりげなく吸血鬼に対応していた。一言、というか様子を描写されるだけだけど。

「思いすがるものども」作者:Fulbrightさん
退治してもすぐゴブリンに棲みつかれたという洞窟を、破壊がてら研究者と原因解明に行くお話。冒険者が描いたという地図が手描き感あふれていて、どこぞのPTのマスコットが描いたのかなぁと想像してみたり。研究のこととなるとワクワクしてしまう研究者NPCのキャラが、暗い洞窟を明るくしてます。いつもよりゴブリンが何を考えてどんな生活を送っているのか考えることができました。あとPCの精神力を使い切るイベントアイテムがいいですね。戦闘や探索で困らない人を選ぶのに頭を使ったり、せっかく精神力を使い果たしたのに能力判定で失敗したり!最後は爆破して洞窟を封鎖。やっぱり元を断つのが一番でしょ。

「年始めの一日」作者:itiさん
年始めの冒険者たちの様子を描いてるんだけど、ほぼ通常通り(笑)主従クーポンに対応してないのにお嬢とジャック君が一緒に行動してたのがさすが。注文を間違えない親父さんもさすがです。

「音の鳴らないオルゴール(4~6)」作者:bomuさん
ちょっとお下品な冒険者の歌をみんなで歌ったりしつつ、お嬢様を護衛するお話。水責めの罠などもあって盗賊が大活躍します。NPCの盗賊トリオがいい感じでした。ここぞという時に男気を見せてくれます。ノリノリの「お仕置きたーいむ」には何が行われていたのやら。クライス君がすっかり裏の世界のひとになってしまった…。

「25に裂かれたカッサンドラー」作者:hiyokoyaさん
ちょ…親父さん、どうしちゃったの!?(笑)殺して言うから、遠慮なく殺っちゃうよ。そして、娘さんも容赦ない!美味しくいただいたのかよっ!

「SHARK 噛み千切れ・蒼海(1~6)」作者:生野菜サラダさん
対象消去ありのサメバトル。対象消去ってがぶりと丸のみされたということだよね?サメ映画ならワンチャンあるけど、冒険者は無理かぁ。チェーンソーは持ってるんだが。サメの絵が可愛くて、なんとなく爽やかな気持ちになれました。夏はやっぱり海で仕事したいよね。

「京言葉の洞窟(1~3)」作者:フユキさん
みんな京言葉で話すゴブ洞改変。ただそれだけなのに、いつもと違う話し方をしてるPCたちを見てるだけで楽しいという。「知らんけど」連発に笑った。

「犬と猿と雉がなんか騒いでるだけ」作者:生野菜サラダさん
ジュジュちゃんとレスくんで突入。うむ、この低レベルな口喧嘩がいいね!そして敵が現れれば息ピッタリなところも好きです。犬猿の仲の時は、いつもは丁寧口調なPCが乱暴な口調になるの好き…。

「無敵ゴーストを倒せ!」作者:teneさん
20コンテンツ戦闘シナ。暴露、盗賊の手、盗むなどのKCに対応していて瑠璃色のツバメが役に立ちました。犠牲者たちを救い出し、無敵ゴーストだけを撃破!サクッと遊べます。

2018/09/04

カードワースシナリオ「盲目の道筋」感想


推奨レベル:1~2
作者:takazoさん

簡単なゴブリン退治と思いきや…な低レベル向けハラハラシナリオ。
これはいいですね~、緊張感漂ってきました。みんな瀕死状態になってしまった時の絶望感ときたら!

火の玉はさすがに閉鎖空間では避けられない気が…と思ったけど、ギリギリのところで「助かったぁ」とホッとしたところにまた…。
見事に作者さんの思うつぼで、ジェットコースターのように上がったり下がったり振り回されてしまいました。

探索もいつもより必死になってしまったし、暗がりでゆっくりと近付いてくる相手の不気味さ。最後までハラハラドキドキです。
最後の敵は倒すこともできるらしく、二度ほどやり直して勝利。
暴露と行動力バフと抵抗力デバフでサクッと。ちゃんと低レベルでも勝てるように設定されてるのがニクイです。

なにも終わらないまま終わるところなど、賢者の選択を思い出しました。

2018/09/01

カードワースシナリオ「春眠暁春うらら」感想


推奨:3~10
作者:ノソラさん

お花見の話であんな陰謀と戦うことになるとは!
予想外の展開が楽しかったです。もふもふ~。

お花見のため「場所取り」と「ご馳走」、そして「出し物」のチームに分かれて準備をするんですが、
それぞれのチームごとに描写されるのでPCたちの個性が引き立ちますね。
関係性クーポンや職業なんかにも色々対応していて、PTごとに違う展開が待っているのもニクイ!

お嬢に踊り子クーポンつけてることをすっかり忘れてました。よく考えると冒険者って一発芸に困らないかも。
一緒に出し物の準備をしていたジャック君が「僕もこれを機に踊りの練習を…」と言い出して、真面目に練習する様子を想像してみたり(笑)

あとご馳走を作るために買い出しに行った片思い片思われの二人もよかった!
一喜一憂してる片思いが可愛い…。こういうの好き…。

おみやげも色々あって何回も遊べる作品ですね。