2022/01/28

CWまとめ感想(2022/01/28)

過去記事の一括素材DLのリンクを新しいものに修正しました。

「伝説のスパイス(3~4)」作者:Mo3さん
伝説のスパイスを探しに行く中編シナ。巨大ペリカンに乗って移動するのが面白いですね。ペリポートって言うのか。密林で探索してスパイスを探すのかと思いきや、異国のトラブルに巻き込まれて冒険者だなぁと思いました。王子様が良い人で助けたくなるよね。謎解きや白い猿?との遭遇、王座を狙うオッサンとの戦いなど色々あって大冒険できました。

「騎士団が優秀なゴブリンの洞窟(1~3)」作者:(・∀・∀・)さん
2016年100kb祭り提出作品。タイトルの通りのゴブ洞改変短編シナです。まあそうなるよね(笑)5~6人派遣するだけなら身軽に動けるだろうし新人の訓練にも丁度良くて、少なくとも低レベル帯の討伐依頼はなくなるだろうな。

「20人分の肉(3)」作者:vip産
20コンテンツ戦闘シナ。打ち上げのために用意した肉(仮)に飲み込まれた親父さんを助けるため、消化される前に肉を倒します。どうしてあれを食用肉だと思ったんだ(笑)

「浄水場の亡霊(4~6)」作者:かわにしさん
マルチエンドの中編シナ。浄水場に出るウィスプ退治をしてほしいという依頼で、亡者退散さえあれば簡単だし報酬も多めでラッキーと浄水場へ向かいます。やたらと裕福な街で怪しげな匂いがぷんぷんしましたが、とりあえず普通に依頼をこなしたところクリア称号なし…。最後のウィスプ戦の直前のセーブに戻って別ルートを探してみたら、結構ブラックな真相が。警備の目を引き付けるために浄水場の作業員を殺す必要はあったのか?実はあいつは悪い死霊術師で味方する振りをして…?などと脳内補完しつつ村人たちに協力しました(もちろん冒険者たちが意識不明にした死霊術師以外の人間は気絶させただけですとも)。でも、どの道あんなものを大量に作って売りさばいていたら、そのうちマフィアとかに目を付けられて街ごと乗っ取られてた気もするので、今のうちに手を引けてよかったと思います。

「ミスティック・ミステリィ(5~8)」作者:雲名遊歩さん
3人以上用マルチエンドの長編シナ。失くした御守りを探してきてほしいという依頼です。でも、無事依頼を終えて帰ろうとしたところで殺人事件が発生。ミステリィとタイトルにあったけど、まさか殺人事件が起こるとは…。森での探索や依頼人宅での様子はコミカルで寄り道しまくり(妖精のためにコスモスを探したり、鶏と戦って卵で料理を作りまくったり)だったので、ここまで深刻な展開になるとは思ってませんでした。しかも宗教がらみですよ。信心深い?人たちの豹変に嫌な気分になるも、トゥルーエンドで一気に覆されました。友情っていいよね!

「熊と蜂蜜(2~4)」作者:あめいぬさん
_1/2クーポンに対応してる短編探索シナ。貴重な蜂蜜を入手してほしいという依頼です。産地に行くと狂暴な熊が暴れていて在庫がなく、自分たちで採りに行くことに。森では熊の気配を探りながら蜂が飛んでいく方へ向かって巣を探します。なかなかスリルがありました。倒す自信はあったけど、途中で船頭さんの笛の音が途絶え…。あと蜂は人間が進めないような場所もまっすぐ飛んでいくので、マップの広さの割に探索してる感があります。換金用の蜂蜜ゲット!

「少年(2~5)」作者:アマツヒコさん
短編読み物シナ。ゴブリン退治を終え、村へ報告しに森を歩いていたら少年と出会い…というお話です。綺麗な起承転結でした。NPCや冒険者の機微を丁寧に描いていて感情移入しやすかったです。少年を気に掛ける村長さんが良い人だよね(ホロリ)でも村に置いておいたら狙われる可能性があるので少年は連れていくことにしました。村長さんの優しさに少年が素直な気持ちを伝えるくだりも良かった。

「白弓の射手(3〜5)」作者:Pabitさん
中編シナ。凶悪な魔術師に狙われている魔道具を安全に確保して欲しいという依頼です。面白かったですね〜。悪い魔術師の立ち位置は割とよくあるけど、最初からわかってるのは珍しい気がします。悪役として優秀だなぁと若干応援気味でみてました(笑)田舎の村なので閉鎖的だし偏見に満ちていたりするけど、そこまでギスギスしてないところも良かったです。女性でありながら白弓の射手という称号を得たリノウちゃんを支える人の存在とか。そして終盤の展開には驚かされましたね。めっちゃ優秀だと思ってたら、ああいう行動に出るとは。テンポよく進んでいって気持ちよかったです。リノウちゃんお迎えしたぞー!

「小屋のある風景(7~10)」作者:柳さん
中編~長編の探索シナ。PCの一人がいつも見る夢の中で、不気味な場所を探索したり、賞金首を倒したりします。シナリオ内のスキルやアイテムを駆使すると、新しい場所に行けるようになったり何か手に入ったり、賞金首が現れたり。ヒントもあるし、”魔法を解除”以外の必要なKCはシナリオ内で手に入るので色々やってればいつか見つかる感じですね。作者さんの手書きイラストの数々が夢の不気味さや不条理さを際立たせてました。色々手に入ったし先が予測できなくて楽しかったです。

「幽霊退治をしよう!(2~3)」作者:Eclipseさん
子供PC一人と子供以外のPC一人以上を含むPT専用短編探索シナ。子供PCがお遣い帰りに少女と出会い、強引に幽霊屋敷探検に付き合わされます。10年以上空き家のはずなのに人が使った形跡があったりと怪しさ満載です。案の定、謎の男と出くわし捕まってしまい…。子供二人の肝試しみたいな探索が可愛らしくて良かったです。幽霊らしきものと戦ったり、血痕や魔術書など何か重大な秘密が隠されていそうな雰囲気があり、探索しがいがありました。

2022/01/23

CWまとめ感想(2022/01/23)

「ハンターライフ」作者:わんぱく兎さん
狩りと物々交換などができるミニゲームシナ。物々交換でハンターランクを上げたり、素材採取で弓を強化したり、先輩狩人に指導してもらって技術を高めたり、やり始めると止まらなくなりますね。ランクや弓の強化は無限にやりたいのに、意外と早くMAXになってしまって残念。骨が拾える洞窟がいくらやっても見つけられなかったんだけど、何か条件があるんだろか?でも狩りも採取も楽しいし金策にはもってこいです。教えてもらえるスキル3つが何気に使い勝手良くてお気に入り。弓は魔法生物に強い古代の弓にしてみました。

「野菜の洞窟(1~10)」作者:IX(ナイン)さん
会話多めの3人以上向け短編ゴブ洞改変シナ。大量の野菜が盗まれたのでいつもの洞窟に行って何とかしてくれという依頼です。ゴブ洞改変シナを複数やってるPTだとしっくりくると思います。またあの洞窟か…と思うのは当然なんだけど、依頼書からも「どうせいつものやつでしょ」という投げやり感が伝わってきて笑いました。そして、洞窟では不条理に対して冒険者が細かく反応を示してくれます。最近はゴブ洞の異常に慣れていたけど、初心に返って一つ一つ疑問を持つことって大事だよね!たくさんの野菜を収穫し、デザートまでゲットして帰還しました。親父さん(または料理ができるPC)の手料理が美味しそうです。よさげなスキルげっと。

「ゴブリン?の山(2~3)」作者:ヘリウム4/水素(仮名)さん
コミカルなマルチエンドの短編シナ。安い依頼を失敗したところに割のいいゴブリン退治の依頼が舞い込みます。テンポよく進む短編で何気に情報量が多いです。ゴブリン退治だけでなく、他の事件も絡んでくるのが面白い。あと「教会の妖姫」のクロスオーバーがあります。あれが出回ったら逃亡中の彼らがどうなることか(汗)そして探索部分も相手が相手なので緊張感ありました。状況からすれば完全に無謀な冒険者だもんなぁ。作り込んであるようだし他のルートもいつかやってみたいです。

「煌めきのゴブ洞(1~3)」作者:さくかさん
悪役クーポンにも対応している短編ゴブ洞改変シナ。ゴブリンに奪われた大切な指輪を取り戻してほしいという依頼なんだけど、ちょうど光物が好きなゴブリンが強奪を繰り返していると噂になっていて洞窟にはお宝が…とウキウキしながら討伐に行きます。想像以上に煌めいてましたね~。洞窟内部に宝石なんかを飾っていたんでしょうか。まるで星空のような洞窟内に心躍りました。討伐のために来たのか金目の物を集めに来たのか…(笑)ラスボス戦もなかなか壮観でしたね。お土産いっぱいで満足なので、依頼人には感謝の気持ちを込めつつ指輪を返しました。

「盗賊の洞窟(1~3)」作者:紅月せなさん
妖魔バリアント向け短編ゴブ洞改変シナ。洞窟に盗賊が棲みついたので討伐に向かいます。ゴブリンが棲みつけば人間が討伐し、空いた洞窟に盗賊が棲みつけば妖魔が討伐し…。どこの世界でも洞窟にはよそ者やら不穏分子やらが棲みついて大変ですね。しかし、どうして宝箱に再生付帯が…。再生ってこんなに強力だっけ?

「大時計(1~3)」作者:焼きフォウ描いた人さん
ゴブ洞改変短編シナ。町が同じ一日を繰り返しているので、原因と思われる時計台を調査してほしいという依頼です。時計屋である依頼人が時計台を調べられなかった理由が、タイムループらしい理由で好きです。町の異変の原因や、ずっと正確な時を刻む時計台の仕組みにはなるほどと思いました。ラストは依頼人の喜ぶ姿が目に浮かびますね~。ちゃっかり持ち帰った換金アイテム「魔法珠の破片」げっと。

「優位なもの(1~2)」作者:22エンケーさん
マルチエンドの中編探索討伐。村人が立て続けに行方不明になっているので原因究明と脅威があった場合それの排除をしてほしいという依頼です。探索エリアはほどほどに広いですが、基本的には探索ポイントを指定して案内人に案内してもらった場所を調査するので迷うことはありません。重要なのは情報収集と念入りな調査。場所によっては換金用アイテムも拾えるので何度も調査した方がいいかも。そして見つけた脅威に対しては罠を仕掛けられます。たくさん仕掛けると罠が次々と発動して爽快です。想定外のことが起こるのも冒険らしくてよかった。思いつく限りの罠を仕掛けたところ余裕で格上の相手を倒せました。ハッピーエンドとはいかなかったけどやり応えある作品で楽しめました。

「悪鬼族のねぐら(3)」作者:怪獣クドラさん
妖魔バリアント専用3人以上向け短編ゴブ洞改変シナ。腰を痛めたゴブシャーの代わりに人間の村から食料を強奪し、洞窟で一息ついていたところに冒険者たちが現れ…というお話です。腰を痛めたゴッシャーお爺ちゃんが好きですね~。仕事相手として信頼できるし、ラストはただの優しいお爺ちゃんという感じで微笑ましかったです。あと居眠り役が負けても続くタイプで助かりました。戦士系なのにさっくりやられるとは思わなくて焦った。lv2で結構緊迫したバトルになって楽しかったです。

「緑の鬼の洞窟(2~3)」作者:怪獣クドラさん
探偵バリアント用ゴブ洞改変シナ。研究所から逃げ出した実験動物を処分してほしいという依頼です。鑑定を使える機会が本家より増えていて盗賊が活躍しました。イベントも少し増えているし、最後はちゃんと探偵バリアントらしい展開もあって楽しい。商品券げっと!

「蟻の巣窟(1~3)」作者:盆栽の人さん
ゴブリンの洞窟ライクな短編討伐シナ。妖魔バリアントかそうでないかでストーリーが変わります。冒険者たちで突入したところ蟻の触覚と卵の採取依頼に。当然、蟻たちは卵を守るため襲い掛かってくるので戦闘もあります。20ずつ以上集めてきたら追加報酬をもらえるから頑張って探したけど、18ずつしか見つけられなかった…(敗北感)。

2022/01/18

CWまとめ感想(2022/01/18)

「盗賊退治(1〜10)」作者:KBTさん
盗賊団を罠にかけまくるトラップシナ。町にあるものを探しつつ、それを組み合わせて加工してもらい、様々な罠を町中と周辺の森に仕掛けまくります。罠設置や移動・調査などで時間経過し、決まった時間にNPCのところへ行ってアイテムをもらったりしなければいけないので時間配分が難しかったです。最初はどこで何が手に入るかわからないし、どこで何を作ってもらえるかわからないので難しいかも。でも、わかってくると面白い。より強力な罠を作って、効果的な場所に設置していくと本番で面白いほど盗賊団が餌食になっていくんですよね。盗賊団も人間なので可哀想になるレベルではあるんだけど、やっぱり設置した罠がクリーンヒットするとテンション上がりました。クリア後は何人盗賊を倒せるかトライアルモードが遊べます。景品もあるのか(笑)

「男爵の密かな楽しみ(4~6)」作者:Wizさん
二人以上用高難易度の中編探索シナ。ネズミ退治のため男爵の屋敷を訪れるが、それは罠で…というお話です。残念なことに古いサブPCがお亡くなりになり、感想メモをサルベージし忘れたようで…。お手製マップを見る限り、ものすごい数の罠とワープやリドルもあった模様。やり応えあって楽しんだ記憶はあるんだけど、記憶力が残念すぎて細かい感想が思い出せない。いつか再プレイしたいです。

「ダルタニアンの探求(8~10)」作者:SARUOさん
長編読み物戦闘シナ。男として育てられた領主の娘ダルタニアンが、修行の旅に出るのでサポートしてほしいという依頼です。猪突猛進な彼女が危険に突っ込んでいかないよう、さりげなく軌道修正していくほのぼのシナと見せかけて、結構な鬱展開に突入していきます。それもそのはず、例の組織が裏で暗躍してたんですね。他作品ではすでに何かやらかした後の討伐依頼が多い気がするので、こうやって現在進行形で忍び寄ってきて犠牲者が増えていくのは珍しいかもしれない。しかも家族愛や強い信頼関係を目の前で見ていたから、それが失われていくのがしんどい…。でも戦闘がどんどん厳しくなっていくので、ショックを受けている場合じゃないんですよね、PL的にも。負けてもちょっと前からやり直せたり離脱できるタイプでよかった。あと、単調にならないよう判定がちょくちょく入るんだけど、判定の結果をある程度調整できるトリガーカードを使ったシステムも面白かったです。自分で選んで行動してる感があっていい。密書を盗み見てとんでもないことになっても、自分で選んだことだから納得感ある。クリア後のオマケも面白かったです。

「雑貨屋の苦悩」作者:SARUOさん
リューン純正アイテム倉庫&自動販売雑貨屋シナ。潰れかけていた雑貨屋を店主ごと購入します。具体的に何ができるかというと、リューン純正アイテムを預けておく(仕入れることも可能)と、次来た時(時間経過コマンドもある)にランダムで客に売りさばいてくれる。試しに100個仕入れて0になるまで時間経過させたら、たぶん1万spくらい稼げました。アイテムが余ってるなら宿で売り払うよりもお得です。ちゃんと従業員の分の給料払ってるのかな(汗)

「ネゴシエーター!(6〜10)」作者:F太さん
誘拐された娘さんを取り戻す短編シナ。娘さんの命がかかっているということで、違法なことも気付かれないようやってのけます。終わりよければすべてよし!交渉での能力判定はスリルありましたね。失敗したら娘さんがどうなってしまうのか…。吟遊詩人が活躍する場面もあるということだったけど、戦闘以外で使うタイミングがあったのだろうか?助け出した娘さんが意外と平気そうだったのに驚きました。さすが冒険者の宿の娘さんは肝が据わってる!

「護衛兼見届け人求む/我は何でもお見通し」作者:とみさん
若者男性一人用短編読み物(軽い戦闘あり)シナ。怪我をした父親の代わりに配達の仕事をするので同行してほしいという依頼です。依頼人のレミナちゃんと街道を歩いていたところ、具合の悪そうなお婆さんを助けることに…。そのお礼の言葉が実はちょっとしたまじないで、PCに特殊な能力が備わってしまうんですね。それに気付くきっかけの出来事には、つい笑ってしまいました。だから男性専用だったのか!うろたえるPCと、その様子を訝しげにしている少女が面白い。この能力によって事件にも巻き込まれるんだけど、途中の真っ暗な遺跡の心細さも良かったし、レミナの危機を上手く切り抜ける展開もスリリングでした。最後の小悪魔なレミナが可愛いなぁ。

「大脱走(3~5)」作者:小柴さん
一人用中編脱出シナ。老人を助けたお礼にリゾート地への船の往復券をもらうが、船で一眠りして目覚めると様子がおかしくて…というお話です。薄暗い船内の探索は雰囲気ありました。移動できる範囲はそれほど広くないけど、かつて船で起こった悲劇の記録や幽霊との遭遇、脱出の仕掛けなど探索し甲斐があります。解読が結構活躍して嬉しい。魔力感知はカードに設定されてるので、対象を選べるタイプを持ってくるべし。後半は意外な展開だったし、登場するNPCたちがみんな魅力的でよかったです(フレディにペンギンたち…涙)。幽霊船シナとクロスオーバーがあるみたいなので、事前にリードミーをチェック!

「酒蔵の妖魔退治(2~4)」作者:サトウチさん
短編ゴブ洞改変シナ。酒蔵として使っていた洞窟をゴブリンに占拠されたので、討伐&逃げ遅れた兄を保護してほしいという依頼です。酒蔵ということで見張りのゴブリンまで酔っぱらってます。千鳥足な妖魔の影が可愛い。そして、洞窟にはキノコがたくさん。NPCの画像のチョイスといい、ブラザーズ繋がりですね!依頼を引き受けた時は、逃げ遅れた兄の死も覚悟してるという悲壮感さえあったのに、妖魔たちも酒豪PCも気楽なものでした。結局あの踊りは何だったんだ(笑)お土産もいっぱいで楽しいシナリオでした。

「嘘つきロッコ(1~3)」作者:Masyuさん
マルチエンドの短編討伐シナ。簡単な護衛の仕事で訪れた村で、嘘つきな羊飼いの少年がゴブリンを見たと騒いでおり…というお話。村人は全く信じていないうえに、話を聞きに行ったら謝礼目的でゴブリン退治をしたいのかと冷たい目で見られてしまいます。それでも一応確認はさせてくれるからいいけどね。たとえ駆け出しでも足跡くらいは見分けられるのですよ。でも油断してると痛い目を見るかも。スキル多めのPTだったので戦闘もそれほど苦戦しませんでした。無邪気に喜ぶロッコ君が可愛かったです。村の英雄になってレベルアップ!換金用羊毛げっと。

「ゴブリンの洞窟で潜入(1~3)」作者:plokmさん
PC一人に設定がつくゴブ洞改変。主人公は「移動基地 ミグラトリー」の関係者で、任務のために冒険者パーティにもぐりこんだという設定がつきます。作ったばかりのPTで来たので、とくに背景を考えてなかった頭脳派PCを主役にしてみました。上司に対してめんどくさそうにしてるのが思いのほか似合ってたし、やり取りが面白かったです。一気にキャラが立ったなぁ。潜入は滞りなく完了し、初めてのゴブリン退治も無事終了。親父さんはどこまで知ってるんだろう…?

2022/01/13

CWまとめ感想(2022/01/13)

「樹精の森(3~4)」作者:平江 明さん
下ネタだらけのコミカルな中編シナ。ドライアード女王の魅了の力が暴走して妖魔が集まっているので、力を静める儀式を行う10日間の間、森を守りつつ霊木を育ててほしいという依頼です。毎日2回行動でき”霊木の世話、罠の設置、休憩、森の奥へ行く”から2つ選んだ後、妖魔の襲撃で一日が終わります。霊木の世話をしたPCは精神力枯渇状態になるので休憩しないと戦闘で戦力を失い、罠を設置すると襲撃を阻止できるかもしれないが空振りもあるので悩みどころ。でも難易度はそれほど高くないし、NPCの下ネタが元気一杯で気軽に遊べる感じです。能力判定も少しあるので行動力バフを持っていくといいかも。

「傍迷惑な晩餐会(3〜4)」作者:小柴さん
ハロウィン短編シナ。死者の門の存在を確認するため訪れた山奥で、奇妙なレストランを見つけ…というお話です。テキストにオマージュ作品の雰囲気がよく出ていて、ハロウィン要素も見事溶けこんでました。人外がいる変なレストランもハロウィンなら違和感ないですもんね。戦闘は結構厳しくて危うくステーキになるところでしたが、いい土産話ができたという感じです。冒険者ならこういう面白い話を1つ2つは持ってないと!

「巨人の迷宮(6~8)」作者:テイルさん
長編巨大3Dダンジョン探索シナ。時を経て巨人の封印が解けそうになっているので、迷宮の守護者たちを倒して最奥に行って補修してほしいという依頼です。これはマッピングを至上の喜びとする人向けですかね…。とにかく広いので完成した時の満足度はたしかに高いですが、KCに一切対応してなく盗賊は不要、冒険者は滅多にしゃべらない、対象レベルならほぼ逃亡できるランダムエンカウントがある、手記や何者かの痕跡など出てこない(宝箱はいっぱいあるけどスキルか一般的な消費アイテム)、何もない行き止まり・袋小路が50以上ある、という感じで本当にマッピング自体を楽しめる人向けとなってます。いちおう一方通行やダークゾーンのギミックもあるけど。途中でミスしたら修正部分を探すのがかなり難しいので、3Dダンジョンのマッピングにある程度慣れてから挑戦した方がいいかもしれません。にしてもラストのオチはまあいいとして、報酬の件は信用に関わるのでは…。持ち帰った情報は聖北教会的にも有用だろうに(もう賢者の塔とかに遺跡の管理を丸投げできるでしょ)。

「メイドですからっ(5~6)」作者:平江 明さん
女性を含むPT向け短編読み物シナ。とあるお屋敷でメイドの臨時雇いとして女性PC一人が数日間働きます。主に食事の支度と掃除を行うんだけど、調理しながら埃を落としたりしてたら汚いのでは…(汗)順番を一度も間違えなければメイド長に褒めてもらえます。その間仲間たちはお客様として滞在していて、一人あくせく働くメイドPCが不憫…。サクッと遊べてNPCや仲間との会話も楽しめる作品でした。

「何故、剣を執った(1~3)」作者:牙険リ女子さん
駆け出し向け冒険探索短編シナ。ケルベロス討伐の依頼を受けようか迷っていたら、少女が犬を探してほしいという依頼を持ってきて…というお話。先輩冒険者が付いてきて色々教えてくれるので、カードワース初心者も安心です。魔道具に吸い込まれた犬を助けるため、妖魔が徘徊しているかもしれないそこへ潜ります。仕掛けや謎を解いて奥に行くとそこにいたのは…。驚きはなかったものの、知らなかった習性と意外な性格が楽しめました。冒険らしい冒険をして少女の笑顔を守るという、子供が憧れるような冒険者になれます。

「うたのはの彼方(7~8)」作者:98さん
6人専用中編探索シナ。旅の途中少女を護衛する騎士と出会い、消えた少女を探すため魔女の塔へ向かいます。時間制限がない「雨宿りの夜」タイプの探索で、仕掛けや謎解きが色々あって見つけたアイテムや情報を駆使して攻略していくのが楽しかったです。お人好しが主人公(戦士系推奨)ということでガラテアくんを主役に。彼の境遇的に絶対放っておけないと思うから嵌り役でしたね~。で、ラスボス戦でふと気付いたんですが、そういえばアルバちゃん死霊術師だったー!思いっきり死霊術師をディスる役になってるし…。まあでも、彼女だったらきっとこの魔女に嫌悪感を抱くだろう。終盤はホロリとくるものがあり、森の名前の由来とかお祭りに残る巡礼地の名残など余韻の残る作品でした。

「精霊の森に棲む魔性(7~9)」作者:98さん
3人以上向け中編探索バトルシナ。突然現れた妖精に連れてこられ、妖精の森の住人を狂わせ暴れる魔神を倒してほしいと頼まれます。人間の事情なんてお構いなしな妖精と、そんな妖精に教育的指導を下す冒険者のノリが面白いです。その後に現れる貴族の坊ちゃんにも容赦ない(笑)探索は危険なものではなく、強敵を倒すのに役立つものがないか精霊の森を見て回るというもの。別にしなくてもいいけど、結構色々アイテムが手に入るので貰えるものは貰っておきましょう。卵を渡したらだしまき卵にしてくれるサラマンダーさんとか、宿に一体ほしいですね!観光気分で探索した後は、いざ魔神討伐に。狂わされた森の住人は可哀そうだけど、きっちり片を付けてきました。にしても、ガラハッドさんって「うたのはの彼方」の騎士さんの子孫なんだろうか?

「木の葉通りの醜聞(8~10)」作者:小柴さん
冒険者3人以上向け中編読み物シナ。木の葉通りで起こる連続怪死事件の解決と、ある人物から大事なものを取り戻してほしいという依頼です。冒険者が名探偵になれるシナリオですね。代表者にシャンテさんを選んだら格好良すぎて痺れました。とっさに絵描きの振りをして相手の懐に入ったり、遺体を検分して職業をズバリ言い当てたり、最後はチェロまで弾いてしまうという。どこの名探偵ですか!そして事件の真相は恐ろしくも哀しいもので、根底にあったのは純粋な憧れ…。夢潰えて大人しく引き下がる姿に少し同情してしまいました。魔女は安全地帯で高みの見物でもしてたんだろうか?それにしても娼館に情報収集しに行くPC、女性も選べたのね…。男装見たかった…!

「丘陵の廃館(1~3)」作者:ちきぱらさん
クリア後にミニゲームができる短編探索シナ。コボルトに捕まった犬たちを取り戻してほしいという依頼です。冒頭でツケを払うと、シナリオ中はずっとお大臣扱いしてくれます。180spぽっちでいいんですか(汗)探索の方は館がそれほど広くないものの、犬の方も逃げ回ったりしてるので簡単には保護できないのが結構斬新かもしれない。あと、厨房にいるハーフオークに集めた食材を持っていくと、料理の仕方を教えてくれて「料理人」の称号が貰えます。わんこ付帯げっと!

「ブルガンディア聖八騎士(9~10)」作者:98さん
短編戦闘シナ。ブルガンディアが滅亡するに至るまでの戦いを追体験できます。ここにもガラハッドさんが登場。由緒正しい家柄の騎士なんですねえ。八騎士の中で一番最後まで残る頑丈な騎士さんです。lv8パーティで全体回復アイテムを惜しみなく使って何とか勝てました。防御バフかけられるスキルを二枚も持っていったのに必要な時に引いてくれないんだよなぁ。魔剣げっと!

2022/01/08

CWまとめ感想(2022/01/08)

「美酒は魅惑の味わい(1~10)」作者:cielさん
マルチエンドの中~長編アニキシナ。これは濃いですね~(笑)依頼を受ける受けないの時点から冒険者が必死で、すでにアニキの洗礼を受けているPCの方がしっくりくると思います。意外とまともな依頼だったと安心させてひっくり返すところも完全に騙されましたわ。後半に行くにしたがって益々濃くなっていくアニキ濃度…。街の人たちも大分毒されてました。後半は訳あって街の男性たちの願いを叶えていくことになり、街のいたるところにイベントが隠されていて面白かったです。別に全員の願いを叶える必要はないのに片っ端から叶えていきました。何度か失敗しつつ、最後はトゥルーエンドで経験点2点ゲット!

「傾斜45度の戦い(2~4)」作者:きしりとおるさん
3人以上用中編探索シナ。妖魔に驚いて置いてきた荷馬車の元まで護衛してほしいという依頼です。すぐに終わる仕事かと思いきや、依頼人がおっちょこちょいな上に脇道がいっぱいあって1日潰すことに。斜め移動があるとマッピングできなくて方向音痴には厳しい…。雑魚戦も多いし。でも蜘蛛の洞窟は面白かったです。蔓を登って行って通り抜ける必要があり、途中に妨害してくる妖魔がいてあみだくじの要領で進んでいきます。呪縛解除が役立つ貴重なシナリオですね。思うような結果にならなくても、きちんとお礼を言える依頼人で気分よく終われました。

「グリフォンの谷(3〜4)」作者:紅月せなさん
マルチエンドの短編討伐シナ。これをこなせば新米卒業だと親父に言われ、張り切ってグリフォン討伐に向かいます。現れたグリフォンにどう対処するかで分岐するんだけど、巣まで追跡するルートを選んだら道中で色々拾えて楽しかったです。回避が高いグリフォンには魔法を駆使して何とか退治。報酬をたっぷりもらい、親父さんに暖かく迎えられて、また1つ成長したなぁと風呂に浸かる冒険者たちが微笑ましかったです。

「緑鱗の勇者(2〜4)」作者:紅月せなさん
マルチエンドの短編シナ。村の近くに住み着いたリザードマンを追い払ってほしいという依頼です。村長さんがいい人で、強い妖魔だと察して1300SPも報酬を用意してくれてるんですよね。しかも危険手当も考えてるとのこと。しっかり仕事をしなければという気持ちになります。森はシンプルな作りで、リザードマンの棲家にたどり着くと探索できなくなるのでぜんぶ終えてから進むと良いと思います(やり直した人)。やはりリザードマンは誇り高く穏やかな種族という印象があるので、話し合いで解決できるならそうしたいですよね。お土産ももらったし、見送りに来てくれるとか素敵すぎる!

「蝙蝠屋敷(2〜4)」作者:机庭球さん
2人以上用短編シナ。治安隊に名指しで蝙蝠退治を依頼されるが、案内人の様子がおかしく違和感も多々あり…というお話です。冒頭で何か悪いことをしている人たちが目撃者を始末しようとしている描写が入るので、PL的には見えている地雷を慎重に取り除く作業を楽しむ作品ですね。目に付くものを全部鑑定していけば、たぶん少しも遅れをとることなく華麗に解決できるんだと思います。ちょっとサボって微妙に格好つかなかった…。あまりスカッとする終わり方ではないものの、最後の親父さんとのやり取りにホッとできました。

「冬に咲く花(2~4)」作者:にわかブロンティストさん
聖北教徒を含む6人専用マルチエンドの中編シナ。雪の中迷うはずのない道を迷い、謎の少女に導かれたどり着いた教会でトラブルに巻き込まれます。メインは物語とリドルかな?リドルは難しくてさっぱりわからなかったけど、トライ&エラーを繰り返しつつ相談してるとほぼ答えを教えてくれる親切設計です。たまたまジーニャのいるPTで張り紙を選んだら、聖北教徒が主人公の作品でぴったりでした。「拾った十字架を売らないのか?」と仲間に言われ、ぶち切れるジーニャに笑った。展開は基本シリアスで、ラストは親子愛にホロリとしました。

「銀の鍵(3〜5)」作者:蒼馬さん
3人以上用短編探索シナ。訳ありな手紙配達の依頼を受け、どことも知れない場所へ向かいます。少し不思議な依頼でしたね。何となくこういうことなのかな?と思うものの、具体的にどういうことだったのかはよくわかりませんでした。探索パートも変わっていて、9マスのマップ(両端が繋がっている)にアイテムが落ちていたり、精霊がいたりするので、先に進むために情報を集めて試行錯誤するというもの。理屈はわからなくても”こうすればいい”というのは何となく判る不思議な感触。狐につままれたような気持ちになる作品でした。

「竜の洞窟(4~6)」作者:ヘリウム4さん
二人以上用マルチエンドの中編探索シナ。生贄救出とドラゴン討伐の依頼を受け、他の冒険者と協力することに。洞窟と言っても遺跡のようになっていて、手下が配置され罠や回転床まで設置されています。しかも、入口近くにいた生贄の女性はドラゴンに同情的で…。彼女の説得に成功すれば(何度も判定に成功する必要がある)、内部情報を把握できて不要な戦闘を回避できるのが嬉しい。警戒度を上げないように進めて行けば、イベント戦闘のみで攻略できるのも私好みでした。嫌な奴らは最後にぶちのめせるし、依頼人は理解ある人で報酬もばっちり!ラストは同行していたNPCをお迎えすることもできます。

「荒野の迷宮(4~5)」作者:蒼馬さん
お宝がわんさか眠るという迷宮に挑む、ウィザードリー風3Dダンジョンの中編探索シナ。とりあえず未プレイの方はダウンロードできるうちに攻略pdfをダウンロードしておきましょう。これがなかったらクリアに何時間かかったことやら…(汗)マップがかなり広いうえに、一方通行の隠し通路や罠の中に飛び込んでからじゃないと解除できない罠、手に入った鍵をどこで使えばいいのかヒントがないなど、かなり難易度高めです。一応地図を手に入れてからはオートマッピングしてくれるんだけども、開かない扉や要ギミック解除の罠の位置などは自分で把握しないといけません。何か手に入れたり仕掛けを動かしたら、一通り回って進めるようになってないか調べるという地道な探索です。ほぼ戦闘がないのと、困った時のためにお助けアイテム(全回復、鑑定解錠アイテムの配布)があるのが救い。詰まったらネタバレを見るというプレイ方法でもやり応え十分で大満足です。探索好きな人におすすめ。

「赤い花は三度咲く(5~7)」作者:ひなたさん
魔術師と戦士を含む6人PT専用中編探索シナ。魔術師をかばって戦士が腕に傷を負ったことで、口論の末に飛び出した魔術師が事件に巻き込まれます。仲良しな二人なら誰でも嵌るけど、恋愛関係の二人だとより嵌るかもしれないですね。いつか筋骨隆々な女戦士とか作って再プレイしよう…。後半は誘拐された魔術師の脱出パートと、助けに来た仲間たちの侵入パートが切り替わりながら進んでいきます。魔術師パートでは謎解きもあったんだけど、いまいち理解できないままなんとなく上手くいきました(汗)マップはかなりコンパクトなのでサクッと探索できます。追いつめられる魔術師PCと選択を迫られる戦士PC、そしてそんな冒険者たちを見て動くNPC…。胸糞ボスと対峙してからの展開が熱い!当然連れ込みました。あれだけの戦士の心意気を見せておいて、心を持たないだと!?何気に後日談があるので張り紙を再度選択しましょう。

2022/01/03

CWまとめ感想(2022/01/03)

「山間の村(4~7)」作者:机庭球さん
6人専用中編シナ。村で悪さをする新種のゴブリンを退治してほしいという依頼です。村に来るルートと時間帯はだいたいわかっているということで、罠をいくつか張って残りを叩くことに。村で集めた道具を組み合わせ、より効果的に罠を張るくだりが楽しかったです。でも、そこで気持ちよく終わる作品じゃあないんですよね。村人との会話で引っかかっていた点が、とんでもない事実に繋がっていきます。人によってはかなりの胸糞要素かもしれない…。私的には”あれら”からその残滓は少しも感じられなかったから別物として認識できたけど。ただ、黒幕が行き当たりばったりなところにはちょっとガックリきてしまいました。

「新月の塔(4~6)」作者:机庭球さん
6人専用長編探索シナ。罠にかかり捕らわれた仲間たちを取り戻すため、_1が魔術師のゲームに乗り塔を攻略していきます。1階ごとに一人救出して仲間が増えていくパターン。敵さんは少しでもゲームを盛り上げようと、救出するごとに少しずつ難易度を上げてきます。会ったばかりなのに難易度調整が上手いな!!しかも、塔に元々あったというギミックも活用してリドルやギミック戦闘で丁重なおもてなししてくれます。PCが酷い目に遭ってるのに、めちゃくちゃ楽しんでしまいました。魔術師さんはこの手の作品ではよくあるタイプの享楽的な人でしたが、最後の最後まで勝負を楽しんでた(ように見える)ところは嫌いじゃないかも。こんな人に目を付けられたら厄介だから、息子くんは”復讐なんて考えてないし父親なんて興味ない”という風に振舞ってたんだろうか?お迎えしたらまだ子供だったし、精神的DV被害者みたいなもんだもんなぁ。

「ペンとダイスと0のゴブ洞(1~3)」作者:野良鯖さん
まさかの0コンテンツゴブ洞改変。シナリオを開始すると1~79の番号が振られたカードと帰還のカードが並んでいて、01のカード解説からゲームブックの要領で攻略していきます。ダイスを振って○○以上の数値だったら成功、のようにやっていくのが新鮮で楽しかったです。いやホント発想が素晴らしい!

「バリアントの洞窟(1~3)」作者:盆栽の人さん
中世・妖魔・大江戸・現代・学園バリアントを選べるゴブ洞改変。済み印が付くので周回プレイは想定していないものの、すべて別のクリアクーポンが用意されているという豪華仕様でした。学園バリアントは見張りポジションが教師で、仲間に大人以上がいれば話して平和的に進めるのが嬉しい。中世I型では狂暴化した鶏たちを何とかします。原因がメルヘンっぽいし鶏さんが可愛い!大江戸バリアントでは駆け落ちを手助け。ゴブ洞形式をそこはかとなくなぞりつつ、ドラマがあって趣も違うのが面白い。現代バリアントではポルターガイストの証拠写真を撮ることに。敵の妖術師がこちらの動きを感知してくるのが一枚上手!妖魔バリアントでは幻の珍魚を料理するため、香草を探しに行きます。妖魔なのに料理を嗜む上にグルメリポートできるとは…。やるな!いやぁ、ホント豪華なゴブ洞改変でした。

「ダイナミックゴブ洞(1~3)」作者:にわかブロンティストさん
音楽と画像とテキストで壮大に演出されたゴブ洞改変。最初から村の被害などを描写していて悲壮感漂ってました。親父さんもいつもより被害状況を詳しく説明してくれるし、冒険者たちも熱血モードに。ボス戦前の会話もラスボス感アップしててノリノリで楽しかったです。

「黒い棺オルガ(6~8)」作者:SARUOさん
PC一人用短編戦闘シナ。魔都の半分を支配するサキュバスのオルガに敗れ、彼女の隙を伺いつつ大悪魔フレディ討伐をさせられます。毎回セーブポイントがあるし、1対1の戦いなのでサクッと遊べました。クリア後はオルガ視点の読み物(最後に戦闘あり)があって、何故彼女が今更フレディを討つことにしたのかの理由がわかります。愛を知らなかった彼女が、愛しい妹分を喪って心を乱している描写がよかった。妹ちゃんをたぶらかした人間視点もちょっと見てみたかったですね。

「石化の魔物(5〜6)」作者:ぼぼるだーさん
親父の過去の過ちを正す短編シナ。ペットを捨てた上に、人様に迷惑をかけたから退治してくれとか親父さんひでーな…。でもまあ放置しておくわけにもいかないので行ってきました。サクッと倒せたけど、トドメを刺すのは可愛そうなのでどうしようかと思ったら…!親父さんの臭いに喜ぶコカトリスの姿にホロリ。連れて帰るしかないでしょ。娘さんに「ちゃんと面倒見るのよ」と言われて「はーい」と子供のような返事をする親父さんに笑った。

「ミスティカ大密林(3〜6)」作者:FooKeさん
秘境探検シナ。およそ30×50の広大な密林マップを探索し、未知の生物や遺物、珍しい現象などを見つけて調査します。めちゃくちゃロマンに溢れているんですが、ストイックなつくりのため後半は辛い方が勝ってしまいました。食糧の持ち込みがとても大変だし、現在地の座標を知るためには存在するか分からないマイナーすぎるKCが必要。そして一番しんどいのが『シナリオ開始時に発見できるものがローテーションで決まり(すべて発見済のことも)、絶対に発見できないものでも原住民からの情報で”この近くに何かあるようだ”というメッセージが出る』という点なんですよね。この説明されてない仕様を理解するまで無駄に探索し続けて、私の精神力を使い果たしてしまいました。せめて発見物がいくつかに達したらスポンサーが付いて、食料の配給や座標確認アイテムがもらえるとかあればなぁ…。ちなみに、頑張れば自分で新しい発見物を追加できるようになってます。

「峠の侵略者(4~6)」作者:盆栽の人さん
妖魔バリアント向けゴブ洞改変短編シナ。峠を占拠する人間の武装集団を討伐するため、小悪魔たちに協力します。最初に作戦を決めるんですが、今回は普通に小悪魔たちに攪乱してもらって、自分たちは敵将を討つことに。敵は単独行動をしないので、ゴブ洞と同じように行動してるとすぐに笛で警戒されてしまいます。しかも戦闘中は武器も敵として表示されるタイプで、これ全面対決を選んだ場合はどれくらい倒さなきゃいけなかったんだろう…。スリルを求める人向けかな。

「#Tの巣窟(2~6)」作者:光るニートさん
「ゴブリンの洞窟」クリア前提のマルチエンドな立場逆転ゴブ洞改変シナ。「宿に住み着いた冒険者がゴブリンの洞窟を荒らしてるから討伐して」という張り紙から妖魔バリアント向けかと思ったら、ちゃんと冒険者がメインでした。最初にリーダーや見張り役、いびきがうるさいPCを決定して、宿という名の洞窟を舞台に妖魔を迎え撃ちます。しかし、見張りと居眠り役は最初から詰んでますね(笑)見張りの方は何かやりようがあったかもしれないけど、居眠りPCは問答無用でむぎゅ☆だし。ラスボス戦は二人いない&敵がフルバフ状態&宝箱まで敵、という状況でかなり苦戦させられました。何度か挑戦してやっとのことで勝利。いつものゴブ洞のゴブリンたちの絶望感が判る作品でした。