CWまとめ感想（2022/07/27）

「スターデューバレー」Switch版にドハマりしてCWで遊ぶ時間が…。まあ残ってる積みシナは、やり込み系二つ（再プレイ）とPCM、更新待ちシナリオフォルダに十個くらいしかないから、どちらにしろブログ更新頻度はガクンと減ります。時間ができたら、シナ作を頑張りたい…！

「ニワトリ泥棒を追え！(3～4)」作者：ハーバーさん
探偵バリアント向け短編シナ。ブランド卵の養鶏場から雌鳥が盗まれたので犯人を捕まえてほしいという依頼です。主人公が卵好き設定になるんだけど、誰にしたらいいかわからなかったので目を瞑って適当に選びました。キャンセルでランダム選択とかほしかったかも。お気に入りの卵料理を出すお店のためにも、卵好きPCが気合を入れてサクッと解決してきました。py専用とのことだけど、普通にNEXTでプレイできたっぽい？

「オルルの森の薬屋番(4～6)」作者：カブさん
マルチエンドの中編探索シナ。3つ目のルートは最初の二つをクリアしないと出てこないので、実質中編シナ三作セットみたいな感じでした。最初の分岐は助ける相手を選ぶことになり、子供を無視した場合のラストが辛い。先に坑道の様子を見てこようと思ったばっかりに…。二手に分かれて行動できたらなぁ。依頼内容は薬屋の番ということで、必要とあらば薬を調合できます。調合システムが視覚的にわかりやすく、一度作ったものは調合メモからレシピを選択すれば完成する手軽さで、依頼シナの一部分にしとくのはもったいない完成度。小さな調合依頼を受けつつ、素材を集めたりレシピを増やしたり気ままな薬屋生活を夢見てしまった（笑）3つ目のルートで判明するオルル森と魔女の関係が良かったです。

「小鬼の湧穴(3～)」作者：Claus Finkさん
不思議のダンジョン探索シナ。倒しても倒してもゴブリンが湧いてくるので調査してほしいという依頼です。前作と同じく色んな補助アイテムが落ちているので、それを活用しながら最下層を目指します。モンスターハウスがあったり、部屋に罠が複数仕掛けてあったりと油断できませんでした。lv1パーティでクリアすると2点、さらに2回目のクリア称号が2点で最大4点入るので低レベルPTの経験点稼ぎに丁度良いですね。ただ、二回目は50階から一気に100階まで増えるので、lv1クリアに挑戦するなら1回目にした方がいいかも。

「こっくりさんは帰らない(2～4)」作者：黒豚和牛さん
探偵バリアント向け中編シナ。友達3人でこっくりさんをやったら、夜な夜な無意識のうちに学校でこっくりさんをするようになったので原因究明してほしいという依頼です。子供たちだけで何とか報酬を用意したというんだから、受けないわけにはいかないでしょう。この作品、思った以上に探偵してて楽しかったです。夜の学校で警備員と話をつけたり、首謀者を突き止めるために資料を漁ったり、推理して首謀者を追及したりと探偵っぽさを堪能できました。そして、こっくりさんのキャラがまた楽しいんですよね。一気に怪奇要素が吹き飛んで親しみしかわかない。最後までタイトル通りでクスリと笑える楽しいシナリオでした。

「迷惑すぎる来訪者(1～3)」作者：黒豚和牛さん
探偵バリアント向け短編シナ。私有地の森に不法侵入者がわらわらやってくるので潰してほしいという依頼です。迷惑youtuberにブチ切れてる依頼人が好きですねー。お上品な言葉で話そうという努力の跡が見られる会話が楽しかったです。潰してほしいと言っても捕縛して不法侵入者として晒上げる方針で、呪縛や眠りが活躍します。たった一日だけでいいのか？と思ってたら、一晩でこんなに現れるとは…。さらには予想外過ぎる遭遇もあって、頑張って倒したら依頼人にドン引きされるし（笑）ラスト、依頼人が怒っていた一番の理由を教えてもらってほっこりしました。

「七夕に色々転がり込んでほしい」作者：あべのくまさんさん
短編七夕シナ。七夕に何が欲しいか富・力・健康から選べます。ピッチピチの傷薬げっと！傷薬ならたぶん常用しても大丈夫…だよね？まあ害があったとしても冒険者なんて太く短い人生送れれば十分。強敵に挑む時には心強い味方になりそうです。

「死を呼ぶ遺産」作者：たろうさん
「今度の奴らは群れで来る」の続編の男性一人用中編読み物シナ。完結編より前のお話ですね。前半はPCもメイアーもほとんど登場せず、NPC視点で話が進みます。巷で有名な”死を呼ぶ遺産”が自分の先祖のものだと知り、亡き父にもらった鍵を持って遺産について調べ始めるが…というお話。相変わらずメイアーが金にがめつくてトラブルに巻き込まれてました（笑）しかも、遺産があるという島へ渡るため、地元の漁師を舌先三寸で言いくるめるところがもうね…詐欺師の適正があるんじゃないだろうか。後半はNPC視点ではわからなかった部分をメイアーとPCがそれぞれ振り返ります。にしても、黒幕さんの魔法がすごいですね。見た目よりも反応の自然さの方が高度で、理想の相手を模したゴーレムとのデートサービスでもやった方が安全に稼げたのでは。

「休憩都市リラクシア」主催：ionさん
大規模な合作街シナリオ。開発版ですが実装済みのイベントだけでもかなりのボリュームがありました。とくに「ネイハムの審判」は5個くらい短編～中編探索が入ってるから、やり応えあります。他にも子猫の恩返しの話や隠し財産を探す話、猿の玩具の片割れに関するお話など色々あって、来るたびにイベントに遭遇するみたいな。あとは、いつでも行ける翡翠海の探索が楽しいですね！綺麗なお魚を手づかみしたり、銛で捕まえたり時間を忘れて海中探索してました。沈没船探索も予定していたようで、未完成なのが残念。噂の蜜柑タワーも挑戦してみたけど、数字に弱いので頑張れなかった…。たまに挑戦して、みかん一個ゲットするくらいが丁度いいかな（汗）休憩都市なのに休む暇なく観光してしまいました。

「酒盃交じりの武勇伝」作者：風切 快夢さん
宿で武勇伝を語る、という形で戦闘テストが行えます。相手は「モンスター図鑑」のモンスターで、短いながら状況説明やセリフもあるので雰囲気出てしました。ドラゴンを倒した時なんて、ちょっとした討伐シナをクリアした気分ですね～。

「常夏の楽園シェルパール2nd」作者：おぽんずさん
夏っぽい技能が目白押しの街シナ・パート2。釣り竿とアイスキャンディー技能でお世話になってます。最新版になって無人島開拓ができるようになったので行ってきました。最初は拠点と草原にしか行けなくて、草原で手に入れた素材を拠点で合成し、できた道具や設備を使って出来ることが増えていきます。素材集めは基本的にクリック式探索（戦闘なし）で集め、行動回数が尽きたら宿に帰るか作った寝床で回復するという感じ。クラフト系ゲームらしさが随所にあってワクワクしました。今のところ拠点解放後の目的がほとんどないので、納品依頼とかあるとモチベーションに繋がりそうですね。手作りチーズとか見せびらかしたい！他にも入江でクラーケンのケンケンくんと遊べるけど、強すぎて逃げ帰りました。

CW「誰そ彼(たそがれ)の影法師」感想

対象レベル：3～5
作者：水雲さん
エンジン：Py4.0以上

py4以上専用のクリア後街シナになる仲良し二人用中編シティアドベンチャーシナ。
依頼でやってきた石壁の街ヴァリスで、突然主人公PCの目に映る空・街・人の様子が変わってしまい…というお話です。主人公PCが不安になった時、思わず手を掴みたくなるような相方だと良い感じかも。

活気のある街で特産品を買ったり、ミニゲームに挑戦して景品を貰ったり観光を楽しめました。図書館などでは街の歴史や伝説などが読めるし、それが後半のアドベンチャーパートにもかかわってくるのがいい。
py4の機能を使った演出も相まって雰囲気出てました。

何より、光物が好きなカラスくんが可愛くてね～、屑石を一回あげただけなのに義理堅くて胸アツでした。
クリア後は名前まで付けられるんだけど、偶然にも？選べる名前の1つが主人公PCと同じ名前で、思わずそれにしちゃいました。カラスに恋人（心の闇もち）の名前を付ける彼女さん…。それ絶対カラスに嫉妬するやつ。
久々にこのカップルを動かせて楽しかったです。

クリア後は特産品を仕入れるのにいいし、同棲希望の生ハム原木を定期的に購入したいですね！

CW 特産品キーコード情報まとめ（シナリオ作者向け）

特産品キーコードを扱うシナリオが増えてきたので、シナリオ作者さん向けの情報もまとめることにしました。
基本は、特産品キーコード公式ページを参考にして下さい。私の記事はほとんど個人的見解というやつなので。
プレイヤー向けの情報をお探しの方はこちら「CW　特産品の入手・買取ができるシナリオまとめ」へどうぞ。

公式ページの要点は以下の通りです。

１、キーコードは「産地（任意）＋価値＋分類」の３セット
２、特産品の使用回数は１回（禁止ではないが要注意）で武器類は含まない
３、価格は、小：50～100sp、中：100～300sp、大：300～1200spくらい
４、分類表にないものは新しく作ってもいい

＜分類について＞

分類表には特産品の分類の種類と、どんなものがそれに分類されるかが書かれているので、特産品KCを扱う際は必ず一度は確認しましょう（ロキさん発案の”特産品＿化粧品”や”特産品＿工業品”は載ってませんが、それなりに認知されています）

また、1枚のカードに対して特産品の分類KCを複数設定することも可能ですが、弊害もあるのでお気を付けください。

例えば、料理などに”食べ物”だけでなく”農作物・林産物・海産物・香辛料”など食材を示すKCを設定すると、”食べ物”だと思って売ったら”農作物”扱いされて需要がないからと買い叩かれる可能性もあります。

一方、”果物”や”獣肉”には食材と書かれておらず、発案者のお二人も”果物と食べ物”、”獣肉と食べ物”といった組み合わせで使っています。
しかし、ジャムを作りたいNPCにフルーツタルトを売ったり、ハムを作りたいNPCにハンバーグを売ったりする可能性もあるので、あまりにも原型をとどめないアイテムの場合は”食べ物”のみにした方がいいかもしれません。

食材に限らず、部分的に鉱石を使っているからと”特産品＿鉱物”を付けたり、違法ドラッグも薬の一種だからと”特産品＿薬”を付けたりすると買取時にシナリオの世界観を壊す恐れがあります。
分類KCを付ける時は、買取る側の意図をよく考えて付けましょう。複数の分類KCを付けるより一つに限定した方がプレイヤーも安心して取引できます。

また、特産品の買取イベントを作る場合、高く買い取るKCを上から順に設定すると、分類KCを複数設定したカードでの誤爆を防げます。

＜価値について＞

特産品の価値は大・中・小で設定します。いくら希少なものでも需要がなければ価値が高くなることはないので、どんな需要があるのか考えておくと分類KCの設定もおのずと決まってくると思います。

また、買取早見表を作った際に調べた最高買取額の中には、公式の買取価格の目安を大幅に上回っているものもありました。
目安を上回る価格設定は作中で1～2つくらいに抑えて、それぞれどうして高額なのか理由付けをするのが好ましいです（インフレ防止と自戒を込めて）。

理由付けが難しければ、イベントをクリアしないと行けない場所にある、一度に買い取る数を制限する、交渉成功時や特定クーポン所持者のみ高額買取にするなどでもOKです。
懇意にしていると何かオマケをくれるとか（星の金貨や福引券、店の商品の割引など）買取額以外のものでお得感を出すのもシナリオの特色が出て良いと思います。

＜特産品アイテムカードの価格設定について＞＊蛇足注意！

販売している特産品ならそれを価格に設定すればいいですが、それ以外の方法で入手する場合は宿で売却した時の価格が特産品買取価格目安の下限以下になるようにするといいでしょう。

ただ、あまりにも安すぎると特産品としての価値に疑問が生じますし、加えてアイテム効果や役立つキーコードが設定されていない場合、プレイヤーは特産品対応シナリオで売る以外の選択肢を失います。

とくに冒険者たちが苦労して手に入れたor作った特産品の場合は、宿で売却しても目安下限と同じor少し安い程度にするか、アイテム効果や役立つKCを設定するのがオススメです。

ついでに料理・調合・鍛冶・錬金などのクラフト系アイテムの価格設定は、特産品に限らず材料の合計額と比べて同じかそれより少し上に設定すると良いと思います。

鍛冶シナリオなどプロに作ってもらう場合はとくに意識しないと、貴重な素材を使って安物を掴まされた感があるので注意です。
強アイテムに見合う対価を…という時は、手数料や素材入手難易度で調整するといいでしょう。

とりあえず今思いつくのはこれくらいです。他に何かあれば追記します。

CW「ルッキンバック」感想

対象レベル：4～15
作者：かがちさん

間違いなく光のかがちさんでしたね。導入から子供が登場しても安心して見られたし、竜のおじいちゃんが可愛かったです。老い先短い竜との穏やかな交流に癒されました。

あと、竜の技を教えてもらうこともできて、lv4・6・8・10向けの戦闘で勝つとそれぞれ技を教えてもらえます。
別にレベル制限はないから、戦闘が苦手なら高めで挑んでもOK。たくさん竜の技を教えてもらえました。

一度シナリオを出ると、開始時にエンディングに続くルートが分かるようになってます。本気バトルになるのでlv15パーティがいないと厳しいかも。
こんな時のためのlv15PTで挑んできました。うん、最後の本気技で全滅するかと思った…。

この先のエピソードが悲しいだけならなかったことにしようと思ってたけど、おじいちゃんの心残りを解消する心温まるものだったので思い切って戦ってみてよかったです。これは泣いちゃう…。

あとエフェブの使い方が効果的すぎて、おじいちゃんが眠りにつく洞窟とどこまでも自由な空の対比でしみじみ。別れは寂しいけれど爽やかなラストでした。
クリア後には置き土産があるので再突入をお忘れなく。

CW「旅と日々」感想

作者：ありじごくさん

以前「釣り巡り」で中途半端にプレイしたきりだったのを、重い腰を上げてついに完全攻略。はぁ、やっぱり面白いわぁ。
最初は何から始めたらいいのか戸惑うくらいやれることが多いんだけど、少しずつできることが分かって冒険者の日常が広がっていくので、ワクワクしながらプレイできました。

仕事をして旅をして酒を呑んで、親父さんに働けとどやされながらも楽しい冒険者生活で、まさに思い描いていた冒険者の日常そのもの。親父さんたちのいる1階に下りて行くところから始まる朝っていうのが、本当に日常感あふれていて心地よかったです。
さらに、月ごとのお出かけイベントや手帳コンプリート、称号集めなどやり込み要素もたくさんあって、作者さんが楽しみながらじっくり作ったのが伝わってきます。

今回は、経験点付きの称号・手帳・スキル・おでかけイベントのコンプリートという目標があったので、ある程度遊んだらネタバレテキストを見て足りない部分を穴埋めしていきました。
苦労したのはやはり手帳コンプリートですね。片っ端から値切って買い物し、お使いイベントで各町の特産品とかを買い、素材集めをしてまとめてもらい、ダンジョンの宝物庫を漁りまくり、ダンジョンや街道、闘技場で闘いまくり、それでもまだ埋まらない…。

とくに苦労したのが強化アイテムでした。何せすべて強化するには魔晶石が160個以上必要なので、毎月ラピスで9個ずつ買って宝物庫で魔晶石が出るまで粘っても足りない足りない。
最初は「旅と日々」で稼いだspだけで揃えるつもりだったけど、20万ちょい使ったところで足りなくなって他のPTに借りました（汗）
鉱石の原石みたいに、魔晶石の欠片から魔晶石を作れたら全部自力で用意できそうだったんだけどなぁ…！

他にも、先に釣りPTで魔術師の箱庭イベントを中途半端にプレイしていたせいで浮島の情報や採取依頼が出ず、仕方なく関連ゴシップを削除して最初からやり直したり、盗賊ギルドのヤバめの依頼は悪役PTにやらせたりと、コンプリートのために試行錯誤するのも楽しかったです。
あと、怪しい商人さんと一緒に行動するあまり、彼が7人目の仲間のように感じられて居ないと寂しい…。 これからもちょくちょく商人さんの顔を見に行こうかな！

CWまとめ感想（2022/07/02）

「カラテオドリの謎」作者：ハーバーさん
魔術師学連に所属している(学生の)魔術師１人用短編読み物シナ。コカテロちゃんで突入したら、さっそく居眠りしてて笑った。寝てる間に課題を出されてて、見知らぬ単語に焦って図書館直行することに。スマホとかないから、こういう時に気軽に同級生とかに聞けなくて不便ね…。通信系の魔法とかないんだろうか。地道に調べて小さな気付きを得つつ、課題をしっかりこなしました。さりげなく魔術師学連在籍クーポンがもらえます。

「呪縛のダンジョン(1～3)」作者：ハーバーさん
短編クリック式探索シナ。呪縛解除を持っていったんだけど、技能配布アイテムを一つも持ってないPTだったので一度も使うことなくクリアしてしまいました。戦闘終了後には自動で解除されるし…。呪縛解除アイテムげっと！

「ブルースクリーンの洞窟(1～3)」作者：おぽんずさん
ゴブ洞改変のジョークシナリオ。これは心臓に悪い（笑）そして、いちおうクリアできるつくりだったんですね。何度か挑戦してみたけど、どうしても宿から出られないという。恐るべしブルースクリーン！

「雪が降っている……(1～10)」作者：倉林さん
人数不問のマルチエンド短編読み物シナ。依頼帰りに吹雪に遭い、立往生してるところに人影が現れどうしよう…というお話です。相手は一人だから、まあ何が起こっても対処できるだろうと事を荒げない方向で選択していきました。吹雪が止むまでの短い出来事だけど、冒険者の性格によって結果が分かれそうな状況でしたね。とりあえず報酬がなければ積極的に動かなそうなPTだったので穏便に終わりました。雪がいつ止むかわからないのに無駄な体力なんて使ってられないし。経験点が貰えるので駆け出しにもおすすめ。

「サクっと討伐～ゴブリン編～(1～10)」作者：スズナリさん
タイトル通りサクッと終わります。「ゴブリン編」とあるから、オーク編とかリザードマン編とかもいつか出るんだろうか？ゴブ洞を攻略できるスキルを持っていればクリアできる感じなので、駆け出しの下積みに丁度いい作品でした。

「３の目の呪い(3)」作者：ゆずきちさん
眼鏡をかけたPCを含む4人以上向けのコミカルな短編シナ。呪術師に呪いをかけられるというひっ迫した状況からの、眼鏡PC顔面崩壊という落差に笑いました。タイトルの通り”３の目”になったPCが思った以上に表情豊かで愛嬌あるんですよね。うちの宿の眼鏡キャラと言えば異世界転生してきたレイカさんなんですが、もうすっかり脳内補完で３の目キャラになってました。仲良しPCに設定したベルーニや仲間とのやり取りも楽しかったし、笑顔で怖いことを言う依頼人も面白かったです。あたたかい友情にほっこりできる作品でした。

「彼方からの追弔(4～15)」作者：かがちさん
WirthMan『土』の互換シナリオで、高難度戦闘も選べるお使いシナ。森に突如現れた山のような何かのせいで、森の魔物の気が立って危険なのでどうにかしてほしいという依頼です。とりあえず行ってみたら意思疎通できる相手で、話を聞いてみたら思いのほか簡単に解決できる内容でした。お金さえあれば！足りなければ森で色々集めて街で売れと…。森に入れず困っている街の人に、森で採ってきたものを売りつける極悪冒険者（笑）事情を話して譲ってもらうという選択肢はないんだろうか。山のような姿のアルーミネさんが、”いい感じの何か”を欲しがる様子がなんだか微笑ましかったです。お土産二つも貰っちゃったけど、めちゃくちゃ強いですね～。

「主なき木偶屋敷(2～3)」作者：ハーバーさん
2人以上用短編探索シナ。一人で木偶人形の研究を行っている祖父の家に行くので護衛してほしいという依頼です。お手伝いロボット的な木偶人形だったはずが、家の前で近づく人間を攻撃してきたということでタダ事ではない様子。お祖父さんの無事を願って家に突入します。無理してlv1パーティで来たんですが、途中で休憩場所が2か所もあって助かりました。でも戦闘で長時間耐えることはできないので、スキルが回ってくるのを待ってすべての木偶人形を壊さないように…、とはいきませんでした。悲しい結末なので、せめて人形たちは無事に遺してあげたかったなぁ。最期にきちんとお別れできてよかったです。

「迷惑すぎる来訪者(1～3)」作者：黒豚和牛さん
探偵バリアント向け短編シナ。私有地の森に不法侵入者がわらわらやってくるので潰してほしいという依頼です。迷惑youtuberにブチ切れてる依頼人が好きですねー。お上品な言葉で話そうという努力の跡が見られる会話が楽しかったです。潰してほしいと言っても捕縛して不法侵入者として晒上げる方針で、呪縛や眠りが活躍します。たった一日だけでいいのか？と思ってたら、一晩でこんなに現れるとは…。さらには予想外過ぎる遭遇もあって、頑張って倒したら依頼人にドン引きされるし（笑）ラスト、依頼人が怒っていた一番の理由を教えてもらってほっこりしました。

「こっくりさんは帰らない(2～4)」作者：黒豚和牛さん
友達3人でこっくりさんをやったら、夜な夜な無意識のうちに学校でこっくりさんをしているので原因究明してほしいという依頼です。子供たちだけで何とか報酬を用意したというんだから、受けないわけにはいかないでしょう。この作品、思った以上に探偵してて楽しかったです。夜の学校で警備員と話をつけたり、首謀者を突き止めるために資料を漁ったり、推理して首謀者を追及したりと探偵っぽさを堪能できました。そして、こっくりさんのキャラがまた楽しいんですよね。一気に怪奇要素が吹き飛んで親しみしかわかない。最後までタイトル通りでクスリと笑える楽しいシナリオでした。