2021/06/26

CWまとめ感想(2021/06/26)

「聖女の護衛」「オールドアライアンス(1~10)」作者:#6さん
短編&マルチエンド中編シナがセットになっているコミカルな作品。聖女というから清楚でお淑やかな人を想像していたら、割と変な娘で笑いました。ピクニック感覚の護衛のあと、訪問先の村でモノマネを披露する聖女さま…(笑)「オールドアライアンス」の方は、序盤の負けイベントでうっかり勝ってしまっても(lv6が放った蜘蛛の糸が通った)、その称号をキープしたまま済み印なしでクリアできます。たぶん最大3つ経験点つきの称号をゲットできるんじゃないかな?前回思わせぶりだったマンティスの破門された理由に笑いました。そりゃあ酒も断つわ。そんな彼と入れ替わるように聖女となった少女が、あんな奇跡の力を持っているのが皮肉。タイトルの意味とかNPCそれぞれのキャラとか良かったです。終盤のクリムさんの叫びが好き。

「たぬきの恩返し」作者:こしあさん
大江戸バリアント短編シナ。暇していた仕事人のもとにたぬきの少女が訪れ、恩人に会いたいけど心細いから一緒に付いてきてくれという依頼です。恩返しのために命がけで依頼しにきた少女が可愛くて応援したくなりますね。やる気のなかった仕事人も、そんな彼女を見て重い腰を上げます。事の顛末は思いがけないもので、最後まで微笑ましい作品でした。

「赤ゑいの島(1~10)」作者:こしあさん
突然現れた島を調べてほしいという大江戸バリアント短編シナ。あれは化物だから行かない方がいいと僧侶に止められつつも、小舟で”島”に向かいます。調査の際には先入観を持たずにちゃんと調査するところがプロだなぁと思いました。でも化物だった時のことも考えて、小舟のそばに2人くらい置いて行ったほうが良かったのでは(汗)赤ゑいの眼力と、そこらの仕事人じゃ対処しきれない存在、という雰囲気がいいです。

「南蛮渡来の古箪笥(2~3)」作者:こしあさん
大江戸バリアント短編シナ。安売りで買った南蛮渡来の箪笥が開かず、変な気配がするので調べてほしいという大家からの依頼です。サクッと戦闘して終わるんですが、その箪笥がどうして大家のところに流れ着いたのかの理由が面白かったです。

「とある宿場の女スリ(2~4)」作者:こしあさん
大江戸バリアント短編討伐シナ。宿場町で見かけたスリの女から妙な気配を感じ後を追うが…というお話でした。全然知らない妖怪だったので、そういう理由で妖怪が生まれるのかと驚きました。大江戸バリアントは色々な妖怪の話が出てくるところが面白いよね。

「因果沼(1~3)」作者:ゆとりさん
大江戸バリアント向け短編討伐シナ。因果沼に化物が出て村人が襲われているから討伐してほしいという依頼です。でも一度倒しただけでは解決しなくて、ムカデを倒したら蛇が、蛇を倒したら蛙が現れて…と村人を脅かします。それを全部退治すると真相に。納得できる理由がわかってスッキリ解決でした。依頼人の家の前での子供とのやり取りがほのぼの可愛いです。

「伝説の剣豪OYADI」作者:カナソの魔剣さん
3人以上PT向け親父主導型短編冒険読み物シナリオ。宿に逃げ込んできた美少女を助け、世界の命運を賭けた戦いに身を投じていく王道展開なんだけども、その中心にいるのが何故か親父。冒険者がいくら関わろうとしても、ぜんぶ親父さん(&娘さん)がかっさらっていくのが楽しかったです。しまいにゃ、ボス戦で親父さんがヒロインとイチャコラしはじめるという。熱い展開を繰り広げる親父さんたちと、そこに加わることを諦めた冒険者たちとの温度差が面白すぎる。投げやりなツッコミとかね。そんなんでも経験点が入るのは、一種の悟りを開いたからなのだろうか。称号名も面白いです。さりげなくお土産にスキルもらってた!でも使用条件を満たすPCがいない!!

「鼠輩の招き Junk(3~5)」作者:overDozeさん
コボルトの罠に遅れを取った騎士団からの依頼で、罠だらけの鉱山を攻略する狂い系中編探索シナ。あからさまな罠からまともな罠、リドルやアイテムの有効活用で障害だらけの鉱山を攻略していきます。とくにアイテムの使いどころが難しくて「それをそこで使うの!?」というのもあるし、情報を見逃さなければわかるものもあってやりごたえありました。とくにドラゴンの偽物を当てるリドルは、どうやって考えれば良いのかぜんぜんわからなくてかなり迷いましたね。でもわかってみれば「なるほど」と納得できるもので良きリドルだったと思います。そして、コボルトを倒した先にあるものは…。つぶらな瞳のモフモフ(付帯)げっと!

「ハロウィンのジャック」作者:F太さん
3人以上用短編ハロウィンシナ。ハロウィンの祭りで依頼の品を盗まれ、ジャックという少年のお願いを聞く代わりに取り戻してもらうことに。子供たちが突撃してきてお菓子をねだってくるのがハロウィンらしくてよかったです。子供PCがいると街の人にお菓子をもらえるし、販売もしてるからセットで買うと良いと思います。子供たちのいたずらがかなりエゲツナイので…。そういえば廃屋前で葉っぱがどうのと言ってたけど何だったんだろう?サクッと遊べて、最後はほんわか温かい気持ちになれる作品でした。

「聖夜の死神」作者:F太さん
マルチエンドの一人用短編読み物シナ。クリスマス間近に出会った小説家の男の背後に死神がいて…というお話です。知り合いでもなんでもない相手なんだけども、お人好しPCなのでやっぱり放ってはおけず。お節介な選択を選び続けた結果、聖夜にふさわしい人情もの展開になりました。手に入ったアイテムにほろり…。でもこれ攻撃に使えるのね(汗)クリア後はクリアPC以外なら人数フリーで色々できるようになります。

2021/06/21

CWまとめ感想(2021/06/21)

「雷雨の下で(1~2)」作者:ハーバーさん
一人以上用短編シナ。近場の依頼からの帰りに雷雨に遭い、たまたま見つけた洞窟で雨宿りするとそこには…というお話です。雨具を持ってきていれば回避できたのに…と罪悪感を抱く冒険者が律儀。これが一般人だったら悲惨なことになっていたかもしれないし、遠慮なく狩ってもいいのよ。私なら食べて供養するかなぁ。

「ナンパ騒動(1~3)」作者:胡乱茶さん
ナンパして付き合うことになった彼女が、不良の恋人だったから護衛してほしいという学園バリアント短編シナ。チンピラも言ってたけど、その彼女が一番の元凶じゃん!嫉妬してほしかったとかそういうアレだったんだろうか?依頼人も不良の舎弟もお気の毒。しかし、あの状況でチンピラを不意打ちできる学生強いなぁ。サクッと倒して煙草げっとしました。

「風見鶏の音」作者:時雨屋さん
二人専用短編読み物シナ。寝坊して仲間に置いて行かれた二人が、親父さんに頼まれて遺品整理の仕事を引き受けます。ハロル君たちで行ってきました。遺品の重石やらトラばさみやらのガラクタを手に入れ、それぞれ高く買い取ってくれそうなところに売りつけることに。ハロル君をがめついボケ役にしたら楽しそうで何よりでした。闘技場の奴らは馬鹿だから高く売りつけられる!とか豪語したり、聖北教会で逆にやり込められたり。あの真っ黒い鏡を売りつけたというのがすごい。なんだかんだでツッコミ役のわんこも楽しい時間を過ごせたようで、仲良し二人のほのぼの日常を楽しめました。

「千と一夜の呪いの涯の」作者:カブさん
知の探求に突き動かされる参謀と、参謀に振り回される盗賊2人用のNEXT専用(1.50版も出ました)長編シナ。ある屋敷で起こった殺人事件の犯人を探します。屋敷の中の調査と四人の養女への聞き込み、そして村での調査から手がかりを辿っていくのが楽しかったです。片っ端から調べて行けば真相にたどり着くのは難しくないけども、その筋道が推理小説を読んでいるかのようで引き込まれました。事件を色々な角度から見ることができたし、屋敷の主の秘密も想像の斜め上で興味深い。そして参謀にこき使われる盗賊さんとのやり取りも面白かったです。知らない本があれば読みたいし、謎があれば答えを導き出したいタイプのPCがいるならおすすめ。

「―外道の剣聖―」作者:かがちさん
高難度戦闘シナ。メイリア調査団からの依頼で、世界の果てを守る剣聖と戦います。メイリア調査団で報酬10万spとかヤバさが半端ないですね。放っておいても世界が滅びるわけでもなし。まともな人ならまず受けない依頼です。世界の果てでぽつーんと一人立ってる剣聖さんに「衣食住どうしてるんだ…?」と野暮なことを考えてしまったんですが、戦闘が始まったら思いっきり人間やめてて納得でした。さすが死霊術なんかにも手を出してるお人です。第何形態みたいに倒す度に変化していくし、画面いっぱいの勢いのある絵が格好良い。そして強い。こっちも普段使わない(効果とかよく覚えてない)付帯やアイテムでガチガチに固めていったので、双方何が起こってるのかよくわからないカオスな戦いになりました。最期まで自分の思うままに生きた剣聖さんが少しうらやましいかも。

「公現節」作者:MNSさん
一人用短編読み物。依頼帰りに立ち寄った村で公現節の祭りを楽しんでいたところ、浮かない表情の少年と出会い…というほんわかメルヘンなお話でした。仲直りしようと秘密基地に呼び出した親友が行き違いになって帰ってこないということで、一緒に森で探すことに。話ができるウサギやフクロウがいて、お願いを聞いてあげたりご機嫌取りをしたりして少年の居場所を突き止めます。少年たちの友情にほっこり。そしてウサギが可愛すぎて連れ帰りたかった。

「砂漠の魔女(4~15)」作者:SARUOさん
砂漠の国ジャーナを脅かす魔女アジラータと、彼女に従う魔神や悪しき者たちを討伐する戦闘シナ。酒場で情報を集めつつ、張り出された討伐対象を1件ずつ倒していきます。2回目くらいから敵がlv8とかになってたし、最終的には対象レベルlv15なので最初から高レベルPTで行った方がいいかも。入手アイテムの解説を読まずにいたら、魔女の対抗手段である月の剣が手に入らなくて超苦戦しました。やっぱり情報収集は冒険の基本だよね…。

「bye bye badman(6~7)」作者:MNSさん
「エルム司祭の護衛」の後日談で一人用中編シナ。高名なエルム司祭がいるロストック村への護衛をし、そこで起こった事件に首を突っ込めます。りどみにはほとんど読み物と書かれてあったけど、行動によって微妙に差異が出るし(分岐は途中で手を引くかどうかだけ)、村の中を行ったり来たりするのでPCが自分で行動してる感ありました。結構胸糞な事件で犠牲者親子をを思うとハッピーエンドとは言えないものの、村の良心カール君がいい子だったので後味はそれほど悪くなかったです。大切な聖印を必要とする者のために残していくとかいい子過ぎる…。これを御堂騎士に見つからないように隠す方法がかなり気付き辛く、2周目をやってなんとか安全に隠せました。しかし、聖印があればカール君は無事山脈を越えられると思ってたから、それなしで旅立った彼が心配だ…。

「シュメリアの遺跡(4~6)」作者:SIGさん
完全クリアを目指すと高難度な短編探索シナ。前任冒険者が帰ってこなかった遺跡の脅威排除に向かいます。依頼完遂で遺跡内で手に入ったものを全部持ち帰れるということで俄然気合が入りますね。処刑場であり死霊術の実験場にもなっていた遺跡にはアンデッドがたくさん。大抵の敵はメニューカードとして表示されているので、神聖攻撃があれば一発で片付くのが嬉しい。ちょっと変わった移動の仕方をするダンジョンなんだけど、慣れれば行き来しやすくて良かったです。それほど広くないし。ラスボスはかなり強かったので荷物袋の中にある聖印や兵器、強力回復アイテムを惜しみなく投入しました。効かない属性が多くて無駄打ちしつつも何とか勝利。やはり最後に勝つのは全属性だな…。最愛の娘とやらはどうなったのかと思ったら、最後にある人のちょっとした行動から匂わせてるところが良かったです。にしても、お助けアイテムであるはずのレーヴァンティンがボス戦で役に立たなさすぎて…。

「死は終わりにあらず」作者:Leeffesさん
中堅以上向け?一人用短編読み物シナ。病に倒れた友人のお見舞いをします。回想に入ってからびっくりしましたね。まさか先ほどの病人がこんなにたくましかったとは…。最初は驚きつつも、アダムの人柄に惹かれて親しくなる冒険者につられて、PLもいつしか二人の友情にほっこりでした。ラストが切ないなぁ…。彼が貝細工を作っているところを想像しつつ、静かな余韻に浸れました。

2021/06/16

CW「コカモンスター討伐依頼」感想

対象レベル:3~5
作者:どもしペッテさん

賢者の塔の魔術師からの依頼で、部屋を占拠した魔法生物の討伐をします。

依頼主のコカテロちゃんが面白くて可愛いんですよね~。研究室が使えなくなって大変だというのに、山盛りごはんをモグモグ食べてるのが可愛い。
依頼内容の確認をしている間もご飯が減っていくし、終いには冒険者に罵倒されてもまったく意に介さず話を続けるところはある意味大物でした。

しかも、他の魔術師にも見放されてるレベルで、こんな人を在籍させておく賢者の塔ってすごいなぁと思ったり。賢者の塔って問題ばかり起こしてると思ってたけど、こういう問題児を世に放たないために頑張ってたんですね…。

そして部屋でもりもり育っていた魔法生物との戦いは、アイテムによる回復と混乱や呪縛がやっかいでした。…この回復アイテムって魔法生物のあれですよね?それで自分を回復するってどういうこと?
火が効くけど、あんまりモクモク煙ったら体に悪そうなので控えめにしてみました(意味があるかはわからない)。

クリア後は店シナとして使えて、面白いアイテムなどが購入できます。 そして、コカテロちゃんをお迎え。やったー!

2021/06/11

CWまとめ感想(2021/06/11)

「見回り当番」作者:荒巻ちどりさん
教師(大人?)一人以上を含むPT向け学園バリアント短編シナ。教師が何人いるかでルートが変わるみたいです。教師一人で開始したところ、夜の学校を一人で見まわることに。そしてとある教室から話し声が聞こえてきて…と書くと怖いけど、実際はほのぼの青春ストーリーでした。とくに不良みたいな生徒たちのギャップに笑う。なんだお前らいい奴かよ。なんだかんだで教師もいい先生だし、コミカルなほのぼのシナでした。

「倉庫当番(3)」作者:荒巻ちどりさん
生徒三人以上向けの学園バリアント短編探索シナ。小さな廃倉庫の掃除を手伝うはずが、倉庫の地下ダンジョンを調査&掃除することに。部屋数は探索としては少なめだけど、掃除して回ってると考えるとかなり多いですね~。しかも蝙蝠が出るし、幽霊の噂もあるし完全に貧乏くじ。でも熱血の日坂先生が明るいのでPL的には楽しかったです。あの開かずの扉が気になる…!「見回り当番」をプレイしたPTで行くとおまけ要素が増えるみたいです。

「ククルカンに安息を(5~7)」作者:班地 殴さん
お人好し一人用中編シナ。女性をかばって戦う老剣士と出会い、放っておけず彼らを護衛することになります。ストーリーは割とシリアスなはずなのに、NPCたちのとぼけたやり取りがあって明るい雰囲気でした。とくにエルフの人が面白くて、ドライフルーツで簡単に打ち解ける流れが好き(笑)ただ、後半は戦闘が多くて辛かったです。秀麗君lv7で行ったんだけども、渾身の一撃を二発くらったら死ぬし敵は避けまくるし…。マトリスで買った神々の盾がなければ無理でした。ラスボス戦はNPCの援護なしなので、暴露と絶対防御で攻撃が飛んでこないタイミングをひたすら待つ戦いに。体力に自信のある戦士PCか回復アイテム大量持ちじゃないと厳しいかも。

「ライアライア(7~15)」作者:かがちさん
クリック式長編探索シナ。遺品回収局からの依頼で古代の遺構を調査します。報酬は見つかった遺品で、遺族に受け取りを拒否されたことと、アラヤドは記録さえ取れればいいからということらしい。敵が弱い浅い階層でもかなりいいものが拾えるので金策&装備強化にはいいかもしれない。でも移動するたびに入る演出で脳がぐらぐらして私には無理でした。残念。

「茨啄む駒鳥よ、(5~6)」作者:水雲(もずく)さん
Py4以上orNEXT専用、悪役と善人の二人用中編探索シナ。遺跡の調査中に悪役PCが呪われてしまい…というお話。全体的に演出にこだわった作品ではまり役のPCがいばかなり盛り上がるし、探索の方もなかなかやり応えありました。悪役PCはお花が似合う子にするといいと思います。

「永久に眠る金字塔(1~3)」作者:Lucaさん
PC一人からプレイできる短編シナ。古代遺跡を発掘した学者を妬み、暗殺と遺跡or重要発掘品を破壊してほしいという依頼です。ロマンをぶち壊すかなり凶悪な依頼ですね~。せっかく日の目を見たと思ったら、いきなり破壊されてしまうなんて…(涙)周到に準備してもいいし、その場で臨機応変に対応してもいい感じです。そして駆け出しでも大抵持っているKCがあれば依頼達成は余裕。対応クーポンやKCをそれほど持ってない駆け出しPTで行ったので、色々見逃したかも。

「ブラッディアイビー」作者:黒狐ぬんさん
悪役PT向け人数調整不要の3人用短編読み物シナ。軽々しくドラッグに手を出した二人が見た幻覚がすごくそれっぽかったです。何かを悟った様子で色々やらかして、その後のお説教タイムがコミカルで楽しい。悪といっても好き勝手やってたら、すぐに塀の中だもんね。そこら辺をわかってる3人目を老人PCにやらせたところ、説教っぷりが様になってました。青筋浮かべてる様子が目に浮かびます(笑)あと、選べる口調対応の中にねこ口調があって可愛い。またたびキメちゃったのかな?

「劇薬畑の妖魔退治」作者:オサールでござ~るさん
指名でコボルト退治を依頼されます。非合法なものと関わりがあるから大っぴらに依頼を出せない、というのはよくありそうですね。こういう小さな依頼をこなしていくうちに暗い方へ行ってしまう冒険者もいるんだろうなぁ。裏があるものも多そうだから、冒険者としてやっていくのはどちらの世界でも厳しそうです。

「掬う雨水(4~5)」作者:戻(モドル)さん
粗雑な雰囲気のPC一人用中編読み物シナ。依頼人がばっくれてタダ働きをさせられて苛ついていた冒険者の元に、指名の依頼が来ます。依頼人のカガリ君は何か隠してる様子なのに不思議と無害そうな印象でした。馬車から海を眺めてる様子なんて子供みたいだったし。さすがに冒険者はもう少し警戒してても良かったと思うけど、終わりよければ全て良し。依頼人が納得できたならいいよね?とりあえずカガリ君は海に連れてってあげたいです。日焼け止めとか必要かな?

「ハチミツ下さい!!(5~7)」作者:どもしペッテさん
狂い系?短編シナ。元ネタはよく知らないんですが、勢いがあって面白かったです。サクッと終わって経験点稼ぎによし。

2021/06/06

CW「永遠のプローテ」感想


対象レベル:9~10
作者:覆面ノルドさん

石像鬼シリーズの中編探索シナ。
古代の石像鬼が大量に設置された遺跡の調査のため、ベータ研の3人と筋肉話で盛り上がりながら探索します。

もう最初の”マッソり”でやられましたね。相変わらずツッコミ不在で3人との掛け合いも楽しいです。
アニゴイルの移動手段とかお茶くみ機能の優先順位とか最高でした。

そして、このシリーズの冒険者は彼らにも負けず劣らず筋肉大好きなので「探索とは…?」となりそうな脳筋探索っぷりにも笑わせてもらいました。…ルルちゃんはあの小柄な体にどれだけの筋肉を隠しているのだろう。

まあ、設置された石像鬼の前では「ポージングする」を選ばずにはいられなかったので、私も相当毒されてます(笑)
…いや、きっと好奇心旺盛な冒険者ならみんなポージングするはず!

ラスボスはカードいっぱいに絵が表示されているタイプで、攻撃を受けた時などにプルプル震えるのがちょうど筋肉がピクピクしてるみたいに見えて面白かったです。
お土産もマッスル一色でした。…これはそろそろアニキPCを作った方がいいんだろうか?

2021/06/01

CWまとめ感想(2021/06/01)

「地の果てまで…?(6~8)」作者:三升さん
2021年新春100kb祭りシナ。賢者の塔から借りパクされた貴重なアイテムの回収を手伝ってほしいという依頼です。タイトルから追跡か探索あたりの仕事かと思いきや、何重にもなるロックを解除するためリドルを解くというものでした。ロックがかかっている以外は安全なため道中の探索は一切ないシンプルなもの。しかしながら、そのリドルがなかなか手ごわくて苦戦させられます。とくに最初と最後が難しく、冒険者の資質が試される最後のリドルは見事玉砕でした。物理でもなんとかなってよかった!それにしても借りパク犯の生死に無頓着な依頼人が怖い(笑)

「幽冥の境を渡る者(7~8)」作者:大地の子さん
死霊術師PC一人用中編探索シナ。「古代神殿の財宝を狙え!」と同じくカードダンジョンとなっており、移動先のカードを鑑定で調査しつつ探索できます。やっとレベルが上がったライザさんで行ってきました。別のシナリオで手に入れた生き人形で鑑定しつつサクサク探索。”囚魂の焔”というギミックがあって、それを利用すれば移動先に雑魚幽霊がいてもイベントで処理できて便利です。体力ないので助かりました。しかも、頑張れば不浄な存在に特効な武器が手に入るので最後の試練もなんとか。秘術目当てでクドラ教徒になったライザさんの人間性を、サクッと見抜かれた時はドキッとしたけどね。無事帰ってこれてよかったです。死霊術師がいるならお勧め。

「海の底の落とし物(1~3)」作者:日本小鹿さん
3人以上向けゴブ洞改変シナ。海に落としてしまった大切な指輪をサハギンの棲み処まで回収しに行きます。海中探索ということで潜水用のアイテム(潜水KCなしの必中じゃない強力回復アイテム)をもらえるのが嬉しい。このシナリオ内では使わなくても潜れるので、仲間が意識不明になった時の回復手段として温存できます。海底とはいえ基本はゴブ洞だから、ダイビングを楽しみながらサクッと攻略してきました。参謀がやたらと依頼人のプライベートを気にするので、まあいいかと直接依頼人に聞いてみたところ、ほんのり続きそうな感じで終わりました。参謀のデリカシーの無さでコネをげっとか?

「不死王、復権の時(7~10)」作者:THさん
「墓守の苦悩」クロスオーバーシナ。「ワイルドワース」の簡略版探索とボス戦があります。宿に謎の挑戦状が届き、人質がいるようなので不安要素は潰しておきたいという親父さんからの依頼。入り口で拾ったアイテムに対する冒険者たちの辛辣なセリフに笑いました。フォウ様可哀想…。そしてボス戦でのNPCたちのやり取りも面白かったです。焦るマハガスさんにちょっと親しみが湧きますね。どうせ効かないよなぁと思いつつ放ったスキルが全属性麻痺だったぽくて、あっさり勝利。…ごめんマハガス。

「雲の切れ間(6~7)」作者:ムニンさん
閉鎖的な村からの依頼で化け物討伐に向かうNEXT専用一人用短編シナ。話を聞いてみると村人たちの自業自得で全く同情できないし、こんな村が滅びたところで冒険者の経歴に傷はつかないだろうから討伐対象の復讐を見守ることにしました。まあ村人全員の話を聞いたわけじゃないし、もしかしたらスーラが知らないだけで彼女の味方をした人もいたかも知れないけどね…。本当はスーラを気絶させた後に事実関係を誰かに吐かせ、罪人には何らかの罰を与えたかったけど、戦うと討伐してしまうので。スーラの姿が少女に似てしまったことを罰のように感じているところが、村人よりも人間らしかったです。

「彼岸華」作者:Namakoさん
男性一人用短編読み物シナ。森の見回りついでに彼岸華を回収してほしいという依頼です。回収する理由がまさかの天然危険物で笑った。そりゃあ困るわ。で、魔力に当てられると幻覚を見たりするらしいんだけど、自称お花の精霊さんに出会って一緒に彼岸華回収をすることに。変な子なんだけどノリが良くて可愛かったです。花を回収するだけの依頼だったのが、彼女の存在でにぎやかに。回収した花はあるものの材料になるというのがロマンティック。夏の日の不思議な出来事といった雰囲気の作品でした。

「ダンジョン探検依頼(1~)」作者:yourmonoさん
殺意高めのダンジョン探索シナ。エンカウント率はかなり高いものの楽に逃亡できるので低レベルでも安心…とはならず、鑑定スキルの使いどころが多いので低レベルPTは無限鑑定アイテムとかないと無理かも。lv8で行ってもラスボス手前の休憩場所まで間に合わなかったので。あと飛行と魔力感知はエリア発火じゃなかったです。スキルや換金用アイテムをげっと!

「あべくまの洞窟(1~3)」作者:あべのくまさんさん
あべくま討伐をするゴブ洞改変シナ。本当に退治しちゃっていいのかという可愛さですね。チョコをせびるくらいいいのに、と思いつつもお仕事なので退治してきました。見張りからしてクローバー探しに夢中で無害にしか見えない!むしろ、あべくまふれあい広場でも作った方が村の利益に繋がるのでは…。ver2で連れ込めるようになったようです。再プレイしなくては!

「所持金の洞窟」作者:アルミさん
エンジンが1.20の頃の敵が小銭を落とす仕様を再現したゴブ洞改変。昔は敵がお金を落としてたんですね~。一般的なRPGみたい。どうしてなくなったんだろう?カードワースの歴史を感じられる作品でした。

「溶け落ちた悪夢(6~8)」作者:吾亦紅さん
3人以上推奨のマルチエンド長編探索シナ。ある館から魔物があふれ続けているので対処してほしいという依頼です。かなり探索し甲斐のあるお屋敷で情報量が多いし、時間制限もあるので無駄なく見落としなく進めないといけなくて緊張感がありました。しかも、犠牲者の残留思念みたいなのが残っていて、そこからも手掛かりを探るとPLのメンタル削られます。それらから読み取れる幸せな家族の末路に涙。鍵の出現理由と柱時計の動力がいまいちわからなかったけど、探索によって事件の全貌を解き明かしていく醍醐味が味わえました。