2021/06/26

CWまとめ感想(2021/06/26)

「聖女の護衛」「オールドアライアンス(1~10)」作者:#6さん
短編&マルチエンド中編シナがセットになっているコミカルな作品。聖女というから清楚でお淑やかな人を想像していたら、割と変な娘で笑いました。ピクニック感覚の護衛のあと、訪問先の村でモノマネを披露する聖女さま…(笑)「オールドアライアンス」の方は、序盤の負けイベントでうっかり勝ってしまっても(lv6が放った蜘蛛の糸が通った)、その称号をキープしたまま済み印なしでクリアできます。たぶん最大3つ経験点つきの称号をゲットできるんじゃないかな?前回思わせぶりだったマンティスの破門された理由に笑いました。そりゃあ酒も断つわ。そんな彼と入れ替わるように聖女となった少女が、あんな奇跡の力を持っているのが皮肉。タイトルの意味とかNPCそれぞれのキャラとか良かったです。終盤のクリムさんの叫びが好き。

「たぬきの恩返し」作者:こしあさん
大江戸バリアント短編シナ。暇していた仕事人のもとにたぬきの少女が訪れ、恩人に会いたいけど心細いから一緒に付いてきてくれという依頼です。恩返しのために命がけで依頼しにきた少女が可愛くて応援したくなりますね。やる気のなかった仕事人も、そんな彼女を見て重い腰を上げます。事の顛末は思いがけないもので、最後まで微笑ましい作品でした。

「赤ゑいの島(1~10)」作者:こしあさん
突然現れた島を調べてほしいという大江戸バリアント短編シナ。あれは化物だから行かない方がいいと僧侶に止められつつも、小舟で”島”に向かいます。調査の際には先入観を持たずにちゃんと調査するところがプロだなぁと思いました。でも化物だった時のことも考えて、小舟のそばに2人くらい置いて行ったほうが良かったのでは(汗)赤ゑいの眼力と、そこらの仕事人じゃ対処しきれない存在、という雰囲気がいいです。

「南蛮渡来の古箪笥(2~3)」作者:こしあさん
大江戸バリアント短編シナ。安売りで買った南蛮渡来の箪笥が開かず、変な気配がするので調べてほしいという大家からの依頼です。サクッと戦闘して終わるんですが、その箪笥がどうして大家のところに流れ着いたのかの理由が面白かったです。

「とある宿場の女スリ(2~4)」作者:こしあさん
大江戸バリアント短編討伐シナ。宿場町で見かけたスリの女から妙な気配を感じ後を追うが…というお話でした。全然知らない妖怪だったので、そういう理由で妖怪が生まれるのかと驚きました。大江戸バリアントは色々な妖怪の話が出てくるところが面白いよね。

「因果沼(1~3)」作者:ゆとりさん
大江戸バリアント向け短編討伐シナ。因果沼に化物が出て村人が襲われているから討伐してほしいという依頼です。でも一度倒しただけでは解決しなくて、ムカデを倒したら蛇が、蛇を倒したら蛙が現れて…と村人を脅かします。それを全部退治すると真相に。納得できる理由がわかってスッキリ解決でした。依頼人の家の前での子供とのやり取りがほのぼの可愛いです。

「伝説の剣豪OYADI」作者:カナソの魔剣さん
3人以上PT向け親父主導型短編冒険読み物シナリオ。宿に逃げ込んできた美少女を助け、世界の命運を賭けた戦いに身を投じていく王道展開なんだけども、その中心にいるのが何故か親父。冒険者がいくら関わろうとしても、ぜんぶ親父さん(&娘さん)がかっさらっていくのが楽しかったです。しまいにゃ、ボス戦で親父さんがヒロインとイチャコラしはじめるという。熱い展開を繰り広げる親父さんたちと、そこに加わることを諦めた冒険者たちとの温度差が面白すぎる。投げやりなツッコミとかね。そんなんでも経験点が入るのは、一種の悟りを開いたからなのだろうか。称号名も面白いです。さりげなくお土産にスキルもらってた!でも使用条件を満たすPCがいない!!

「鼠輩の招き Junk(3~5)」作者:overDozeさん
コボルトの罠に遅れを取った騎士団からの依頼で、罠だらけの鉱山を攻略する狂い系中編探索シナ。あからさまな罠からまともな罠、リドルやアイテムの有効活用で障害だらけの鉱山を攻略していきます。とくにアイテムの使いどころが難しくて「それをそこで使うの!?」というのもあるし、情報を見逃さなければわかるものもあってやりごたえありました。とくにドラゴンの偽物を当てるリドルは、どうやって考えれば良いのかぜんぜんわからなくてかなり迷いましたね。でもわかってみれば「なるほど」と納得できるもので良きリドルだったと思います。そして、コボルトを倒した先にあるものは…。つぶらな瞳のモフモフ(付帯)げっと!

「ハロウィンのジャック」作者:F太さん
3人以上用短編ハロウィンシナ。ハロウィンの祭りで依頼の品を盗まれ、ジャックという少年のお願いを聞く代わりに取り戻してもらうことに。子供たちが突撃してきてお菓子をねだってくるのがハロウィンらしくてよかったです。子供PCがいると街の人にお菓子をもらえるし、販売もしてるからセットで買うと良いと思います。子供たちのいたずらがかなりエゲツナイので…。そういえば廃屋前で葉っぱがどうのと言ってたけど何だったんだろう?サクッと遊べて、最後はほんわか温かい気持ちになれる作品でした。

「聖夜の死神」作者:F太さん
マルチエンドの一人用短編読み物シナ。クリスマス間近に出会った小説家の男の背後に死神がいて…というお話です。知り合いでもなんでもない相手なんだけども、お人好しPCなのでやっぱり放ってはおけず。お節介な選択を選び続けた結果、聖夜にふさわしい人情もの展開になりました。手に入ったアイテムにほろり…。でもこれ攻撃に使えるのね(汗)クリア後はクリアPC以外なら人数フリーで色々できるようになります。

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