2016/03/23

広すぎて困るヘクスマップ・ダンジョン「新天地ケレス」感想

ラスボスがめっちゃ強いとreadmeにあったので、赤塔装備で張り切って臨んだら、ボスよりマップが強敵だったという(汗)
ヘクスマップで自分でマッピングとか想定されても困るでしょう…。
いちおうマップは手に入るみたいだけど、そういうのはダンジョンに入る前か、開かない扉などで範囲限定した状態のダンジョン内に隠しておいてくれないと…。もちろん、扉を開けるために必要なものなどが隠されている場所と同じ部屋にね!
頑張って作ってるのは伝わってきたので、そこら辺を配慮してたら、もっと楽しめたかも。

ボス戦は、全員レベル10で、ダンジョンで手に入る回数制限のある武器3つ、あとは聖水をいくつか持っていけば何とかなると思います。とにかく体力が高いので、全部使い切る勢いでやんないとウザいかも。
ラスボスを倒すと強力スキルやアイテムを持ったNPCを連れ込めるものの、強すぎるスキルにはあまり魅力を感じないからなぁ。
でも、ダンジョンに入る前にもらえるものの中で「小人の剣」は結構いいと思いました。神聖属性付きの武器で、解錠KCつき。
まあ、解錠KCつきの無限回数アイテムという時点で便利すぎなんだけども。盗賊以外のキャラ単独で依頼を受ける時とか、道具袋に入れておくといざという時安心。
ズボラなので、在庫管理とか苦手なんですよ。

手ごわいボスやヘクスマップに挑戦したいという方や、強力スキル・アイテムがほしいという方にはいいかな。

制作者:SADさん
推奨レベル:10
ジャンル:中篇探索・戦闘
収穫:全体回復+αなスキル3種or小人の剣or回復アイテムorお金、カドゥケウス(味方全体回復アイテム)、レーヴァンテイン(炎全体攻撃アイテム)、ロンギヌス(神聖・魔力属性全体攻撃アイテム)
連れ込み:ベル、ジークムンド

2016/03/19

暗黒魔術師シリーズ外伝「ブルーラインズ」感想

このシリーズをプレイしたのが結構前で、ストーリーや名前があやふやでした(汗)
すぐやるつもりだったんだけど、気まぐれで新メンバーを加えてしまって今までレベル上げをしてたという…。
でも、このシリーズは世界観がしっかりしているし、文章も安心感があるので思ったより楽しめました。CWでSF展開やられるのも割と苦手なのにね~。

セリフ分けをどれくらいやってるのか知りませんが、熱血漢の戦士が荒れるのを、まとめ役のヒーラーがたしなめて、某シナリオで異世界のソルジャーになってしまった軽戦士が引っ張っていくという感じで、うちのPTにもぴったり嵌ってました。
ダンジョンもちょうどいいバランスで、同じような通路が続いていてもそんなに迷わなかったし、敵が出るタイミングも計算されていて丁度いい手応え。
マシンの弱点を突ける「教会のメイス」がもらえるし、ルーンカードや使い捨ての武器などもたくさん用意してあるので戦闘が苦手でも安心です。ランチャーやガトリング砲はシナリオ終了後に回収されてしまうので、惜しみなく使い切ってしまいましょう。

NPCのキャラも立っていて、敵も味方も苦悩が描かれているところにグッときました。
とくにリックさんには泣かされました。取り返しのつかないことに手を貸してしまった自責の念と、自分の置かれた状況、愛する人への想い…。
熱血漢戦士とのやりとりもあって、この作品でドラマティックな部分だったと思います。

また、恒例の人外シリーズやモンスターカードも登場し、クスリと笑わせてくれるシーンも。
良質なシナリオでした。

制作者:a-systemさん
推奨レベル:8~10
ジャンル:長編探索・戦闘
収穫:教会のメイス(遠距離攻撃)、青魔晶石(全体回復&抵抗アップ)、ヘイトボール、ヘイトマシーン、人外の鎌、銀の刃、クォース(予想以上に使いにくい呪いの武器 笑)

2016/03/14

「傭兵の兄妹シリーズ」感想

戦闘シナやってみたいな~と思ってDLしたシリーズ。
全体の印象としては、戦闘シナだけあって戦闘はやりごたえありました。NPCが強いので、そこまで苦労しませんが。
キャラクターは元気いっぱいで個性的で良かったんですが、なんというかこう、会話の選択肢から「うちの子の過去や信条を語りたくて仕方がない!」という作者の気持ちが滲み出てるというか…。
でも、NPC連れ込みがなかったのは潔くて好きです。

「傭兵の兄妹」
とにかく連戦できます。数が多いので全体攻撃が活躍。魔法を使う奴が守られてて厄介だったような。兄妹に値踏みされて、好感度によって最後にもらえるスキル、アイテムが変わるのが面白い。お兄様好き好き妹が好きなら嵌るでしょう。ねこ耳少女が出てくるけど、猫人クーポンには反応しないかぁ…。
「氷竜退治」
こちらはボス戦だけだったかな?NPCの特徴を把握していれば、氷竜とも有利に戦えます。1作目と同じく、やたらとNPCが語りたがるのが玉に瑕。あと、小者臭しかしない氷竜が哀しい…。引火性劇薬という毒で炎なスキルがもらえます。
「正義と悪の狭間で」
善良なコボルトたちのために戦うシナリオ。選択によって戦闘数が変化し、流れもちょっと変わるのが楽しい。ただ、正義とか語る時点でカッコ悪いんだよなぁ…。聖北が妖魔を庇うというのがいまいちしっくりきませんでした。
「聖剣強奪」
このシリーズで一番楽しいギャグ満載の探索シナリオ。今度は守護精に値踏みされるんですが、タイトルに強奪とあるように、思うがまま進めちゃって大丈夫。わが道を行く兄妹たちと一緒にダンジョンを荒らしましょう(笑)仲間にも使える「賢者の杖・改」と、毎ターン攻撃する「召喚獣ミミィ」が手に入ります。敵を攻撃する永続召喚獣は強いけど、攻撃してはいけない戦闘の時とか困るよね。
「暗殺者達の挽歌」
暗殺者ギルドを抜けたアサシンたちを助ける中篇シナ。父親ルートと娘ルートがあって、済み印をつけずにやり直せます。個人的には娘ルートは彼女の思考回路に無理がありすぎてついていけなかった。父親ルートでは、そんな娘の苦悩はなかったことになってるし…。手に入る「暗殺の爆薬」は全体攻撃が少ない盗賊には嬉しい。

2016/03/13

イベントが凝ってる店シナリオ「西の吟遊詩人の店」感想

PTに吟遊詩人がいないのに行ってみました。
アレトゥーザほどではないけど、結構イベントが盛り込んである店シナリオですね。
通ううちに仲良くなっていったり、品物が増えたりするのは楽しいです。

女性PCがいれば、選択によっては吟遊詩人のレフに惚れられることも(相手が子供でも老人でもOKな守備範囲の広い32歳 笑)。
てっきり仲良くなると仲間になるのかと思ったら、それはアングラ度のイベントをクリアすると行ける場所でしか行えないようで。
アングラっぽい人たちに何度か話しかけて、クイズではread meに書いてあるように答えれば簡単にいけるようになるんですが、レフの人柄的にアングラにならないと仲間にできないというのは変な感じがしました。
ちなみに、レフの親友のウィングもそこで仲間にできます。ふたりとも強すぎて使う気は起きないかも(汗)
ストーリーの流れで仲間になるわけじゃないので、彼らを仲間にした状態でこの店や「フォーチュンベル」に行っても、とくに反応がないのも残念でした。

あと、アングラなお店でヤクを手に入れたり、美容クリニックで「隻眼」みたいな変わったクーポンをつけられたり。
…自分のPCが隻眼設定なら、なった経緯も考えてあるのでは?と思ったものの、こういうクーポンをつけられるのは面白いですね。

ここで買える吟遊詩人向けの歌スキルですが、美麗イラストだし、全体回復の「聖者の歌」はかなり使い勝手がいいと思います。
ただ、すべて物理的魔法なので、実体のない敵には効きません。風精に攻撃させる「風精の歌」はわかるけど、「魔王」「子守唄」「狂気の歌」は解説を読んでも魔法的ちからが込められた歌っぽいので、魔法的物理で精神属性の方がしっくりくるような…。
まあ、人それぞれですけどね。

全体の印象としては「吟遊詩人が仲間にいて、仲良すぎな雰囲気に馴染めるなら楽しめる店シナリオ」という感じでした。

制作者:Djinnさん
推奨レベル:なし
ジャンル:ミニイベントつき店シナリオ
収穫:優しさの結晶(賢者の杖的な)とか
連れ込み:レフ、ウィング

2016/03/09

鉱山町に広がる不穏「薄紫に染められて」感想

ほしみさんのシティ・アドベンチャーとダンジョン探索シナリオ。
鉱山のオーク退治の依頼から始まり、お人好し冒険者が町の問題まで解決しようとするお話。少年漫画とかでもよくある展開ですよね。こうやって宿の評判は広まっていくのですよ。
それに舞台はアメジスト鉱山、ちゃっかりした冒険者なら自分から仕事を見つけてお礼をたんまり貰おうと考えてもおかしくない!
幸い(?)うちのパーティは貧乏とか貪欲とか持ってる子が多いんです(笑)

仕事はきっちりこなしつつも、このまま町を放っておけば冒険者の名が廃るとばかりに、あちこち首を突っ込んで最善策を模索する姿がよかったですね。
イベントを進めるために行ったりきたりして同じ会話を聞くのは嫌いなんですが、この作品はそんなに迷わなかったし、町の人々の人間模様も楽しめてサクサク進められました。情報をあつめて、じゃあどうしようかとみんなで相談する冒険者も好きですし。
色々詰め込まれていて結構ややこしい事態でしたが、すんなりと入っていけました。

あと、はじめて「窃盗」スキルが活躍したのも嬉しかったです。
前に窃盗に対応したシナリオをやった時は、スキルを持ってなかったので、その後に手に入れたスキルがやっと日の目を見た!という感じ。やっぱりスキルが活躍するとワクワクしますよね~。

今回はベストエンドだったので、後味も爽やかでした。

制作者:ほしみさん
推奨レベル:3~5
ジャンル:シティ・アドベンチャー、ダンジョン探索
収穫:アメジスト、ポプリ人形(抵抗1)

2016/03/02

「緑滴る魔女」感想

「雪尽きぬ森路を往く」に触発されてつくったというLeeffesさんの短編探索・戦闘シナリオ。
失踪した女性を探す人探しの依頼なんですが、1日のうちに行動できることが限られてるのかな?
あんまり悠長にやってると、たぶん良くない結果になるマルチエンドシナリオだと思います。
でも、普通に情報を集めていけば冒険者が勝手に答えを導き出してくれるので、あえて選ばないと時間切れ的な展開にはならない気がする。

冒険者は喋りませんが、その分、依頼人の想いが切実だし、失踪した女性の日記などからドラマが伝わってきました。
彼女自身の生い立ちもファンタジーならではだし。やはりファンタジーはこうでなくっちゃ!
あと、戦闘もただ戦うんじゃなくて、”説得”を選べるところが面白いと思います。マイクのイラストなので、冒険者がマイクで熱く語りかける様子を想像してみたり(笑)
普段あまり使わないスキル(KC)も活躍して嬉しかったです♪
やや淡白なところもあるけど、味のあるシナリオでした。

制作者:Leeffesさん
推奨レベル:なし
ジャンル:短編探索・戦闘
収穫:コカの葉、激昂茸、薔薇の杖(賢者の杖的な)

2016/03/01

お人好しが引くのは貧乏くじばかりじゃない「雪尽きぬ森路を往く」感想

わずかな報酬のために雪深い森へ行くお人好し冒険者、いいと思います!
でも、きっと参謀あたりは「解決すれば大人がきちんと報酬を払うだろう(でなけりゃ払わせる)。」と思っているんだろうな(笑)
それくらいじゃないと生きていけないもんね。

森の中の探索は若干単調だったものの、姉を心配する弟くんの健気さとか、疎外感や嫉妬心などの複雑な心境、姉は姉で色々思うところがあったりと、姉弟愛にホロリときました。
お姉さんのキャラもいい味出してたし、思い立ったら突っ走るところは弟君と似てるかも。

しかし、ダンジョンや遺跡ってのはロマンがあっていいですよね。
実際にこんなに冒険者がうじゃうじゃいたら、宝箱なんて滅多に残ってないんだろうけど、それでも思いがけないところで手付かずの場所が見つかったり、レアな体験ができたりすることもあって、そういうロマンも冒険の魅力のひとつだなと。
お宝とか謎解き、強者との戦いだけじゃないと改めて思いました。
続きもやりたかったなぁ。

制作者:SHIMOさん
推奨レベル:5
ジャンル:短編探索
収穫:コカの葉、傷薬、火晶石、光弾の書、水鬼の牙(水精召喚アイテム)