2019/03/29

CWまとめ感想(2019/03/29)

「愛のままに」作者:むぅさん
愛に生きるを所有するPC一人用短編。探してみたら意外と愛に生きるを持っている人がいなくて、軟派な女盗賊ちゃんで突入。若干思ってたのと違ってましたが(人情系でした)、お節介な女盗賊ちゃんも可愛くて良かったです。食い逃げ犯の少年を助けるため、一緒にリューンの街でアルバイトする姿が初々しい。親父にはいつもツケツケ言われてるのに、色んな所でお手伝いとかしてたのね。おばちゃんや農家のひと、自警団の人は気さくで優しいし、見た目が女の子みたいな魔術師さんは想像の斜め上をいく個性派だし、楽しくバイトできました。少年との交流も微笑ましく、優しい気持ちになる作品でした。

「夢喰いの子守唄(5~7)」作者:割れざくろさん
眠り続ける女性を目覚めさせるため、夢喰いの悪魔を討伐する短編。雰囲気があって引き込まれました。悪魔のテリトリーが不気味な中に美しさもあり、幾重にも層になって守っている感じがこう儚いんですよね。とくに子供たち?と話していたら、倒すべき相手であることに寂しさを感じてしまって…。相手が彼女だったからなのか、この悪魔が悪魔としては異例だったのか、この一時の夢は彼らにとって幸せだっただろうかと考えてしまいました。短いながらプレイ後には余韻に浸れます。ずっと使える松明げっと。

「絵本を作ろう!」作者:満月丸さん
配役を好きに変えて自分だけの絵本を作れる短編。貼り紙を見た時はマスコット向けの可愛い感じのやつだろうなぁと思ってたんですが見事に騙されました。間違いなく作者さんはネタに全力を注いでいる!(笑)配置できるものの中で異彩を放つキーワードがチラついてる時点で噴きましたね。普通の絵本とのギャップが面白いので、最初は普通にPCを配置してからの方が楽しめるかも。そしてCWでよくネタにされてるキーワードを使う時は、思い切りよく配置した方がいいと思う。いやぁ、アニキでこんなに笑ったのは石像○以来でした。腹筋痛い…!この作者さんなら掌破ネタでも楽しかっただろうなぁ。あと、一通り遊んだらエディタでキャストデータを覗くといいと思うよ!

「些細な過ち」作者:夜中さん
これ好きです(笑)うん、誰にでも間違いはあるよね。恥ずかしがる仲間と大らかな心で受け止めるリーダーがよかった。ランダムの神様、いい仕事してます。シモンサーカス団で行ったら、ごおすととうさぷきゅがとても可愛くてにやにやしました。

「騎士と盗賊と(2~3)」作者:盾さん、原作:ぽんたぬさん
一本道短編シナ。何度も村に略奪にくる性質の悪い連中をなんとかする依頼。とても遠い場所にある村からの依頼と少しばかり謎のある始まり方でしたが、聞いてみれば納得で「色々大変だったんだねぇ」と助けてあげたくなりました。協力者となるNPCは個性的で楽しいし、サクッと倒した後に判明する盗賊の素性も面白かったです。騎士にもいろんなのがいるもんですね~。しかし、このあけっぴろげな騎士さんと苦労人な従者のコンビ、めちゃくちゃ好きだなぁ。また他のシナリオで会えたら嬉しいです。

「チキンイーター(2~3)」作者:三升さん
低レベルでも知恵を絞って楽に依頼をこなす冒険者がスマート!やっぱり避けられる戦闘は避けておかないと長生きできないものね。鶏じゃなくて高級牛とかだったら依頼人が協力してくれなかったかもしれない…。サクッと楽しめる作品でした。

「世にも奇妙な骨集め(1~3)」作者:三升さん
タイトル通りの短編探索シナ。依頼人はいったいどうしてああなってしまったのか、遺跡で何があったのか、あの手品のように華麗な退場はどうやったのか色々と気になる(笑)誰かが漁った後の遺跡を探索するのは罠の危険性が少なくて楽だけど、空っぽの宝箱を見ると切なくなりますね~。でも、そんな探索も楽しいです。愉快なNPCも魅力的でした。

「グリュワ山中の護衛(2~4)」作者:三升さん
たまたま目に留まったので再プレイ。堅実な護衛シナリオで、無口な依頼人と一緒に淡々と山を越えるのが地味ながら楽しいです。結構アイテムが手に入るし低レベルPTには嬉しい。途中、行動によってはドワーフと同行することになり、少しだけ会話が増えて助かった(笑)別のシナリオでドワーフを連れ込んだところなので、ディエゴさんも誘ってみました。このままドワーフPTでも作ろうか(感想の順番がめちゃくちゃです)

「老人の腕の洞窟(3~4)」作者:三升さん
予想はしてたけど冒頭からギョッとしますね(笑)導入はいつも通りのゴブ洞改変でやってくれるのかと思えば、やっぱりあの人はあの人だった!圧がすごいけど、冒険者だから依頼の内容はしっかり確認しないと引き受けないのです…。洞窟では亡者退散が大活躍でした。何気に報酬の種類が多いので、これは色んなPTでプレイしたいです。

「薬品代理購入の依頼(2~3)」作者:つちくれさん
タイトル通りの短編探索シナ。PCの行動によって少し探索が増えたりする。こういう小さなお仕事の時は、ついでに色々やって少しでも報酬を増やすんだろうなぁ。あと森などで薬草などがないか血眼になって探してそう(笑)冒険者の普段のお仕事という雰囲気でした。スキルげっと!

2019/03/25

CWまとめ感想(2019/03/25)


「老婦人と絵画」作者:春秋村道の駅さん
絵を描いてほしいという老婦人からの依頼を受ける冒険者一人用読み物。ばーうが絵を描く様子はさぞ可愛かろうなぁと思ってばーうで行ったら、老婦人もばーうに癒されてる感があってとても良かったです。これは子供とかマスコットが嵌りますね。冒険者として死と無縁ではいられないけど、こういう形で向き合うのは珍しいかもしれない。お話して、絵を描いて、一緒の時間を過ごして、老婦人やPCにとって特別な出会いになったと思えました。終盤、老婦人を背負って走る描写があり、小さすぎるPCだと感動のシーンでちょっと笑えることになるので注意!

「銀斧のジハード」作者:Martさん
ドワーフPTを作りたくて久しぶりに再プレイ。傷ついたドワーフからの依頼で領主と戦うことになる中編探索シナ。丁寧なつくり、引き込まれる物語、NPCの魅力でグイグイ引き込まれます。少し手助けしただけだったのが、状況を知って放っておけないと立ち上がる冒険者たちがカッコいい。探索や情報収集で事件の全貌が見えてくるのもいいよね。怖いイメージの強い異端審問官のおじさんが粋な人なのもよかった。ドワーフのオロフさんをお迎えしました!

「親父のクイズゲーム」作者:さくらもちさん
6人専用クイズシナリオ。普通に親父とクイズで暇つぶしするのかなぁと思ってたら導入から面白かったです。依頼人?が途中から空気だったけど満足したんだろうか?参謀のジャック君がドヤ顔で敗れるところとか、退場時に答えを教えてってくれるところは笑わせてもらいました。お嬢に「仇を取ってやる」宣言してもらえてよかったね!。あと、フリー枠にヒーラーさんを選んだら精霊術師に対応してて驚きました。得意分野になりそうなクーポンを持ってなかったらどうなってたのか、別のPTでも確認せねば!

「もりのなか。リターン(1~3)」作者:yourmonoさん
もりのなか。のリメイクというか続編というか。そこまで繋がりはないのでこれ単体でも遊べるけど、どうせなら前作をプレイしてた方がオチで笑えると思う。あの依頼の真相はそういうことか(笑)NPCが良くしゃべるシナリオで置いてきぼり感はあったもののクスクス笑えました。依頼人がアンデッドだし!森の探索もシンプルながらちゃんとしていて良かったです。赤ワインがもらえるみたいだけど見逃したなぁ。

「ヴィレッジ・ウォー(1~3)」作者:ひが玉さん
更新されてたので再プレイ。前回ルールが理解できずボロボロになりながらなんとか勝ったんですが、今回は丁寧な解説もあって立派に冒険者らしく振舞えました。やったね!折りを見て倉庫のアイテムをガンガン持ち出せばよかったのか~。こんなにアイテムをため込んでるなんて、案外この村裕福かも?おかげで村長さんも大工や猟師もバッチリ守れました。翻訳アイテムと攻撃スキルげっと!

「封印されし禁術」作者:雪名さん
老人からお小遣いをもらう超短編シナ。これが噂の旧エンジンでできたという金策ですか(笑)古いバージョンのCWは使ったことがないから、まるで実際に操作してるかのような演出にちょっとテンション上がりました。名前の付け方がリアル!!ちょうど老人PCが必要なシナリオがあって困ってたので子供PCで突入して連れ込んじゃいました。おじいちゃんお小遣いちょうだぁ~い!!

「同じ墓で眠ろう」作者:ゆずきちさん
仲の良い6人PT用コミカルな読み物シナ。いやぁ笑った笑った。勘違いがどんどんエスカレートしていく展開が見事でした。次から次へと勘違いのネタが投入されて、盛り上がったり驚いたり寂しくなったりと様々な表情を見せる仲間たちが可愛い。瀕死になってる片思い参謀が見られて私的に大満足です(笑)あと、潜入組にシルファとクライスの子供二人を選んだらめちゃくちゃ可愛かった!店員さんも癒されたに違いない…。ベタだからこそ安心して笑えるし、依頼人がどうしてこんな依頼を出したのかの理由は一捻りあって、さらにハッピーな気分でプレイし終えました。

「記憶の映画館」作者:redさん
見知らぬ場所から脱出しようとする短編。不思議な雰囲気が良かったです。連れ込んだばかりの低レベルPCをスキルも持たせず突入したら普通に負けました(汗)そして人外にされたっぽいんだけどクーポン配布はなかったから夢と言うことにしておこう…。どのルートでも経験点が平等に入るところがいいね。記念品に鍵とナイフげっと。

「芸術家の苦悩と親父」作者:杉本清次/山科(日向丘)さん
絵心のあるPC一人用読み物。親父さんを描くことになっていつも通りにできない芸術家肌のPCがもやもやするお話。連れ込んだばかりの老人PCで入ったら妙にしっくり。そりゃあ危険な冒険より、貴族相手に肖像画を描いて稼ぐ方がいいよね(笑)どちらでもやっていけるとなったら選ぶ決め手は何になるだろうか?BGMはなく効果音のみでの演出が私好みでした。

「禍の檻(8-10)」作者:無名しさん
聖女の護衛から魔物の軍勢と戦うことになる戦闘シナ。その数は1000と半端ないので、全体攻撃ぶっ放すのがお好きな人向けだとりどみにもしっかり書いてありました(笑)私もやってみたけど途中でやや飽きてきたからね、根っからの戦闘狂向けだと思います。でも倒した分だけ数字が増えていくのは気分いいし、音楽もノリノリで好きな人はめちゃくちゃ楽しめるでしょう。私はまず全体攻撃スキルをたくさん揃えないとなぁ…。

2019/03/22

CW「砂を駆る風となれ」感想


推奨レベル:5~7
作者:柚子さん

4人以上PT用長編シナ。
迫害を逃れた移民の足跡調査をする冒険者たちの視点と、ある目的のために永い時を過ごしてきたNPCの視点で物語が展開していきます。
NPC視点の物語がかなり重かった印象があったんですが、再プレイしたらそれよりも砂漠のロマンと冒険者たちの活躍、そしてNPCのタリアさんとの交流に心奪われました。

このタリアさんが神秘的でお美しくてね~。砂漠で遭難したところを助けてもらった時点で「天使!?」って感じだし、可愛いモフモフなヤタを連れてる姿も眼福。
集落の人々の描写はリューンとの違いが伝わってきて、異文化交流を描いた作品が大好物な私に刺さりまくりでした。

あと、宴の時にシンディーリアのクロスオーバーがあって嬉しかったです。sitisと名もなき妖精が即興演技を披露。…なぜか今回はsitisがチャラいなぁ(笑)
他にも、_醜悪持ちのサルバトーレが同情される横で_秀麗のルティスさんが崇めたてられてて可哀そうが三割増しになってたり。強く生きろ、サルバトーレ!

しかし、二度目だというのにアイテムを取り損ねてやり直すというね…。後でスキルと召喚獣を忘れたことも発覚して3回やり直しました。記憶力悪すぎぃ!

2019/03/18

CW「滅びの呼び声」感想


推奨レベル:4~6
作者   :柚子さん

ひょんなことからとんでもないものを押し付けられてしまう短編シティアドベンチャー。

城塞都市ツェナイグの貧困層の描写から入るシリアスな作品ですが、冒険者たちの会話の調子はいつも通りで、こういう世界を見慣れてるんだなぁとしみじみ。
ルティスさんがとても魔術師らしい役柄でサマになってました。
魔術に疎い主人公にはsitisを。こっちもイメージ通りでかっこいい!

タイトルからおぞましい陰謀に巻き込まれたりしたんだろうかと思ったら、悪いのは呪いの大元であって、他の人達は優しい人や必死に生きている人たちばかりで嫌な気分になりませんでした。
街での手がかり探しもサクサク進んで軽快。必要なものはシナリオ内で手に入るので、アイテムや技能がまだ充実していないPTでもなんとかなります。

解決方法はいくつかあって、今回はヨハンや神父様の力を借りつつ自分たちで何とかすることに。
そこまで戦闘が得意なPTではなかったけど、ぎりぎりの勝利!
宿のおばちゃんに見送られて清々しい気分でリューンへ帰れました。

2019/03/14

CW「夢を見る塔」感想


推奨レベル:6~7
作者   :ふゆこさん

魔術師と仲の良いPC二人用中編シナ。
お嬢とジャック君で関係性は”親友”を選んで突入しました。なんてことない依頼を受けて手紙を届けに行ったら、例のごとくとんでもない事件に巻き込まれてしまうお話。

街に着くまでの暇つぶしミニゲームが凝ってますね。最初に出した情報に対し「はい」か「いいえ」で答えられる質問をしていき、真相を突き止める推理ゲーム。解くのにかなり時間がかかってしまって、これだけでもシナリオが成立するかも。

街に着いてからは、小さな違和感がだんだん大きくなって…という展開に。
この間二人で受けた「ガラス瓶の向こう」を思い出していたらクロスオーバーしてて思わずニヤリ。事前にちゃんと調べてプレイしておくのもいいですが、偶然同じPCで来てクロスオーバーを見つけると運命的なものを感じますね。

二人の絆が試される展開も良かったです。まさか相棒を”使って”戦うことになるとは(笑)
お嬢は踊り子でレイピア使いなので、一番近いものを選んだら適正もぴったりでした。
ラストはやるせないものの、救済ルートもあるから後味よく終えたいならネタバレテキストを確認すべし!

魔法スキルやお酒などのアイテムも買えるし、クリア後には後日談と自動診断&クーポン配布なんかもあり、ボリューム満点のシナリオでした。

2019/03/10

CWまとめ感想(2019/03/10)

「聖北屋敷(仮)」作者:春秋村道の駅さん
吸血鬼PCが知らない場所に閉じ込められて、踏んだり蹴ったりな脱出ギャグシナ。クールな連れ込みPCさんがアワアワしてるのが可愛かったです。吸血鬼の弱点って意外と子供でも用意できるものが多いから、こんな嫌がらせみたいな罠でも結構効きますね。様々な趣向で楽しませてくれました(笑)二番目の部屋の鍵探しが手ごわかったですが、何だかんだで聖水かぶっても大丈夫だったので安心して色々できます。過激派なNPC二人もよかったし、助けるために東奔西走していた仲間パートにもほっこりしました。

「ダーフィットの日記」作者:春秋村道の駅さん
短編ミステリーシナリオ。同情できなくもない犯人の境遇と、冒険者たちによる連続殺人事件の捜査が同時進行していきます。なんというかね…昨今では献血シナリオとかあるので犯人の転落っぷりになんと言ったらいいのか…。まあ、苦労するのが普通なんだよね、リューン付近がおかしいだけで。最後の選択は悩んだ末、ネタバレメモを読んで二人共連れ込みました。私的には、彼は裁かれて彼が守りたかったものは保護したかったんですが、それができないとなると…。割とダーティな仕事も引き受けるPTだったので馴染めるでしょう。

「拝啓 暗い部屋、より」作者:ふゆこさん
魔術師PC一人用ホラーシナリオ。痛覚のないゾンビPCに俳優クーポンをつけて突入しました。これは映画撮影…痛がってるのは演技…。時間制限がある中、不気味な拷問部屋などをうろついて解毒剤と脱出経路を探すのは緊張感あります。時間消費して調べたのに何にもなかった時の焦燥感がいい!そして、見張りに見つからないように通路を移動するゲームでは、システムが全く理解できなくて一回目のプレイではロードしまくりでした。二回目にハードモードに挑戦してやっと理解できたという…。カナリアちゃんの方が私より優秀です(汗)マップはそこまで複雑じゃないのに、方向音痴の私には繋がりがいまいち理解できなかったのも痛い。結局、早々にネタバレ記事を読んでしまいました。念願のわんこ召喚獣げっと!

「悪魔と数多の英雄達(1~15)」作者:無名しさん
20000HPの敵と戦う戦闘シナ。一回のバトルでは勝てるはずもない敵に、何PTもぶつけて少しずつ削っていくというのが熱い!でも、そこまで高威力なスキルを持ってないのでHPを削りきるのに滅茶苦茶時間がかかりました…。一気にやるもんではないのかもしれないけど、私的には半分くらいでも良かったかな(汗)参加するだけで経験点が入るのが嬉しいし、発想やそれを形にする情熱、技術が素晴らしいと思います。

「暗い森を行く(5~7)」作者:黒豚和牛さん
死霊術師にさらわれた女の子を助けに行くお話。敵はアンデッドばかりで、一番レベルの低いフィアナちゃんが亡者退散を引きまくってくれたので助かりました。こんなに出て欲しい時に亡者退散を引いてくれる子は初めてだ!(感動)ただ、レベル差の大きいPTだったので、さすがに死霊術師戦は苦戦。一回やり直してなんとか勝利しました。帰り道での女の子との短い交流は、PCが喋らないのに心にしみます。夜明けの空を見上げる少女のこの先に幸あれ!また、再度張り紙を選ぶとわかる彼の背景はやるせないですね…。先生はいい人だったのに、伝わって欲しいところは伝わらなかったという…。哀しい物語でした。

「攫われた子供(1~5)」作者:黒豚和牛さん
ゴブ洞改変探偵バリアントシナ。探偵バリアントは初プレイかな?現代に異能とか閉鎖地区などのファンタジーが混ざったような世界観。綿密な調査をして回避できる荒事は回避してもいいし、片っ端から暴力で解決しても良い。何気に親子間のすれ違いなど考えさせられるところもありつつ、新鮮な気持ちでプレイできました。探偵さんみたいになる!という子供が可愛い。

「森よ白く染まれ(1~3)」作者:黒豚和牛さん
森で大量発生した亡霊退治と原因調査をするお話。森の構造はシンプルだし短いお話なんですが、とても雰囲気があって、思わず亡霊が発生するに至った過程に思いを馳せてしまいました。最後に花や指輪をお墓に供えられるところもよかったです。それで何かが変わるわけではなく「このPCたちならこうするだろうな」を実現できる配慮が嬉しい。

「Mimic(4~5)」作者:柚子さん
雪深い街で起こった猟奇殺人事件の捜査を行うシティアドベンチャー。街で手がかりを探しながら、参謀を中心に推理を展開していく様が探偵ものっぽくて良かったです。情報確認画面もセルを駆使して丁寧に作ってあったし。参謀役のルティスさんもカッコよくて、冒険者始めてからどれだけ現代の知識を蓄えたんだろうなぁと惚れ惚れ。タイトルの真の意味がわかる終盤の名推理はテンション上がりました。いわくありな魔剣げっと!

「子供狩り(4~6)」作者:柚子さん
雨宿りをしていたら村を助けてくれという男がやってきて…な短編シナ。冒頭の老婆の不気味な歌と、貧しい辺境の村の閉鎖的な雰囲気からして悪い予感がする作品でした。タイトルがタイトルだし…。次第に明かされていく真実には反吐が出ますね。たまたま巻き込まれたことだけど、絶対に許さないと城の奥へガンガン進んでしまいました。そのせいで色々取り逃がした…(汗)あの男は最初から狂っていたのか、この城に篭っているうちにおかしくなったのか。昔の領主の話も聞くと、この土地に何か悪いものが渦巻いているのでは…とも思えました。城なんか与えるより、激戦区へ送ってあげた方が彼も喜んだかも。後味は悪かったものの、言葉少なく去っていく冒険者たちの姿に痺れました。これもまた忘れられない出来事になるだろうなぁ…。

「冒険者の宿殺人事件」作者:柚子さん
探偵気取りで殺人事件を解決しようとするギャグ読み物。ランダムで役割決定したら、心優しい天然な吟遊詩人エルフが探偵役に。女の子PTでやったので親父さん以外女だけ。女の友情にヒビが入ると一気に殺伐とした雰囲気になりますね(笑)まあ一番怖いのは切れた娘さんだけども。エルフさんの悪ノリと、親父さんの健気なヘアケアのせいで酷い目に遭った冒険者たちでした。

2019/03/06

CW「劇団カンタペルメ」感想


推奨レベル:1~3
作者  :柚子さん

久々にやったら、やっぱり楽しかったです。
いきなり役者として舞台に立つことになった冒険者たちが、段々と劇の成功のために真面目に演技について考えるようになるのがいいですよね。

今回は連れ込みだけのPTだったので、どのPCにどの役をやらせるのかかなり悩みました。
たまたま他のシナリオで秀麗&高貴の出だと発覚したsitisは弟王子にすぐ決まったんですが、他のPCはなんとなくのイメージで決定。名もなき妖精がシンディーリア、ルティスが兄王子、ヴォルフガングがお姉さんで、サルバトーレは村娘です。
結果的になかなか良いキャスティングだったらしく、初めて「素晴らしかった」と言ってもらえた!やったー!

本番での劇も楽しいし、機転を利かせて舞台の上で戦うところもサイコーでした。
さらに、クリア後に入ると別のお芝居も演じられるようになっててビックリ。街に着いて早々、sitisがファンに追いかけられてるし(笑)
秀麗だけど骸骨ですよ?

新しいPTを作るたびに行きたいシナリオです。

2019/03/01

カードワースシナリオ「宝石は記憶を刻む」公開しました


対象レベル:7以上
形式   :マルチエンドのギミックダンジョン
人数   :5人以上(リバース多用してます)
プレイ時間:1時間~2時間
エンジン :Ver1.50以上


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最終更新 2020/12/20 宝石は記憶を刻む Ver 1.10 DL

(2020/12/20の更新内容)
▼水中戦で逃走するとワープするバグを修正。
▼一部画像のリンクが切れていたのを修正。
▼「調査役変更」の情報カードがちゃんと配布されるよう修正。
▼使っていないスタートコンテントと素材があったので削除。


猫人姉弟ジュジュとロロに誘われて、空飛ぶ島に宝探しに行くお話です。
必須クーポン、ゴシップなどはありませんが、猫人姉弟と知り合いという前提で話が進んでいきます。もし気になる方は、先に店シナ「猫と魔法の飴玉店」やミニゲームシナ「空中遊漁と猫たちの宴」などをプレイして下さい。

2年半くらい前に某アニメを見て「CWのあの種族ってこういう感じなのか!冒険シナリオでクーポンつけたい!」と思ったのと、罠だらけのQubesダンジョン作りたいという気持ちから出来上がったシナリオです。仲間の一人が人外になったり対象消去される可能性があるので、絶対回避したいor狙ったPCを人外化したいという方はネタバレ.txtをご覧ください。

バグ報告などありましたらコメントかメールフォームからお願いします。

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また自分で描いた素材も公開してます。
今回は少し数が多いのと、若干ネタバレを含むので、別の記事にまとめて公開しました。

Qubesオブジェクト素材はbmpの方がいいかと思ったので、記事にはサンプルしか載せておりません。
お手数おかけしますが、今までの素材一括DLからお願いします。