2023/07/25

CWまとめ感想(2023/07/25)

「20歩先の逢魔が辻へ(6~8)」作者:割れざくろさん
6人PT推奨20コンテンツ戦闘シナ。元聖職者の首なし騎士を討ちます。20コンテンツなのでメッセージは最小限だけど、敵の解説にドラマあり。愛馬との主従愛にホロリ。彼を討ち取った聖職者&馬コンビはどう思っただろうか。

「ユウゲ通りの激闘!(2~4)」作者:mahipipaさん
こむすびの時と同じ依頼人っぽいので、白黒つけ隊で行ってきました。相変わらず面倒ごとを持ち込む賢者の塔ですねぇ。逃げ出した食品サンプルゴーレムを倒すだけなんだけど、リーダーと思しきうさちゃんケーキが可愛くて可愛くて(傲慢な態度とのギャップが好き)。パネが「きゃわ~」してるのも可愛かった。連れ込みたかったなぁ。まあ倒すけど。所詮、蝋でできたゴーレムなので脆いです。

「ばればね(1~5)」作者:伊礼さん
悪人要素ありの中編探索シナ。後ろめたい気持ちを表すかのような暗い森の雰囲気がとても良かったです。普段とは違う視点で、井戸や深い穴や人食い鬼を見てしまう冒険者たちも罪深くていい。お宝の匂いがすればいつも通り冒険者の顔も見せるあたり、結構図太かったりもするし。どこに捨てるかはかなり迷ったんですが、最終的にお互いウィンウィンな相手にプレゼントしました。喜んでもらえてよかった。入口の人はバックが怖そうだから善人面してそのままお別れ。悪の道の第一歩を歩ませたい時にぴったりの作品です。

「賭博都市ブラックバハムート」作者:どもしペッテさん
ポーカー、ブラックジャック、スロットがメインコンテンツのカジノ街シナ。ランダムに入れ替わる通行人からスキルを教えてもらったり、ちょっとしたミニゲームができます。連れ込み10万コインのために、勝つたびにシナリオを出てセーブするという狡い手を使いつつ頑張りました。無心でプレイできるポーカーで、1000coin使ってバニーさんたちと遊びまくります。3人とも可愛くて癒されました。思ったよりも早く貯まってよかった!バニーロボちゃんはクワガタとパーティ組もうね~。

「錆鳴谷に眠る(6~8)」作者:カブさん
3人以上向け長編探索シナ。かなりガッツリ探索できて満足でした。一般的なマップの4倍くらいの広さで、なおかつ1回の探索での行動回数が限られていて、少しずつ全体が見えてくるのが楽しい!そして行動回数が限られていても調査期間は無限なので、急がされることもなくじっくり探索できるのが良かったです。朝夕は街をうろつけるんだけど、そこで住民たちの困りごとを解決したりするサブイベントもあって、それを探すのもまた楽しいんですよ。それぞれの事情から街の背景や人生が垣間見えてしみじみしたり。話の長い研究者とか、相棒の竜が寿退社(?)して飲んだくれる男とか、味のあるNPCもいて好きですね~。順番で発生しなくなるイベントはたぶんないので、こちらものんびり観光できました。シナリオ開始時に色々仕様解説があって付いていけるか心配になったけど、蓋を開けてみれば気楽にやり込めるゲームデザインで、ストーリーも引き込まれる秀作だったと思います。

「瓶詰の火(3~5)」作者:怪獣クドラさん
探偵バリアント向け短編探索戦闘シナ。思ったよりラストの戦闘が厳しくて、なりたてlv3パーティには厳しかったです。封鎖地区のことはいまいち理解できてないけど、危険はあるもののリターンも大きくヤバい人たちの縄張りになってるということだろうか。瓶詰火精さんは最後まで瓶詰のままで、ちょっと可哀想かもしれない。

「イッテミロ(3~4)」作者:班地 殴さん
コミカルな短編シナ。アピール過剰なやっかい冒険者を更生させてほしいという依頼を受け、実地訓練として一緒にカニ駆除の依頼を受けるが…というお話でした。問題児なナグノレさんが憎めないキャラで好きですね~。あと駆除依頼で訪れた村の「汚物は消毒だ~」しながら挨拶は爽やかにしてくれる村人さんに笑った。さりげなく知的生命体的なカニさんとの顛末も予想できない展開で面白かったです。居心地の良さを感じ、彼らのために一緒に旅立つナグノレさんが幸せそうで良かった。

「刻み(4~6)」作者:にべおさん
メイリア調査団シリーズの短編戦闘シナ。仮称「刻み」の調査と失踪者保護に向かいます。小さなマップなのでサクッと戦闘に。ひたすら耐える戦いで、中毒対策が十分じゃなかったので12ラウンドを越えた辺りからきつかったです。結局アレトゥーザ引っ張り出してきちゃったよ。でもキザミちゃんが可愛いので頑張ったかいがありました。なぜ私はバニーちゃんたちのいるpy宿でプレイしなかったのか…。

「探偵と白サザンカ(4~6)」作者:怪獣クドラさん
探偵バリアント向け短編シティアドベンチャー。宗教団体に所属する友人に突然会えなくなったので探してほしいという依頼です。百合の三角関係が美味しいし、聞き込みも雑談が多くて楽しかった。サクッと進めたければ夜の情報屋に300sp払えばいいし。筋肉社交による判定がなかなか難易度高めだったなぁ。にしても宗教が多い都市である。

「20年前の恨み(5~6)」作者:怪獣クドラさん
探偵バリアント向け20コンテンツシナ。所長に恨みのある男がUSBを使って怪人化します。lv5パーティでなかなか緊迫した戦いでした。元ネタになってる某特撮ヒーローは割とちゃんと見てたので懐かしかったです。

2023/07/18

CWまとめ感想(2023/07/18)

「ミス・エネット、笑ってくれ」作者:カブさん
3人以上向け短編謎解きシナ。一日遅れで依頼人の家を訪れた一行が目にしたのは依頼人の遺体で…というお話です。依頼人の魔術によって現在・過去・未来に分断されたPTが、状況を整理しつつ依頼人死亡の原因を取り除きます。とても楽しかったですね~。一筋縄ではいかない依頼人の運命に、不憫を通り越して笑ってしまった。でも単に運が悪いとか、ヤバい奴につけ狙われているというわけでもないようで…。一度目は普通にクリアして、二周目は攻略テキストを見ながらプレイするのがオススメ。ミス・エネットは彼の元に舞い降りた守護天使なのかな?

「幽霊舞踏会を終わらせろ!」作者:生野菜サラダさん
お題を貰って作った短編戦闘シナ。夜な夜な舞踏会を開く幽霊とかロマンがあって素敵ですよね。でもご近所さんにとっては騒音でしかないので仕方がない。対幽霊装備に乏しい駆け出しPTで挑んできました。上手く亡者退散を引いてくれてよかった!手に入ったメイド服の解説が面白かったです。

「自室に現れた可愛い子ちゃん」作者:CW用の樽さん
人数調整不要の一人用短編もふもふシナ。一仕事終えて部屋に戻ったら、そこにカーバンクルが現れ迎えが来るまで構うことに。魔法生物としての矜持を持つモフモフなカーバンクルが可愛かったです。構う選択肢の内容は所持KCとかクーポンで変わるのかな?ちょっとばかし不穏な選択肢を無視しつつ、カーバンクルを思う存分可愛がって過ごしました。癒し…。絵を描いて迎えの魔術師に渡したら大層気に入ってもらえて、ミンさんの器用さに驚かされたり。最後は冒険者らしく、しっかり報酬もぎ取ってやりました。賢者の塔と冒険者のお互いの認識とかも面白かったです。

「帳の魔女と墜つる星」作者:カブさん
参謀と盗賊の二人専用マルチエンドの長編読み物シティアドベンチャーシナ。北辰の街ヴァラックの魔術師学連支部で起こった自殺事件を追います。この作者さんの作品は本当、ビジュアルもUIも構成も完成度高いですね。作品の世界を築き上げることに妥協がない印象です。人間同士の事件はあまり好きじゃないんですが、気付けば事件にも中心人物たちの背景・心情にも引き込まれてました。新しく参謀と盗賊役の二人にぴったりのPCが見つかったのも引き込まれた理由かも(街シナに永住させまくってるので、シリーズすべて別のコンビだったひと)このコンビ、探偵バリアントでも嵌りそうな気がしますね~。

「ゴブリンの殲滅依頼」作者:たろうさん
トーベルシリーズの男性一人用中編読み物シナ。今回もメイアーの口八丁が大活躍です。宿の評判も気にしてかアフタフォローもしっかりしていて、ベテラン冒険者の貫禄さえありました。こうして見ると、交渉役って重要なポジションですよね。荒くれ者ばかりのパーティだったら、きっと汚名をしょって帰ってきたことでしょう。というか、例の村人たちが無事でよかった(汗)飛び道具も魔法も割と身近にある世界で無茶がすぎるでしょ。経験の差を見せつけてくれたメイアーに対し、主人公もしっかり成長してメイアーを慌てさせるオチが微笑ましかったです。いいコンビだねぇ。

「参謀が盗賊に技を教わってるだけ」作者:生野菜サラダさん
人数調整不要の盗賊と参謀二人用短編読み物。タイトル通り参謀が盗賊に技を教わります。頭の回転の瞬発力では盗賊が勝ってるというのは確かにあるかもしれない。罠をちゃんと見つけて解除できないと全滅もあり得るから、プレッシャー大きいよね。そして、かなり切実な理由で闇に隠れるをマスターしたい参謀に笑う。スキル「闇に隠れろ」の効果が面白いです。

「すまん、マヨネーズ買ってきてくれ」作者:生野菜サラダさん
人数調整不要の短編読み物。昼起きでいきなりハゲ呼ばわりする冒険者(笑)でも軽口たたきながらも、なんだかんだで親父さんを気遣ってるところが仲良しで和みます。冒険者なら箱買いでのお使いも任せとけ!

「スライム採取の依頼(2~3)」作者:ハーバーさん
二人以上向け短編探索シナ。流行り病の治療薬の材料となるスライムの粘液を採取するため下水道へ向かいます。奇塊よりも小さめなマップで休憩エリアもあるので、物理が通らない相手でも安心でした。しかし、下水道のスライムから採取したものを薬に使うのかぁ…。衛生的な抽出方法があるんだろうけど、バレたら炎上しそうだと思ってしまいました。

「薬医の護衛(1~3)」作者:ガヴァドンエースさん
サクッと終わる短編護衛シナ。報酬200spって安すぎない?と思ったけど、馬車代は依頼人持ちで、ゴブリンが多少いるかもしれない山中を日帰り護衛するくらいなら許容範囲か。”ゴブ洞より短い”とある通り、全体マップもあってテンポよく進みました。チンピラ並みの山賊さんたちのノリが好き。口の悪いツンデレ依頼人(おっさん)とも何となく信頼関係のようなものができていって、短いながら冒険者らしい日常風景を楽しめました。

「峠の戦い(1~2)」作者:takeさん
6人向け短編シナ。事故の多い峠の激闘馬車レース進行を、状況に合ったスキル(シナリオ内で用意されている)を使ってサポートします。レースの様子がとても楽しそうで、使ったスキルなど「精霊宮のなになにで~」という風に宣伝する実況の人が好き。スキルを持ち変えるのがちょっと面倒だったけど、上手くいくと嬉しいですね。終盤は冒険者が大活躍して盛り上がりました。

2023/07/11

CWまとめ感想(2023/07/11)

久しぶりの更新です。あと2か月で1年ぶりになるところだったのか…。時が過ぎるのが早すぎて怖い。とりあえず感想ストックが尽きるまで週一くらいで更新していく予定です。

「扉を開く(3~5)」作者:風切 快夢さん
一人用短編読み物シナ。一時的に視力を失ったPCの元へ、見えると不都合があるという依頼が舞い込み…というお話です。魔術的な理由で、あえて目が見えない冒険者を求めるというのが面白いですね。そして目が見えない状態を、シルエットや暗闇にうっすら浮かぶ輪郭の絵などで表現しているのも雰囲気があって没入感ありました。依頼人に手を引かれながら体験する不思議な感覚や、見えない状態で何者かもわからない相手(依頼人の言葉を信じるしかない)と戦うスリルなど、短い話の中で次々と展開していき引き込まれます。後日談である2周目も、見えるからこそ怖いという感覚が面白かったです。とても好きな作風でした。

「精霊王国の秘宝(10~12)」作者:大地の子さん
精霊術師PC一人専用の中編カード式ダンジョン探索シナ。精霊術の秘宝を求め、精霊の試練場の遺跡を探索します。マップが広めで楽しかったです。次は何がでるかな~とカードをめくるのが好き。途中でノームさん脱落イベントがあって、別の道を調べれば回避できるだろうと探索を続けたけど、結局落ちるしかなかった…ごめんよノームさん。これが遺跡じゃなく、土むき出しの洞窟だったらやりようがあったのかもしれない。一箇所何かありそうな部屋もあったけど、それも分からず終いでした。たぶん、ちょうどいいPCがいなくて精霊術師じゃない秀麗くんで来たからだろう。でも、強そうなアイテムゲットしたのでOK!

「キノコの洞窟(1~3)」作者:抹茶あずきさん
2022夏100kb祭り参加のゴブ洞改変シナ。洞窟に現れた大量のキノコを退治します。キノコと言っても、歩き回って胞子をまき散らしたり追いかけまわしたりしてくるので、有害度はゴブリンと大差ありません。駆け出しレベル2パーティでしっかり倒してきました。ついでに見つけた怪しいキノコを親父さんに渡したら…。最後のは某料理漫画のノリかな(笑)親父さんの料理の腕もすごいなぁ。

「天鳳城の絡繰迷宮(5~6)」作者:モンドリ鬱さん
2022年夏の100kb祭り参加の短編探索シナ。和の国のお殿様からの依頼で、城の地下迷宮でカラクリやら機甲やらが動き出して騒音に耐えられないので排除してほしいという依頼です。依頼理由が”うるさいから”ってのが面白いですね。木造建築だろうから、床下の音もガンガン響いてくるんだろうなぁ。ダンジョンは和のテイストで、機甲のデザインも良かったし掛け軸に書いてある文字のセンスも好き。そしてラストのオチも最高でしたね。NINJAって言ってる時点でなんとなく察してたけど、ここまでとは(笑)

「コリントの人攫い(6~8)」作者:にべおさん
「捕食者は来たる」討伐ルートと「略奪者たち」クリア前提の人数不問中編探索戦闘シナ。前提シナをpy宿の冒険者で再プレイしてから挑みました。何度も顔を合わせたコリン村の人々と、一緒に依頼を受けた冒険者たちの顔ぶれに気が引き締まりますね。さらわれたのはあの少女だし。そんな緊張感ある状況でも、一人だけジャンルが違うような会話をするジェフさんが面白すぎて好き。彼がいると妙に心強いよね。特製干し肉で命びろいしました。何が出てきてもおかしくない不穏な山での探索もやりごたえあって、あえて関係なさそうなところに首を突っ込んだら楽しい仲間ができてホクホクでした。寄り道しつつも、さすがに保護した女の子を連れて危険は冒せないのでラスボスは全力回避。マクムトフ君もヤバいって言ってたし、もしかしたらいつか別の依頼で対峙するのかな?手に入れた鎌と鉱石も役立ちそうなので大事に保管しておこうと思います。

「黒い通り(1~7)」作者:かがちさん
「退廃都市の裏通り」企画のイベント付き街シナ。街のダーティな世界観に、かがちさんのホラーチックな展開&独自世界設定がマッチしてました。わんこと没落貴族の少女が可哀想だけど、あの町では日常なんだね。結局連続殺人犯と少女の関係はどんなものだったんだろか?

「月と占い師(10~)」作者:かがちさん
「誰作キャストデータ」企画のフェンガリさんが占い師をやってる占い店シナ(依頼もあるよ)。占いがかなり本格派っぽくて雰囲気ありました。見た目が未来人みたいなのに、ちゃんと占い師してます。占いの後に950spで売ってるラッキーアイテムは高難易度戦闘シナで活躍間違いなし。とくに解説に”強力に守ってくれる””各段に向上する”などと書いてあるアイテムは消費せず持たせておく方がいいかも。依頼は12回以上訪問したら受けられるみたいで、いつものメンバーでlv12で行ったところ、かなり苦戦させられました。頻繁に数人眠らされる上に引きが悪かった…。強敵でしたが美しかったです。

「オオサンショウウオぐるみ欲しい!」作者:生野菜サラダさん
お題に沿って作った、オオサンショウウオのぬいぐるみを買いに行くミニ店シナ。オオサンショウウオ?と思ったけど何気に可愛い。ミンさんに買ってあげました。ぎゅっと抱きしめて喜ぶ姿が目に浮かびます。

「終ぞ断ちえぬ愚者の炎(8~10)」作者:かがちさん
お題”ハロウィン、ハッピーエンド、かぼちゃの剣聖、ふわふわパンケーキ、噛ませデータキャラ、そわそわ”に沿って作った短編戦闘シナ。聖職者を狙う通り魔の調査を行うので護衛してほしいという依頼です。依頼人と一緒にいるフェーンさんが面白かったです。決して”100%”とは言わないと依頼人に称されていたのに、獲物と報酬を独り占めしようとした時に”100%”と言って見事に玉砕。ラストでションボリしてるのが可愛かったです。一方、ハロウィンシナということで通り魔剣士さんは南瓜頭なのに、なんだか妙にカッコいい。剣聖らしく強者と戦って戦って戦い続けたかったんだろうなぁ。破れて「せめて」と自分の武器を託すところも好感度高いです。あと相変わらずお土産たくさんでした。優れた冒険者は一度まみえた相手の技を盗みまくるんだよぉ!

「なんかおばけの洞窟(1~3)」作者:ミョルニル(まだらん)さん
ゆるいハロウィン風ゴブ洞改変シナ。なんかおばけっぽいのが洞窟に棲みついたので退治しに行きます。始まりから冒険者たちのノリが好きですね~。細かいことはどうでもいいんじゃい、という感じで。行きがけにいきなり花を根こそぎ摘んでいくという傍若無人っぷりも見せつつ、サクッと攻略していきます。とにかく冒険者たちのノリと会話が楽しかった。サルミアッキの下りとか、親父さんにハロウィンのお菓子を上げるほっこり展開かと思いきや、ツケ帳消しにしてという図太さとか最高でした。好き。