2020/05/27

CW「幽冥の境を見つめて」感想


対象レベル:8~9
作者:大地の子さん

私的には悪役PTじゃないと受けられない仕事でした。お人好しの意見が優先されるPTでは合わないかもしれません。

これってもしかして続き物なのかな?
謎の残る終わり方で先が気になります。かなり情報量の多い作品だったので、もしかしたらまだ何か見逃しているだけかもしれないけど。

何というか情報の重要度が半端ない作品でした。1回のプレイで最長ルートに行ける人は調査力と用意周到さがすごいと思います。
りどみを読もうとしたらQubesフォルダが目に入ってびっくりして再プレイしたからね。あのおじさん一度しか会えないみたいで初プレイでは買い逃したんだよなぁ。

あと報酬が選べるのも面白かったです。上手くやればspでもらうより稼げるし、お金以上のものが得られるかもしれない。得られるものの種類が結構多そうなのでPTごとに何を選ぶか変えるのも面白そうです。

情報と報酬、ここら辺の駆け引きや時機の見極めが面白い作品だったと思います。
手に入るアイテムは結構強力なものが多いので、そういうのが欲しい人は所持金多めに持っていくといいかも。

2020/05/22

CW「遺跡調査依頼」感想


対象レベル:3~4
エンジン:py3以上
作者:shamanさん

カルバチア南部のコフィンの森で、新たに発見された遺跡を調査・遺物回収してほしいという依頼。
遺物は調査本部で鑑定するまで価値がわからないというのが遺跡探索っぽくて良かったです。

ダンジョンはクリック探索形式で疲労は精神力の減少によって表現されているところがpy専用ならでは。
イベントが発生するまで自動探索機能があるので腱鞘炎の心配もなし!
それどころかBGMとメトロノームのようなクリック音が心地よくてリラックスできました。

プレイ時間の目安通り完全クリアまで2時間くらいでした。
遺跡内でセーブして困ることはないので隙間時間にも遊べます。時々現れる猫人さんが可愛くて、一気にプレイしちゃったけど。

あと、調査本部のおねーさんが飼ってる猫ちゃん(ちらっとしか見えない)が可愛い!
街の人に関するイベントもあったりしてやり応え十分でした。

2020/05/17

CW「The die is cast」感想


対象レベル:1
作者:暁さん

「Wish or Desire」シリーズ一作目にして最終作となった悲しき作品。
童謡にある悪魔に攫われ、元の場所に帰るために謎の遺跡を探索します。

子供か若者一人用中編(私は2時間以上かかった)探索で、いちおう区切りはつくしこの作品だけでも十分楽しめるつくりでした。
古い作品ながら演出面は結構凝っていて、最初にPCの立場(奴隷から王族まで)を決められ、質問に答えると_天真爛漫などのクーポンと専用スキルがもらえる豪華仕様。

さらに、NPCは褐色の姉御肌エルフ(仮)で、仲良くなっていくと別れが惜しくなるキャラクターになってます。
彼女には好感度や信頼度などが設定されており、キャンプ中には彼女の内面に踏み込むような会話イベントが。

戦闘ではかばうシステム、そして相談にのってくれたり調査でも色々と力を貸してくれて、作りたてPCで裸一貫で突入しても遊べるのが嬉しい。
ギミックやリドル、罠いっぱいの塔の試練を乗り越えて、ガッツリ探索できました。

ネタバレテキストもあるけどかなり広いのでマッピング必須。続編がないのでNPCとは今生の別れになってしまうのが悲しいですが、それでも手にとって良かったと思える作品でした。

2020/05/12

CWまとめ感想(2020/05/12)

「ぴかくぽら2(3~5)」作者:凪奈ちょこさん
チュカを含まない一作目プレイ済みPT用シナリオ。チュカの兄がバラバラになったので、直すために必要な鉱石(家で紛失)を探します。チュカやその兄弟たちの部屋を探すだけなんだけど、変なものいっぱいで探索しがいがあって楽しかったです。何が出るのか予想がつかないところがいい。あと、使い魔のハムスターみたいなのが可愛いかった。

「ちょっと桃の缶詰届けに行くだけ」作者:生野菜サラダさん
”桃の缶詰、生きて……いたのか……、不意打ち、飴”のお題に沿って作ったお使いシナ。親父さんに頼まれ、桃缶を買ってお届けします。親父さんとのいつもの掛け合いという感じのはじまり方がいいね。仲良し仲良し。そしてリューンの商店街で桃缶を探すんだけど、間違えるなという方が無理でしょうこれは(笑)そんな軽い笑いの後の突然のシリアス。たしかにこれは不意打ちでした。何気にしんみりさせられる作品です。桃缶げっと!

「サメのぬいぐるみ買いに行くだけ」作者:生野菜サラダさん
突然サメのぬいぐるみが欲しくなって買いに行く店シナ。可愛い展開だと思い女の子多めのリューン桜前線で突入。サメぐるみを欲しがる子は一番似合いそうなルルちゃんにしてみました。買ったのはもちろんピンク色のサメぐるみ。ルルちゃんが抱っこしやすそうな小型のものを選びました。可愛い…。

「尻DE割り箸」作者:ハロゲン=クラークさん
なんだ…これは…(笑)ケツのドアップからの割り箸を割っていく展開、何よりアーイ!の声に変な笑いが…。lv1の男衆で行ったら最大で2回までしか割れなかった!痛そう。

「戦慄の首刈りヤシガニ(2~4)」作者:三升さん
数々の冒険者の首を刈った大ヤシガニと戦う短編シナ。駆け出しPTなのに何となく依頼を受けてしまって自分でも不思議がってる冒険者に笑う。敵さんのいる場所まではダイスを振りながら移動。マップはないから道を覚える必要もないし、自動で探索して薬草とか見つけてくれるから楽ちんでした。でも、ヤシガニとのご対面では気を抜けば首が飛ぶ!設定で対象消去の有無を変えられますが、一度は見てみてもいいと思います。一瞬で仲間の一人が消える展開にゾクリとしました。

「西神伝第一幕 西へ 改修版(3~6)」作者:大島さん
西遊記モチーフのシリーズ一作目にして最終作となった悲しき作品。夢で見たシャーカ様のお告げが本当なのか確認するため、西へ行きたいという僧侶ソン・サンゾを護衛します。どうやら行く先々でトラブルに遭遇して、それを解決しつつ西へ行く構想だった模様。今回は出発して雹に降られ、逃げ込んだ無人の家での出来事がメインのミドルシナとなってました。やや強引なところもあるけれど、中々不気味な屋内探索が良かったです。十数年前にここで何が起こったのか、少しずつ判明していって最後にはやるせない事実が…。それに目の前に迫る脅威から身を守る方法が、NPCと冒険者のどちらが欠けても無理だったかも、と思えるものなんですよね。彼らの旅をもう少し見てみたかったです。

「ゴブリン駆除の依頼(1~3)」作者:盾さん
Next専用の短編シナ。普通のゴブリン討伐かと思いきや、予想の斜め上をゆく展開で笑いました。あほの子なゴブシャーさんがちょっとかわいそうな気もするけども、やったことの落とし前はつけないとね…。そしてオチがまた面白かったです。変な技を食らったPCがどこで何をしてたのかランダムで決まるようで、掌破王にもなれます。

「絵本『森のくまさん』(5~9)」作者:盆栽の人さん
子供たちにせがまれて熊退治をした時の話をするNext専用短編シナ。自分たちの冒険が絵本になっているっていうのが嬉しいですね。しかも竜退治とか華のあるエピソードじゃなく、英雄クラスでなければ話題にもならなそうな熊退治。英雄様のことならなんでも話題になるから片っ端から物語にされてるんだろうか(笑)でも、熊退治と言っても油断大敵。足場の悪い場所を狙って不意打ちしてくるわ、剛腕振り回してて攻撃が届かないわで結構苦戦させられました。でも、ちゃんと主人公が一番カッコいいスキルでトドメをさせてよかった。きっと子供たちの前で実演してみせてただろうなぁ。

「明日への誓い(2~3)」作者:大地の子さん
教会を狙った爆破テロが起こり、人命救助などを行う短編シナ。日常を壊すテロ行為の恐ろしさが感じられるシナリオでした。こんなに怖い能力判定はなかなかないです。低レベルだと回復手段も限られてくるから、失敗したらどうしようとビビりつつも応急処置を施したり。選択によってはテロ犯たちと戦うこともできます。

「オキ゛ァア、オギアぁ(5~7)」作者:かがちさん
4時間で制作した短編ホラー。下水道のアンデッド退治を引き受けた冒険者が誰も帰らなかったので、何があったのか見てきてくれという依頼。依頼人は情報屋だということだけど、依頼遂行後の流れ的にちょっと怪しい?それとも報酬を払ったのは別人で、依頼人はすでに…。色々ヤバいことが起こった場所なんだろことはヒシヒシと感じて、冒険者たちも口を閉ざすしかなさそうでした。ところで紐は何に使う物だったんだろうとクリア後中をのぞいてみたら、なるほど…。こういうところで冒険者の命運が分かれるんだろうなぁ。

2020/05/07

CW「ダサセーターの洞窟」感想


対象レベル:1~3
エンジン:Next
作者:なもちさん

ダサセーターなゴブ洞改変。噂には聞いていたけど面白かった!
ダサセーターがどう関わってくるのか想像の斜め上で最初から笑いっぱなしでした。
ホント、ゴブ洞は何でもありですね。もはや何が起こっても「ゴブ洞だし…」で納得させられてしまいます。

いつもと少し違う妖魔の影の絵が可愛いし、何気に役立つダサセーターも色んな種類があって面白い。
クリア後はダサセーターガチャができて、思ってたよりも数が多かったセーターのコンプリートを目指すことも。

図鑑の解説もそれぞれ面白いから、それを読むためにも集めずにはいられない!
個人的にツボだったのが「親父セーター・髪」の説明ですね。声に出して笑ってしまった。

本当にあれだけの数のセーターのデザインと面白い解説文をよく生み出したなぁと、ダサセーターへの情熱に圧倒されました。
コンプリート目指して頑張ります!

2020/05/02

CWまとめ感想(2020/05/02)

「赤い一夜(3~5)」作者:flying_corpseさん
Next専用短編シナ。詳細を伏せて募集している依頼で、内容を聞くために宿の別室に案内される展開からして渋いですね~。ほのぼのシナを多くやってるので忘れがちですが、親父さんもプロなんだよなぁ。盗賊団を壊滅させるため首領を抑えてほしいという依頼で、雑魚は騎士団に任せて、冒険者は敵の攻撃を潜り抜け首領の元へと走ります。現場にあるものやKCを使って一網打尽or先制攻撃して敵をやり過ごしていくのが面白い。自分の手札を熟知して機転を利かせてこそ冒険者という感じです。とくに盗賊たちが控えている部屋に対してのベスト対処法は、自分で気づけたらテンション上がりそう。冬の夜の食事描写に力が入ってるので空腹時のプレイにはご注意を。

「えんまの領域(4~5)」作者:Riverさん
サクッと遊べるNext専用短編シナ。ゴブ洞よりやや広めのQubes仕様鉱山にオーク退治に向かいます。何気に熱い展開もあるし、二度目のプレイは一気に雰囲気が変わって楽しかったです。攻略テキストを見たら、きっと「掌破使いPCで行かなくては!」となるはず。掌破使いPCがいつもの100倍輝いてました(笑)回復アイテムのぶたちゃんと亜流掌破げっと!

「雨に咲く花、子守唄(4~6)」作者:七屋さん
人数調整不要の二人用Next専用短編探索シナ。相方が連れてきた小さな依頼人と一緒に、雨の後にしか咲かない花を見に森へ向かいます。静かで優しい雰囲気が心地よかったです。依頼人の少女が可愛いし、雑談したりおやつを食べたりしながらほのぼの探索。森なのに何故かプリンとかマカロン?とか落ちてるんですが(笑)終盤は心温まる展開で、少女の美しい一枚絵が印象に残ります。

「深緑へ挑む(4~6)」作者:flying_corpseさん
お使いついでに観光しようと思ってたら妖魔のせいで目的のものが買えず…というNext専用中編シナ。のんびり酒盛りしながらの馬車旅から、急遽お使いを阻む森の魔物一掃依頼に。町の人が良く使う森らしく最初から森の全容がわかっているのは珍しいかも。あと、すべての戦闘で先に敵の存在に気付けて、的確な対処(KC)ができるかで有利に進められるかが決まるところも。KCがなくても不利になるわけじゃないという匙加減がちょうど良かったです。演出よりも文章による描写で進行するタイプで、渋めな作品が好きな人におススメ。

「ウニ退治(4~7)」作者:Acidさん
海の町で大繁殖したウニを退治するNext専用討伐シナ。実際はウニのような何かで、海岸を埋め尽くすほどの数に圧倒されます。しかも爆発して針を飛ばしてくるとか凶悪すぎ!(笑)まあ、そんな時は全体攻撃無双ですよね。意外と速いので1ラウンド目で自爆されまくると辛いかも。せめて倒したあとに食べられればいいのにねぇ。ところで、道具屋で売ってた錨が結構気になる。

「緑の悪魔のねぐらにて(5~6)」作者:ヒポポタマスさん
森の洞窟に緑の皮膚の妖魔が棲みついたので退治してほしいという3人以上向けNext専用短編探索シナ。ゴブ洞の3倍くらいは広いのでオートマップが嬉しい。アイテムが落ちてたり罠が仕掛けてあったりと中級冒険者の腕の見せ所です。雑魚敵はたぶん確実に逃げれて、待ち伏せしてるゴブリンからは逃げられないというバランスもちょうどいい。全体的に淡々とした雰囲気もありつつ、村人と雑談などもできて雰囲気のある作品でした。ラスボスは毛色が違って意外性あります。

「赤く沈む洞窟(1~3)」作者:ヨウ素液さん
Next専用の悪役向けゴブ洞改変。村に悪さをする”ゴブリンども”を討伐します。ダークな雰囲気がいいし、カード裏の解説を読んで「確かにこれは悪いゴブリンだ」と納得。置いてあった”あれ”を何に使ったんでしょうねぇ…。悪役デビューにもちょうどいい作品。

「火車の行方(4~6)」作者:ヨウ素液さん
Next専用マルチエンド悪役向け短編シナ。エンディングがかなり多いので驚きました。いくらでも裏切れるし、依頼人に忠実にもなれる。最後、老人に遺体を渡せと言われたから棺アイテムを使用したら予想外の展開に…。ち、違うんだ、渡そうと思っただけなんだ!(笑)

「スイート・プランツ(6~7)」作者:とりいさん
人数調整不要の片想いと片思われ二人用Next専用探索シナ。片思われがいつか遠くへ行ってしまったら…と不安になって惚れ薬を作ろうとする病鍋企画作品です。片想いには一切セリフなしなのが暴走感ありました。怪しい薬屋さんで惚れ薬を買おうと思ったら、必要な材料が足りないということで単独山へ。オートマップなんだけど、背景画像に重なって手描きマップが表示されるのがオシャレ。マップが新たに書き加えられていくのが楽しくて、割と不気味で怖い山なのに楽しく探索できました。最後に薬を使うか使わないか選べて、どちらのルートも良かったです。しかしお酒の解説が残酷…。渡した当人は知ってたのかな?

「いらすとやの洞窟(1~3)」作者:Niwatorryさん
タイトル通りのゴブ洞改変。まさか洞窟の背景にそれを持ってくるとは(笑)いらすとやの素材を使っているだけなのにゆるい雰囲気が漂ってました。賢者の杖の絵はちょうどいい絵がなかったのか、それともあえてこれにしたのか…?