2021/07/31

カードワースシナリオ「ねこみなと」公開しました

対象レベル:なし(能力判定は一切ありません)
形式   :釣り&猫を甘やかす
人数   :何人でも
プレイ時間:好きなだけ
エンジン :Ver1.50以上/Py4以上

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最終更新 2022.06.08
ねこみなと(1.50版) Ver 1.02 DL
ねこみなと(Py4版) Ver 1.02 DL

(2022.06.08の更新内容)
▼子猫の満腹度が最大になっても餌を食べていたのを修正。
▼キジトラの満腹度が他の猫に特定の餌をやった時上がっていたのを修正(茶トラにミルク、三毛にミルクと鰯、子猫にミルクとクロサギ)
▼Readmeに懐中時計入手シナリオの例と、バグと間違えやすい仕様の書き忘れを追記。


釣りシナで「こんなのあったらいいなぁ」と思う要素を詰め込んでみました。釣れる魚の種類はおそらく現在ある釣りシナの中でも最多。そして魚のコンプリートを目指したりNPCと釣り勝負ができます。

猫に構うイベントでは釣った魚を貢いだり、モフったり遊んだり、ペットの猫がいるなら一緒に遊ばせることも。
「リューンねこ通り」の時には私の技術的に難しかった”愛称を付ける”イベントも実装しました。

仕様説明とヒントをNPCとの雑談に入れてあるので、最初は案内所で話を聞いてみるといいと思います。
特産品KCに対応しており金策シナとしてもご利用いただけます。

万が一バグなどありましたらコメントかメールフォーム。またはツイッター(@yoinonya)からご連絡ください。
バグと間違えやすいと思われる仕様についてはReadMeにまとめたので、目を通してからご報告いただけると嬉しいです。

■1.50版とPy4版の違い■
1、猫に付けられる愛称は1.50版では9種類の中から選択、Py4版では自由に好きな名前を付けられます。
(ビルダー・エディターを使える方は、1.50版でもご自由に愛称を付けていただいて結構です。”ねこ¥1号~6号”のステップに好きな名前を入れてください。名前を付ける時の選択肢以外は、すべてステップから名前を読み込んでいます)

2、釣り勝負の最大サイズが1.50版の方が小さいです。そのためCardWirthPyでプレイする場合、1.50版とPy4版でそれぞれ別々に最高記録が保存されます。

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また自分で描いた素材も公開してます。
今までの素材一括DL

【素材の内容】
海産物:イシビラメ、サンマ、シタビラメ、ハタハタ♂♀、ブリ
食料:アンチョビ、リモンチェッロ、ハタハタ寿司、鯛の和菓子
雑貨など:クーラーボックス、レースの蝶、ボビンレース、しずく型真珠、竹製釣り竿
その他:魚カード、肉球カード、魚メニュー、肉球メニュー、魚アイコン、壺アイコン




また、以前描いた猫の目の色を一部修正しました。

2021/07/26

CWまとめ感想(2021/07/26)

「その少女(2~3)」作者:怪獣クドラさん
「教会の妖姫」クロスオーバーの妖魔バリアント短編読み物シナ(戦闘あり)。悪さをするはぐれオークの対処のため森を探索していたところ、人間の少女が倒れているのを発見し…というお話。妖魔の血を引いていると気付いた妖魔たちが、どうにも放っておけなくて助けてしまう展開にほのぼの。人間の言葉がわかると選択肢が増えます。再会してひしと抱き合う2人の前途を祝福したくなりました。

「紅花の剣鬼(1~2)」作者:カナソの魔剣さん
人数調整不要の若者or大人男性一人用短編読み物シナ。殺人現場を目撃した天才画家を護衛するお話です。自警団に報告すると絵をかいていられなくなるから、完成するまで自費で護衛を雇うという大胆な芸術家さんでした。彼との会話はなかなか興味深かったし、こんな日に限って何度も訪問者が現れ冒険者がピリピリしてるのが良かったです。でも、肝心なところで光精召喚を使ったところ一気にコメディ展開に。芸術家さんの悩みもすっきり解消しました。さすがフォウさま!

「忘れえぬ友に(5~6)」作者:ありじごくさん
5人以上専用長編読み物シナ。酒場で食事をとりながらおばちゃんと話す冒頭から温かみがあってよかったです。一仕事終えてワイワイやってるのが冒険者って感じだし、美味しいものを食べると人に優しくなれるよね。依頼人の神官エルネストのキャラもよくて、神官らしからぬ視点で物事を見てて好感持てました。村人が森を神聖視してても”資源を守るための合理的なやり方ですね”で済ませてしまうどころか、教会の不興を買わないよう呼称をアドバイスしたり。そして後半、まったく予想してなかった展開に…。タイトルの”友”に当てはまりそうな人が登場してミステリアスになってきたと思ったら、突然の衝撃、そして涙。まさか序盤でもらったあれがこんな風に繋がるとは思ってなかったし、タイトルの意味がわかるともう泣くしかないでしょう。エルネストさんの苦悩や冒険者とジャックとの友情が印象的でした。

「穴倉の墓所(1~3)」作者:SIGさん
村の近くの洞窟に住み着いた妖魔の討伐シナ。ゴブ洞改変かと思いきや、曰くのある洞窟で何が起こるかわからない怖さがありました。狭いながらも探索しがいのある洞窟だったし、冒険者の行動で変わるところが結構あってPTによって色んなパターンが見られそう。とりあえず、わんこが手に入るとわかったのでハロル君たちで即再プレイしたよ!

「がたごと。」作者:新矢晋さん
恋人二人用短編読み物。行商人の馬車護衛の依頼でイチャイチャしたり、依頼人が女PCにちょっかい出して?男PCが闘志を燃やしたりします。コカの葉たばこの匂いにつられてやってきた意外な存在に笑った。たしかに、結構そこら辺に生えてるからそういうことも起こりえるよねー。クロスオーバーシナをプレイしているとイチャイチャ会話が増えるので、先にプレイしておくとより楽しめると思います。

「エクソシスト」作者:F太さん
3人以上向け狂い系マルチエンド短編シナ。うだるような暑い夏の日、怪しい音がするから何事かと思ったら…というお話。娘さんの水着サービスとか親父とのいつものやり取り、そして夏の風物詩である幽霊orG…。幽霊ルートを選んだら、親父の時と仲間の時の扱いの差に笑ってしまった。血まみれの親父が哀れ。

「ねこをもふるだけの洞窟」作者:焼きフォウ描いた人(焼きフォウの人)さん
近所の洞窟にねこが棲みついて、毎晩もふられに来て仕事が手につかないから代わりにもふってというゴブ洞改変。すべての攻撃などはもふったことになるとのことで、安心して可愛いにゃんこたちと戯れてきました。ボス戦後の「何匹かは逃げ出したようだが…」の下りが「まだもふられ足りないねこもいるようだが…」になってるのが可愛い。ねこちゃんげっと!

「Portulaca(6~7)」作者:月並みさん
女性一人用中編シナ。孤児院の子供たちと知り合った主人公が、口のきけない少女のヒーローになるお話です。NPCは基本的にシルエットなんですが、子供たちが本当に元気いっぱいで生き生きしてました。振り回される冒険者から滲み出る子供好きな感じがいい。子供たちの笑顔に囲まれ、ひと時の平和を満喫している様子にほんわかしました。そして、戦いが始まってからのギャップに痺れます。接近戦でバリバリ暗殺者と渡り合う姿が格好良かったです。いや本当、女性冒険者が主人公でこれほど戦闘描写がクールな作品は初めてかも?ラストは少女との友情にホロリ。メリハリがあって引き込まれる作品でした。

「ヤシャ=シュトーレン(6~10)」作者:jimさん
若者女性冒険者1人用短編読み物シナ。お遣い帰りにアリィが変な石ころを拾ったことで起こるちょっとしたお話です。石の精がアリィの一番になろうと奮闘するんだけど、そのやり方が人間の感情を無視したやり方なのがいかにも人外(妖精)で良かったです。結構酷いこともするのに動機が可愛いので嫌いにはなれない。身近に魔女がいたり、おまじないをかけてくれたりと、癒し系メルヘンシナでした。

「彼は特別(7~8)」作者:オオカタさん
「山賊駆除」に同梱された少年一人用短編シナ。冒険者を雇いに来た村人視点で淡々と語られます。なけなしのお金で雇えたのが子供だけで、村へ連れ帰ったら村人にさんざん罵倒される依頼人が可哀そう…。でも自分がその村に住んでいたら、きっと他の村人と同じように怒っていたと思う。そんな状況でもオーク退治に向かう少年に、かすかな希望を抱く村人のモノローグがよかった。派手さはないけど、男の目には奇跡として映るというのがね。秀麗に対応してます。

2021/07/21

CW「薔薇と百合と幽霊と悪党」感想

対象レベル:3~5
作者:三流ブロンティストさん

嘘の片棒を担ぐセコイ依頼から始まる、人情もの中編シナ。
士官学校の怖い先輩との約束をすっぽかしてしまった依頼人のため、やむを得ない事情があったと口裏を合わせます。

でも、その先輩がなかなか鋭い人で(将来有望)簡単には騙されてくれません。嘘に説得力を持たせるために色々画策していたところ、とある空き家でその嘘にぴったり当てはまるような老婦人と遭遇するんですよね。

ここから一気に雰囲気が変わって、ちょっと天然ボケっぽいけど優しい婦人と、面倒見がいい上に実は家庭的だった先輩、突如侵入してきた人懐っこい盗賊3人組たちと、ほのぼのコミカルなやり取りが展開されます。
この盗賊トリオのリーダー?ラダズさんがいいキャラしてて、見た目はチンピラっぽいしケンカも強くはないのに、いざという時にはカッコつけられる人で冒険者たちと気が合いそうでした。

個性的なNPCたちと冒険者の見せ場のバランスも良く、ラスボス戦での共闘も盛り上がります。そして最後はホロリとさせる展開で余韻のあるラストでした。
タイトルが狂い系みたいな雰囲気だけどぜんぜんそんなことはなくて面白かったです(アニキは出るよ)

*最近、MapofWirthの画像を焼きフォウ描いた人さんの差し替え画像に変えたので、スクショにちょくちょく映ると思います。

2021/07/16

CWまとめ感想(2021/07/16)

「お子様とあくる日(1)」作者:夏豆キミドリさん
宿で一人暇してたら子守を押し付けられる二人以上向け短編シナ。子供が苦手な暇してるPCを一人選出したらお話開始です。背伸びしたいお年頃なお子様と、面倒くさそうにしつつ遊んでやらねければと試行錯誤するPCが面白かったです。とくにブランコの下りに笑った。シュールな展開もありつつ最後には驚かせてくれたし、仲間想いでほっこりでした。美味しそうなパンケーキげっと!

「飛ば試合(仮)(1~3)」作者:MNSさん
若者男性一人用学園バリアント短編シナ。思いつきでクラスメイトと紙飛行機の飛ばし合いをします。大成功すれば経験点が貰えるので頑張りました。校内で情報収集ができるのに気付かず、最初は思いっきり格好悪い結果を出してしまったけど。何度かやり直してついに一番に。青春気分が味わえます。

「搾取の村(4~6)」作者:SIGさん
子供以外の男性PC一人用マルチエンド短編シナ。毒で瀕死のところを村人に救われるが、その村は盗賊によって搾取されていて…というお話。搾取っぷりが本当に酷くて吐き気がしますね。眠りの雲を使える人が一人いればどうにかできそうな相手なのに、それができない村人の無念やいかに…。というわけで眠りの雲がかなり有効なんだけども持ってませんでした。代わりに別シナで手に入れた催涙弾で全体混乱、そして勝利!しかし、あんな状況でも冒険者にすがることなく、せめていい思い出をとご馳走を用意して送り出す村人一家に涙…。これは助けずにはいられないよねぇ。渋い作品でした。

「雪山の蜂(4~6)」作者:overDozeさん
子供以外の男性一人用短編シナ。雪山で遭難しかけたところ、蜂を見かけて追いかけていった先に屋敷が。一夜の宿を借りようとするが人はおらず、でも放置された廃屋には見えないので警戒し…というお話です。回想で少しずつ過去がわかり、主人公がある人物に出会うことで全貌がわかります。長年主のために屋敷を守り続けた忠義心にほろり…。静かな余韻が残ります。

「アンタレス」作者:バルドラさん
人数調整不要の一人用クリスマス短編シナ。「銀河鉄道の夜」要素もありつつ、不気味だったり不思議だったりする夢のような掴みどころのない作品でした。井戸の中で見られる光景と、枕元のプレゼントにほっこり。

「無 い」作者:バルドラさん
一人以上向け短編読み物。比類なき揚げじゃが好きの出典はこれか~。宿のじゃがいもが全部なくなったら、いったいどれほどの冒険者が嘆き悲しむだろう。親父さんとのやり取りがとても面白く、倉庫にいる男爵とのやり取りはシュールでした。オチまでじゃがいもで芋尽くしシナです。

「失った片腕(1~10)」作者:テイルさん
PC一人用の隻腕になるまでを描いた中編シナ。召喚された悪魔が制御を失い街に魔物があふれ出し…というお話。戦闘があるので、それなりに火力の高いPCじゃないと苦戦します。親を亡くした少女クレオや、一緒に事態にあたる傭兵ラウーハ、給仕を一手に引き受ける女将など、何気に読み応えある作品でした。銃を主武器にするPC推奨とあるけど、魔法陣などに詳しい描写があります。

「小鬼は踊る」作者:時雨屋さん
悪役一人用短編読み物。たった一人の肉親を殺され、少女は殺しを請け負う踊る小鬼亭へ駆け込むが…というお話。PCの大胆不敵なところがいいですね。少女に話しつつ、心の中では何を考えていたのか?サクッと読めます。

「一期一会(3~5)」作者:overDozeさん
男性の大人or老人一人用中編シナ。親父に頼まれ、シュウという若手冒険者と一緒に簡単な捜索依頼を受けます。このシュウというのがいかにも自惚れた軽率な男という雰囲気だったんだけど、実際に一緒に行動してみると素直で人情に厚い好青年でした。親父に気に入られるのも納得。学がなくても考える力はあるタイプです。彼の失敗談がAskシナのクロスオーバーで楽しい。そして依頼の方は、山から帰ってこない村人を捜索するだけのはずが、祠の奥であるものを目撃して急展開。用意されたアイテムやギミックを活用し、格上の相手を知恵と勇気でやっつける展開が痛快でした。

「少年の詩」作者:机庭球さん
13~15歳程度の子供PC一人用マルチエンド短編シナ。貴族の子供に汚い者扱いされ、冒険者をやめようとするお話です。かなり酷いことを言われるんだけど、すぐに状況が変わって扱いも変わるのでストレスはほぼないですね。貴族の子も意外と素直で可愛げがありました。選択によっては一人で探索&討伐(救済措置はある)をするので、ゴブ洞で役立つようなスキルは持っていた方がいいかも。マルパッチョで突入したらはまり役でした。

2021/07/11

CWまとめ感想(2021/07/11)

「イロシュオ廃教会の噂」作者:あべのくまさんさん
「リューン八つ葉通り」企画提出の、子供PC一人以上向け短編読み物シナ。同じ宿の少年ハルが持ってきた廃教会の噂を試しに行きます。ノスタルジックな廃教会の風景と、鐘の鳴り響く中そこが現世からズレてしまったような異質な空気に変わるところが良かったです。一切責任はないものの付き合ったPCはトラウマもんだろうな…。

「やしろいの花」作者:たといさん
「リューン八つ葉通り」企画提出の短編読み物シナ。過去の事件資料整理の依頼を受け、ある連続怪死事件の概要や日記、証言などを読んでいきます。断片的にはわかったけど、始まりはどこだったんだろう。彼が森で見つけたのがきっかけ?この呪い(?)の源を想像すると面白いです。

「大きな蕪」作者:ハーバーさん
6人専用ほのぼの読み物。タイトル通り童話の「おおきなかぶ」をアレンジした作品。裏庭で家庭菜園してる親父さんの姿が容易に想像できます。冒険者一人ずつ増やして引っ張るんだけど、絶対可愛いと思って選んだワクくんたちでやったら思いのほか可愛くて癒されました。合間に結構喋るし、ワイワイ仲良しPTにぴったりです。本当は全員揃ったところでスクショ撮りたかった…(色々と隠れてしまう)

「死霊魔術(ネクロマンシー)学院」作者:エンキドウさん
死霊術師になるための訓練シナ。入学は無料だけど授業は有料。そして授業内容は一切描かれないのに、いきなりテストが始まります。モンスター図鑑でデータを見ないと判らなさそうな内容も多いので、真っ当に合格するには授業代を何度も払わなければいけません。でも、合格すればアンデッドを作成したり、そのアンデッドを付帯に変換したりできるので無限にお金稼ぎができるんですよね…。あとお酒の材料にもちょうどよかったり…。ある意味、死霊術師らしい冒涜的な遊びができます。

「死体入手の依頼(5~7)」作者:ゾンビ怖いさん
死霊術師からの依頼で、高名な魔術師の墓を暴きに行きます。依頼人が死霊術師のわりに明るい子で面白かったし可愛かったです。結構強いアンデッドが出てくるので実体を持たない相手に通じる攻撃手段を多めに持っていくといいかも。行動によって報酬が少し変わるので慎重に行動するべし。

「神聖バルサン(2~4)」作者:比呂 由希さん
「神聖バルサン」という対アンデッド兵器の実験に協力する短編シナ。そこまで危険な仕事ではないので依頼人と一緒にお仕事です。アンデッドが出た洞窟へ行って3つほどバルサンを仕掛けます。ゾンビだらけなのに、どこかのんびりした雰囲気でした。オチは予想が付くけど、こんな時しか役に立たない亡者退散を思いっきり使えるので爽快。いつかこの兵器が実用化されたら聖北教会で売るのかな?

「狸帝国の逆襲(3~4)」作者:ゴブ好きさん
大江戸バリアント短編戦闘シナ。仕事人を返り討ちにしたという狸たちを討伐しに行きます。眠りの雲対策もしつつ、囮を置いて今か今かと仕事人を待ち構える狸軍団がなかなか一筋縄じゃいかないですね。一度引き返して対策を講じてもいいし、そのまま力押しで倒すこともできます。サクッと遊べて楽しかったです。

「山荘奪取計画(3~4)」作者:怪獣クドラさん
「家宝の鎧」改変妖魔バリアント向け短編シナ。オークたちと猪狩りをしていたところ、人間の別荘を見つけ…というお話です。あの鎧を着たPCの種族をちゃんと呼んでくれるリヒャルト卿がいいね。人語がわからないとそのセリフが聞けないので用意しておくといいと思います。リヒャルト卿には悪いけど別荘はいただいた!

「野良ネズミと野良冒険者/手紙宅配(2~6)」作者:三流ブロンティストさん
親父に頼まれお礼の手紙を届ける中編シナ。そこは治安が悪く、チンピラが目の前で不快な言動を取り始めたのでどうしようか、というお話です。まあ不快なので潰しますよね。そして降りかかる火の粉は払いますとも。未然にね!悪役PTでもないのに暗殺者のごとく大掃除して、金目の物を物色して進んでいくのが楽しかったです。屋敷の前で出会った喋るネズミさんが一緒(共犯者)で心強い。後のことは知らないけど、嫌ならこんな町捨てちゃえばいいと思う。せめてあの少女の母親は引っ越しの決意を固めてほしいところです。

「金のかかった部屋(4~6)」作者:ハレトキさん
短編読み物。ドケチの豪農が報酬をくれる前に亡くなり、遺族の意向で彼の部屋のもの1つを報酬としてもらうことに。部屋を物色するといくつか金目のものが見つかって、一番高そうなものを勘で選んで持ち帰ります。能力判定とかで発見できるものが変わるのかな?ちなみに、物色せずに報酬を辞退すると経験点がもらえます。たしかに、そんなカッコいい姿を見せたら多少噂になりそうだね~。

2021/07/06

CWまとめ感想(2021/07/06)

「まじかるポテト(3~5)」作者:甘水ルリさん
4人以上用短編シナ。魔術師が大事に育てているお芋の面倒をみます。魔術師が育ててる作物な上に、依頼人が何か起こる可能性があるみたいに言ってて何も起こらない方がおかしいという依頼。でもリューン付近に住んでる冒険者なら、これくらい日常茶飯事ですよね。ファンシーなお芋の使い魔たちが可愛かったです。お土産にいっぱい芋をもらったけど、これ食べても大丈夫なやつ?根本的な原因については明かされないので、人体に影響が出ないか若干不安になります(笑)スキルや報酬まで奮発してもらっちゃって、お得な依頼でした。

「サンセット・ヒル・サンライズ」作者:かがちさん
20コンテンツ・ビジュアルノベル・ホラーシナリオ。一生に一度だけ、想い人と再会できる丘というのがロマンティックでした。護衛対象が老人というのもあって長年思い続けてきたんだろうなぁと。輝くような夕焼け空からの薄暗い帰り道、そこに出るという魔物の話で一気にホラーめいてきます。回避方法があるので素直に従いました。この手のやつは大抵従ってしまうチキンなので…。何も知らずに来た人は大変なことになりそうだ。

「八つ葉通りへの届け物」作者:しろねこさん
ミニホラー企画『リューン八つ葉通り』参加のnext専用20コンテンツ読み物シナ。八つ葉通りへ届け物をします。さりげなくマルチエンドっぽい。ちょっと不気味な雰囲気で、届け先が合ってるのか微妙なところだけど考えないことにした!早く帰ってエール片手にあげじゃが食べたいし。pyでは使えない1.50とnextのバグを利用しているみたいだけど、普通にプレイしても判らない部分なのかな?

「鍵穴のない宝箱(1~2)」作者:清葉雪見さん
鍵穴のない宝箱のあるダンジョンの調査をするnext専用短編探索シナ。KCがなくても宝箱が空くから駆け出しにぴったりです。村人は誰も開けられなかったというから、やはり駆け出しと言っても冒険者は一般人とは違うということなんだねぇ。すべての宝箱を開けると謎の戦闘が始まります。きっと昔の魔術師が、作ったはいいけど制御できなくなって封印したとかそんな感じなんだろうと勝手に解釈。何気にいいものが手に入ります。

「霧が教えてくれた幸せ」作者:ハーバーさん
人数調整不要の恋人二人用短編読み物。心配のあまり喧嘩になって、少し不思議な出来事を経て仲直りする微笑ましい作品でした。濃い霧が出ると若干ホラーっぽくなって身構えてしまったけど。匂いが決め手になったのには、わんこっぽくて可愛い。初々しいカップルだと合うかもしれない。

「春呼草(1)」作者:蒼馬さん
春節祭に使う春呼草が異常気象で採れないから探してきてくれという短編探索シナ。他にも探しにきている人がいて早いもの勝ちになります。回る順番で花が刈り取られてたりするし時間制限もあるから、何回もやりなおす前提でマッピングと採取場所を記録して最短ルートを探りました。いかにも何かありそうな門であることをすると、エンディングが少し変わります。そのエピソードを見て何だかほんわかした気持ちになれました。

「×××の棺桶」作者:むぅさん
ミニホラー企画『リューン八つ葉通り』参加作品で人間PC推奨一人用短編読み物シナ。PCの身に何が起こっているのかよくわからない不安と、おぞましい何かをひしひし感じるホラー読み物でした。雰囲気たっぷりでホラーを堪能したという満足感があります。

「空傘夜通化」作者:かがちさん
ミニホラー企画『リューン八つ葉通り』参加作品の一人用短編シナ(二人以上で行くと店シナ)。雨が降る裏通りを歩いて帰ってはいけないという話があって、無事にやり過ごすためのルールがいくつかあるという怪談らしいお話でした。雨降りの裏通りとやってくる怪異をエフェブで表現していて不気味さが際立ってます。たった一人で、というのがまた不安になりますよね。傘で視界を遮った時に安心できるような、やっぱり不安なような気持ちになりました。クリア後は仲間と行って傘を買って帰りました。”赤い持ち手”というのが何だか不安だなぁ…。

「大剣豪?領主様(1~3)」作者:牙険リ女子さん
自ら妖魔退治に行こうとする老領主を止めるため、妖魔討伐と妖魔の振りをして領主の相手をしてほしいという依頼です。まるでドン・キホーテのような領主様でした。かなり面倒くさい人だけど、わざわざこんな依頼を出してまで安全に止めようとしてくれるんだから村人たちに愛されてますよね~。それに応えようとしたのか、ヴェラさんがノリノリで妖魔の演技をし始めて面白かったです。一度ダメージを与えすぎてバッドエンドに行ってしまったんですが、やり直して何とか依頼達成!しかし、それだけでは終わらない。領主と村人の強い絆を見せつけられて、冒険者は呆れ気味ながら少し楽しそうでした。

「I am Hanaya(2~3)」作者:ちづるさん
好きですねー。怪しすぎる店の前でのやり取りとか、依頼人とのやり取りが楽しくて楽しくて。依頼人のズレた感じがとても面白かったです。ボケとツッコミがテンポよく繰り広げられて楽しくプレイできました。あー、もしかして戦闘前にモンスターをクリックしてたらスキルがもらえたのか。残念!

2021/07/01

CWまとめ感想(2021/07/01)

「奇ダスキン」作者:vip産
下水道で出てくるものがすべてダスキンになっている奇塊改変シナ。ビホルダーの代わりに自滅もするダスキン集団との戦闘が何度も何度も…と思ってたら自滅じゃなくて同行NPCの攻撃だったのか!クリアして数日後に気付きました。いつの間にか変なのが宿帳にいるからびっくりしたよ(笑)手に入るものも全部ダスキンの絵なんだけど、カード情報は本家通りなので、py以外でプレイした場合すでに持っているものなら元の絵に戻ります。魔法の護符以外、全部元絵になっちゃった。

「影の門」作者:(仮)さん
昔懐かしい感じの一人用アドベンチャー短編シナ。結構難しかったです。慣れてないと30分以上かかるかも。アイテムが手に入るたびに使える場所はないかスタート地点から試していくんだけど、かなり高頻度でPCがしょうもない死に方をして面白かったです。幼児の突拍子もない行動みたいな…。一方で正解を引き当てた時には「ここでこう使うのか!」とテンションあがって、選択肢だけのゲームなのに探索してる満足感がありました。面白かったです。

「そこから」作者:バルドラさん
人数調整不要の一人用短編読み物。遺跡で亡くなった父親の遺体を回収するので護衛兼手伝いとして同行してほしいという依頼です。依頼人は一仕事終えたら冒険者になるつもりらしく、冒頭から親父さんに気にかけておいてくれよと頼まれます。こうやって宿に来る前から細やかな配慮を見せる親父さんがいいね。頼れるみんなの親父という感じです。そして、とくに危険のないシンプルな依頼ながら、道中の描写や依頼人との交流が丁寧に描かれていて引き込まれました。とくに彼の父親への思いと冒険者になろうと思い立った理由が、こういう風に冒険者になる人も多いんだろうなと思わせるもので良かったです。サリマンさんのことは顔だけは知ってたけど、その背景が分かって一気に身近に感じられました。

「奴隷市場」作者:ひにせ684さん
熟練冒険者推奨の男性・若者or大人一人用短編シナ。親に売られて悪徳議員に買われることになった少年目線で描かれます。敵の中に一般人が混ざってると全体攻撃が使えなくてもどかしい思いをすることが多かったけど、これは一撃で壊れる鎖を攻撃すればすぐ画面外に逃げてくれるのでいい感じ。絶望一色となった少年の目に映る、一人の冒険者の姿が素敵です。王道展開にスカッとしました。

「爺ちゃんの遺書」作者:私だよさん
若者か大人の男性一人用短編読み物。唯一の身内である爺ちゃんが亡くなり、遺された15枚の遺書を開封して読んでいきます。これ好きですね~。お爺ちゃんがお茶目で楽しかったです。生前の姿からは想像できない数々の想定外な内容に振り回される冒険者が面白い。こんな遺書をもらったら一生お爺ちゃんのこと忘れられないわ。

「冒険者と0の部屋」作者:vip産
まさかの0コンテンツシナ。発想の勝利ですね。画面いっぱいに並ぶ、冒険者たちから娘さんへの贈り物にほっこりしました。

「夜の支配者ども(1~3)」作者:権兵衛74さん
妖魔バリアント向け短編戦闘シナ。妖魔たちの領域に侵入してきて野営する商人の一行を襲撃します。セリフはなくて渋い作品でした。夜の支配者というのがよくわかります。命乞いをする商人をどうするかで手に入るアイテムが変わる模様。

「置いてけ堀の怪(1~2)」作者:ノクタンビュル・シェイクトカンパスさん
大江戸バリアント短編シナ。置いてけ堀の怪しい声の原因解明と解決を頼まれ釣り堀に行きます。まったく予想だにしなかった展開が楽しめました。NPCの依頼を受ける時に再確認されるところで笑った。NPCが2人(?)登場して、どちらも流れるように語りだすからつい聞き入ってしまいます。片方は完全にアウトな犯罪者なのに、どちらも憎めないと思ってしまった。報酬のスキルも可愛げあります。

「やよい駅にて(3~5)」作者:怪獣クドラさん
現代バリアント向け短編シナ。きさらぎ駅に着想を得たホラーな短編でした。元ネタは名前しか知らないので、とりあえず安全そうな選択肢を選んだら無事帰れたけど経験点もなし。ということでやり直して降りてみたところ、結構ハラハラさせられました。どこにいるのかわからない、周りの様子がわからないのは不安になりますね。心細い中、最初に出会ったカラスと道を教えてくれた男性にホッと一安心したのに、次から次へと逆のことを言う人たちが現れ…。なんとか生還できてよかったです。

「つがいの窓」作者:黒々屋さん
酷い目に遭う相方とその人を大切に思う主人公、盗賊の3人を含む6人専用中編シナ。相方が自分の代わりに呪いを受けてしまい、救うために必要な材料を集めます。主従設定をつけたことを忘れかけていた二人をメインに突入したら、忠誠心の高い従者っぷりが見られました。主人の方はちょっと弱弱しすぎでしたけど、まあ呪いで死にかけてたら気丈ではいられないかもしれない。仲間意識の強さとか、その中でも二人は特別なところとか、必ず助けると決意する主人公の凛々しさがよかったです。竜の設定や呪術師のキャラも作りこまれてました。