2023/09/26

CWまとめ感想(2023/09/26)

「月下、100を数える」作者:羽宵さん
100KB祭り参加の人数調整不要1人用100コンテンツ読み物シナ。いくつかの100kb祭り参加作品とクロスオーバーしてるみたいだけど、ハロル君はどれも経過してなかったようでシンプルに夜のさんぽをする流れでした。綺麗な月って見る時によって感じ方がぜんぜん違うよね。夜の心地よいヒンヤリした空気を感じられる作品でした。

「それぞれの靴跡(2~5)」作者:takeさん
25周年記念の6人用中編読み物シナ。依頼で出ていた冒険者たちに呼び出され、はるばるやってきた親父さんと一緒にトラブルに対処したり別の依頼を受けながら帰ります。まず親父さんの一人旅から始まるのが新鮮でした。冒険者のために動く親父さんという描写は他のシナリオでも見かけたことがあるけど、ここまで丁寧に過程を描写しているのは初めてかも?出発時の宿や街の人たちとのやり取りから、宿の亭主として冒険者も含めて信頼されてるのが伝わってきてしみじみ。娘さんの弁当を食べて別のレシピも教えてやるかと呟いてるところとか好き。こんな親父さんのいる宿で冒険者やれるとか幸せ者だよ。そして後半、Askシナとのクロスオーバーで関係者たちのその後を描きつつ、冒険者たちの成長も見られます。あの3人組が今も強い絆で結ばれてるのにはほっこりしたし、意外な2人が楽しく一緒にお仕事してるのもいいよねぇ。あの人の部下たち相手に冒険者が鬼軍曹してるのもノリノリで楽しい。いつもは宿で待ってる親父さんが冒険者たちの成長を間近で見てるのが、なんだか保護者参観みたいでした。全体的に優しい目線な癒し系シナだったと思います。

「プリン狂詩曲」作者:CWの樽(CW用の樽)さん
100kb祭り参加の短編推理シナ。娘さんが楽しみにしていたプリンが消え、容疑者の冒険者たちが尋問を受けます。食べた人は嘘を吐き、食べてない人は本当のことを言い、プリンは最大5個あったはずなので全員が嘘を吐くことはないという状況。怒りに燃える娘さんを陰ながら応援する親父が何だか微笑ましいです。たとえ盗賊の眼を持っていなくても、鋭い眼光で冒険者たちに圧をかける娘さんはさすが。狂い系だったらどうなってたことやら(笑)

「まるでひと夏の思い出みたいな」作者:生野菜サラダさん
100kb参加の短編読み物シナ。遠い日の想い出ということで、誰と会って何を買ったのかなどの情報は曖昧になってて若干ホラー感ありました。でも出会った人々とのやり取りは楽しくて、生野菜サラダさんの作品をいろいろプレイしていると懐かしくなりますね。私の記憶も曖昧になってる時があったけど(笑)最初は一人で回っていたのが、一周ごとに増えていって夏の想い出っぽさが増しました。意外と会う人の種類が多いので6周しても見てないのがありそう。スルメみたいに噛めば噛むほど味がする作品です。

「ラダムの芽」作者:ノソラさん
100kb祭り参加の二人以上向けマルチエンドの短編育成シナ。仲間の頭に芽が生えたので育てます。双葉が生えた冒険者可愛い!誰に生えるかはランダムで選ばれるようでシキさんが犠牲に(笑)情報通の親父さんの助言で無理矢理引っこ抜くのはやめました。やっぱりハゲは嫌だよね。最低限の世話をしたところ、立派なパイナップルが!自作音楽も雰囲気にぴったりだったし、成長と共に音楽も少しずつ変わっていくところが丁寧でした。他のPCでも色々育ててみようね~。

「親父のまかない」作者:ノソラさん
100kb参加の人数調整不要一人用短編読み物シナ。いつもお世話になっている親父さんを労うため料理を作ります。料理を作ろうと思い至るまでの親父さんの圧倒的優しさ!もうこんな冒険者想いの亭主がいたら、他の宿に鞍替えする人なんて絶対にいないでしょう。その優しさに触れて、親父さんは誰かに食事を作ってもらうことはあるんだろうかと考える冒険者も良い子。これも親父さんの教育の賜物?吟遊詩人で器用そうなPCだったので、一番難しそうなオムライスにしてみました。親父さんが嬉しそうで良かった♪

「吸血鬼と20年を」作者:はぎのりとさん
100KB祭り参加の、吸血鬼PCと話す2人以上用20コンテンツ読み物シナ。親父さんが20年なんてあっという間だというので、吸血鬼PCにとっての20年はどうか尋ねます。楽しい時間はやはり早く感じるかなぁと思ったけれど、吸血鬼PCの回答はスマートでした。こういう距離感いいなぁ。

「ワライタケと洞窟」作者:ハーバーさん
100KB祭り参加の2人以上向け短編ゴブ洞改変シナ。ワライタケで笑いが止まらなくなった冒険者たちがゴブリン討伐に向かいます。冒険者たちがこんな状態なのに、まったく気にせず送り出す親父さんに笑った。笑い声でゴブ洞探索が不利になるのかと思いきや、丁度ゴブリンたちもワライタケ被害に遭ってるという(笑)戦闘なしの読み物シナとなっており、シュールな状況で笑わせてくれます。宝箱を開ける時だけ気合を入れて本領発揮するエニュオさんがカッコいい!でも手に入ったものは…。最後まで楽しかったです。

「八つ辻角にて」作者:ノソラさん
100KB祭り参加のマルチエンド短編ホラー読み物シナ。八つ辻と呼ばれる十字路を通り、まっすぐ進む以外を選ぶと怪異に出会います。それぞれとても短いエピソードなんだけども、小さなゾワリが積み重なっていい感じに怖かったです。ランダム要素があって全EDコンプリートが少し大変でしたが。冒険者の実力に関係なく、こういうのは怖いよね~。

「浜辺のハリセン勝負」作者:額縁さん
100kb祭り参加のミニゲームシナ。異空間の幻影たちと冒険者がハリセン勝負をします。思った以上にハリセンが動いて楽しい!勝負がつくまでの対戦の様子が目に浮かびます。シュールな状況で真剣にハリセン勝負してるところとか、勝って無言ガッツポーズするところが可愛い。ポ戦士系2人が頑張って勝ち抜いてくれました。勝ち取った本は誰に持たせようかな?

2023/09/19

CWまとめ感想(2023/09/19)

「食い倒れと始まらない冒険(5~6)」作者:SARUOさん
NEXT専用一本道の短編探索シナ。ダンジョンの先に進めないので手伝ってほしいという依頼です。一歩進むごとに3つのうちから行動を選び、そのマスのイベントに合った行動だったら判定にボーナスが得られる感じで緊張感ありました。罠を踏むと結構ダメージ大きいし。依頼主であるチーム食い倒れの面々がにぎやかで、緊張感とゆるさの絶妙なバランスでした。しかし、ボスの正体には驚かされましたね。古代遺跡ならそういうのもあるか~。

「ジャミルイン(5~10)」作者:かがちさん
マルチエンドの短編探索戦闘シナ。気が狂った若者たちが森に逃げたので捕獲してほしいという依頼です。高難易度戦闘もありえるということで、恐る恐るlv6パーティで行ってきました。とりあえず余計なことをしなければlv6でも問題なくクリアできます。捕獲用の縄もくれるし、依頼難易度からすると破格の報酬でウハウハ。村人も協力的で幽霊対策に十字架をくれたり、危険な場所を教えてくれたり、中毒対策になる水のことを教えてくれて、とてもいい人たちでした。村長はちょっと怪しいけど…。いちおう街の病院に連れて行くと言ってた親御さんに息子を引き渡せたけど、大丈夫だったかなぁ。物語の端々からにじみ出る不穏な気配と、伊礼さんのモノクロ素材の雰囲気がマッチしてたと思います。あと、トレントと共生してる蜘蛛さんが可愛かったです。

「ほろびたい傘下(さんか)。」作者:ニルニルさん
人数調整不要の二人用短編読み物シナ。たまに滅びたくなる吸血鬼と、それに喝を入れる仲間のお話でした。連れ込み吸血鬼しかいなくて、日差しが苦手そうに見えるエドゥアルドさんを選択。仲間は意外と熱血そうなベルーニさんで。ところどころ灰になりながら、街往く人々に嫉妬と怒りのまなざしを向けるエドゥアルドさんが新鮮でした。普段は穏やかでも、お日様が恋しくて心が荒むこともあるよね…。そんな吸血鬼に真っすぐな言葉をかける仲間もいい。最後、ほっぺをむぎゅっとするのが可愛かったです。

「眼鏡の洞窟(1~3)」作者:佐久らぎさん
ゴブ洞改変短編シナ。いつも通りゴブリン討伐に向かうが、なぜかゴブリンの姿が見えず…というお話。見えない敵への対策として、突然の眼鏡!!倒せれば理屈とかどうでもいいだろという勢いが好き。一人だけサングラスだったのは、性格とかが反映されてるのかな?賢そうな眼鏡ゲット!

「生命が産まれるとき」作者:おぽんずさん
人数調整不要の二人用短編シナ。医療知識がありそうなPCがいない宿だったので、器用な子がお産に立ち会う可能性もあるかなとスラム出身者を選んでみました。相方は頼もしい戦士さんで。最初はお産に必要なものを集めるんだけど、階段のメニューカードが背景に溶け込みすぎててしばらく気付かず焦りました(汗)ちょうど、慣れない他人の家でわたわたしながら準備するPCと気持ちがシンクロみたいな。出産本番はミニゲーム形式で、間違えなければ二人でてきぱきと対処してくれます。冒険とは少し違う緊急事態でも、息ぴったりな二人が見られました。ラスト、旦那さんの驚きっぷりがいいですね~。

「破落戸退治(1~3)」作者:抹茶あずきさん
CW25周年記念提出作品で、ゴブ洞改変短編探索シナ。持病のしゃくで休んでる親父さんに代わり、花魁のような女性がお仕事を紹介してくれます。アイテムほぼなしの3人パーティで突撃したら結構厳しくて、やっぱり眠りの雲は必要だよなと痛感。センセイとのバトルで3回くらいやり直し、何とか深手を負うことなく勝利。ゴブ洞改変で苦労するの久しぶりだ!(なぜかテンションが上がる)一応ごろつきは退治したものの、彼らと取引していた相手は放置でいいのかな?

「対の演者のインプロゲーム」作者:満月丸さん
100kb祭り参加の一人専用中編推理シナ。借金精算のため高額依頼を受けた冒険者が、見知らぬ男と推理ゲームをします。連れ込みメガネのエドワード君にぴったりだなと思い、初依頼で単独デスゲームに投入(笑)思った通りはまり役だったし、しっかり初陣を飾ることができました。序盤でさらっと背景に流れる噂話にヒントがあるとわかった時はドキッとしたけど、ちゃんといつでも読み返せるし数撃ちゃ当たる戦法でもいけるので助かる。りどみにあったスキルも全部持っていったし!(1人でパーティ初期費用4千spの大半を使ったメガネ君)何となく状況はわかっても明解な推理は無理、という私みたいなタイプでも楽しく解決できました。犯人への辛辣な言葉を交えつつ、華麗なる推理を披露するラストが痛快です。

「即興劇のその後で」作者:満月丸さん
「対の演者のインプロゲーム」クリアPC向け読み物&店シナ。「対の演者の~」をプレイしていた時は集めた情報から順序だてて推理していったのでわかりやすかったけど、ケネス氏目線だとまさに奇跡のような展開で驚くのも無理ないですね。物語の中にしかいないと思っていた名探偵が本当にいた!みたいな。改めてすごいことやってたんだなと事件を振り返ることができました。後日の親子とのやり取りは平穏を取り戻した感があってよかったです。ケネス氏の親バカっぷりも楽しかった。お店の方はしっかり者のキャサリンとギタローちゃんが可愛いね~。

「Rainwater Rhapsody」作者:ほしみさん
100kb祭り参加の2人以上用コミカルな超短編読み物シナ。熱波で水不足に陥り、溜めた雨水を前に冒険者たちは…という感じ。久々に”わんこと散歩中”の2人で突入したら、ハロル君の方が生水飲もうとして笑った。面白いのでそのまま”わんこに生水の危険性を説かれる人間”を見ることに。考えてみれば犬が生水を飲もうとしても誰も止めないもんね。ハロル君は被り物してるから暑くて耐えられなかったんだろう。久々にこのコンビの仲良しっぷりを見られて楽しかったです。

「25周年だ!!!! 祝え!!!!!!!!」作者:神覇万象/Shinha-Bさん
CW25周年記念提出作品で、戦闘だけのお祝いシナ。勢いが素晴らしいゴブリン集団にごちそうしてもらいます。これは顔面に向かって投げつけてそうな勢いですね(笑)お土産までもらっちゃった上に経験点まで。いやぁ、めでたい!

2023/09/12

CWまとめ感想(2023/09/12)

「奇妙な泥棒(5~6)」作者:三升さん
マルチエンドの短編シナ。闘技場から盗まれた”大切なもの”を探しに行きます。何を盗まれたのかと思ったら、そういうのもありなんですね?ドアに目が釘付けで、本気でしばらく気付きませんでした(笑)いやぁ、確かにアレがなくなると強スキル感がまったくないです。これは闘技場のピンチだわ。聞き込みで有力情報をくれるNPCとか、思わぬ敵との戦いとか、不思議の国のアリスみたいな先の読めなさが楽しかったです。最後はしっかり依頼を完了し、闘技場も元通りに。やっぱりオーラが違うね!

「とんこつガーデン(1~3)」作者:伊礼さん
3人以上用中編探索シナ。祖父の別荘に棲みついたオークを退治しに行きます。クォータービューのマップで、全体的にほのぼのした雰囲気でした。オーク兵がとんこつ兵呼ばわれしてるし(笑)別荘までの道のりもピクニック気分。さすが別荘があるだけあって、休暇にぴったりの場所です。別荘内では”一般人が使わなさそうなもの”はもらっていいということで張り切って家捜ししました。ついでに豚を片付け、サクッと終わらせます。駆け出しにぴったりの依頼でした。

「サバーチカの遺跡(1~2)」作者:青井おあさん
3人以上向け短編探索シナ。新しく発見された遺跡までの道のりを地図にしてほしいという依頼です。コンパクトなマップながら丁寧に作られていて、冒険者らしい仕事をしている満足感がありました。ちょっとしたミスもあったりして、こういう出来事の積み重ねが駆け出し冒険者の経験値になっていくんだなぁとしみじみ。そして遺跡で出会ったノトさんが美人!これは連れ込みが…と期待したけど、そんなことはなかった。悲しみ。続きの予定はいまのところないようですが、もしいつか再会できたら、ノトさんの過去話とか聞きながら古代遺跡なんかで一緒に冒険したいですね~。

「犬の散歩代行(7~9)」作者:清風りちあさん
3人以上用中編探索シナ。わざわざ高レベルPTに犬の散歩依頼だなんて…と警戒してたら、単に依頼人が天然だったという。でも彼に懐くわんこたちと、わんこたちに等しく愛情を注ぐ姿を見れば”信頼し合う人間と”以外の何ものでもないんですよね。ホント良い子たちで、散歩中はにぎやかで楽しかったです。みんな元気で可愛いし、賢いから寄り道する冒険者たちをちゃんと待っていてくれるんですよ!もはや、どちらが散歩してもらってるのやら…。道中、謎のトラブルに見舞われつつも、がっつり探索できました。わんこたちと仲良くなって離れがたいし、何気に採集やら釣りやら探索も充実してて、できれば今後も散歩代行依頼を出してくれないかな…と思ってしまいました。犬好きはもちろん、猫好きも大満足の作品でした!

「モグモフの森(1~5)」作者:伊礼さん
3人以上向け長編探索シナ。モグモフの森にいるゴブリンを退治する簡単な依頼です。依頼難易度に対して、探索充実度がすごく高い!結構広いマップで、エリア移動するたびに1~3箇所ぐらい何かあったという印象ですね。マップに表示される森の住人やゴブリンの姿も可愛いし、釣れる魚もめちゃくちゃ可愛いしネーミングが好き!現地で釣竿ゲットできるので、釣り初心者PTでも楽しめました。さらにダンジョンまであって、仕掛けや旧文明の遺物なんかも手に入りウハウハです。ゴーレムさん太っ腹!帰り道も忘れず寄り道してきました。荷物袋がいっぱいで大満足です。

「無法の穴(1~5)」作者:伊礼さん
3人以上向け短編探索シナ。攫われた少年の姉を助けに無法者が根城にしている洞窟へ行きます。りどみにあるように、西部劇っぽい雰囲気が漂ってました。淡々とチンピラたちを倒していくところに静かな怒りが伝わってきます。どうかお姉さんが無事でありますようにと探し回って、見つからなくてちょっと焦ったけども。ボスを蹴散らせば依頼終了なゴブ洞とは違いますね。最後の弟君の言葉に、たまにはこういうのもいいなぁと思えました。

「人の夢は終わらない(7~8)」作者:班地 殴さん
「CardWirth 25th Anniversary!!」提出の中編クリック式探索シナ。リューンに大量の魔物が出現したので、原因を突き止めるため賢者の塔へ向かいます。ASKシナのクロスオーバーがたくさんあってニヤリとさせられますね~。開始条件とかはとくにないけど、ASKシナ経過PTで突入した方が気分が盛り上がります。自分たちにできることを頑張るルーシーや司教さんが素敵だし、娘を心配するお父さんにもぐっとくる。そして、おじいちゃんの登場にはテンションあがりました。あと作者さんのシナリオに登場する冒険者パーティ、ワンダーフォーゲルが手伝ってくれたり(やたら火晶石をくれた)「虹色の栄華」と同じく、スキルやアイテムなどもたくさん手に入るので、クリア後のinfinite modeもガッツリ遊べます。コンプリートやったー!

「その赤い酒の味(5~7)」作者:シェノンさん
役割設定のある6人専用長編読み物シナ。仕事帰りに寄った町で友人探しの依頼を持ちかけられます。何か事情がありそうな依頼人なんだけども、前金500spで拘束時間がとても短いので受けてみました。吸血鬼事件で人気の少ない町をあちこち探し回ります。りどみにある通り、酒や精神回復KCが役立つ場面がちらほら。ちょうど精神回復効果のあるキャンディをいくつか持ってたので、飴ちゃんを配るよそ者冒険者という不審者になってしまった(笑)事件とは関係ない吸血鬼さんの話や、賢者の塔で死霊術を教えている事情などが興味深かったですね~。そして、その調査中にも高まっていく依頼人への不信感…。悪い結果になるんじゃないかと不安を抱きつつ、迷いながらたどり着いたのはEND3でした。わたし的にベストなエンディングで、最期の別れの演出には涙腺が…。依頼人のことを疑っていたのが申し訳なくなるくらい、真心のこもった贈り物でした。その後、別のPTで別のエンディングも見て、吸血鬼PCの反応も見られました。赤い薬酒は吸血嫌いのエイプリルにあげようね~。

「ミズバ村の蛇退治(3~5)」作者:kizmさん
短編探索討伐シナ。夜な夜な村に下りてきて蓄えを食い漁っていく大蛇を討伐します。サクッと終わる短編なんだけども、手書きマップや生き物のイラスト、描写のテキストなど端々から丁寧につくられている作品だと感じられました。依頼は完了しても小さな謎が残るところも、これからもミズバ村の生活は続いていくのだなぁと余韻を残していてよかったです。

「幽霊山荘のリビングアーマー(3~5)」作者:ハーバーさん
「CardWirth 25th Anniversary!!」提出の「家宝の鎧」改変短編シナ。かつて「家宝の鎧」を取り戻した冒険者たちの元へ、再びリヒャルト卿からの依頼が舞い込みます。信頼してくれるのは嬉しいけど、また鎧を山荘に置いてたんですか(汗)幽霊が出て山荘の管理人が逃げ出したので、鎧を回収に向かいたいとのこと。ちゃんと今回もボス戦対策アイテムが置いてあるのが優しいですね。なぜかノミの瓶もあるし(前回の残りかな?)大事な鎧の二度目の危機に大切なことに気付く展開が続編っぽくて良かったです。

2023/09/05

CW「不帰洞穴」感想

対象レベル:7~10
作者:かがちさん

虫・グロ・対象消去注意な長編探索戦闘シナ。メイリア調査団からの依頼で、洞窟へ調査員の捜索に向かいます。

アイテムをたくさん持っているlv8パーティで突入しました。かなり探索しがいがありましたね。普段あまり使わない探索スキルが役立ったし、持っていったアイテムをたくさん消費できました。
斜め移動があってマッピングできなかったけど、いちおう現在位置周辺の小さなマップは表示されるので方向音痴な私でもギリギリ何とかなるレベル。雑魚戦はほとんど逃げられたし、眠りの雲が意外と通るので余裕がある間は堅い敵以外ドロップアイテム目当てで倒しました。

いちおう回復ポイントも用意されてます。回復アイテムが尽きる勢いの連戦や、スキルを見直さないと勝てない可能性もあるボス戦でも安心です。
ラスボスは強かったけど、防御デバフアイテムを持ってたのと拾ったアイテムを大事にとっておいたこと、倒し方がわかりやすかったこともあり2回目には勝てました。

正直なところ、分かりやすい対象消去ポイントよりボス戦で勝てないと洞窟を(たぶん)脱出できないことの方がシビアかも。f9や帰還の法に頼りたくないなら、戦闘向けの手札を色々持ってるPTで突入した方が良いと思います。

あと、起爆用火晶石を使う場所がわかりにくくてかなり彷徨いました。何も起こらない怪しい場所を見かけたら場所を覚えておくといいです。
ちなみに火晶石を設置すると出る「起爆は上の方で」というのは、表示されているマップの上方、つまりその部屋の壁の向こうという意味。ここでもかなり彷徨ってしまった(汗)

調査員を一人事故死させてしまった気がするけど(スクショ取り忘れに気付き、別PTで救助しました)、緊張感あふれる探索は楽しかったし、お財布的にも大成功でした。満足!