2021/06/21

CWまとめ感想(2021/06/21)

「雷雨の下で(1~2)」作者:ハーバーさん
一人以上用短編シナ。近場の依頼からの帰りに雷雨に遭い、たまたま見つけた洞窟で雨宿りするとそこには…というお話です。雨具を持ってきていれば回避できたのに…と罪悪感を抱く冒険者が律儀。これが一般人だったら悲惨なことになっていたかもしれないし、遠慮なく狩ってもいいのよ。私なら食べて供養するかなぁ。

「ナンパ騒動(1~3)」作者:胡乱茶さん
ナンパして付き合うことになった彼女が、不良の恋人だったから護衛してほしいという学園バリアント短編シナ。チンピラも言ってたけど、その彼女が一番の元凶じゃん!嫉妬してほしかったとかそういうアレだったんだろうか?依頼人も不良の舎弟もお気の毒。しかし、あの状況でチンピラを不意打ちできる学生強いなぁ。サクッと倒して煙草げっとしました。

「風見鶏の音」作者:時雨屋さん
二人専用短編読み物シナ。寝坊して仲間に置いて行かれた二人が、親父さんに頼まれて遺品整理の仕事を引き受けます。ハロル君たちで行ってきました。遺品の重石やらトラばさみやらのガラクタを手に入れ、それぞれ高く買い取ってくれそうなところに売りつけることに。ハロル君をがめついボケ役にしたら楽しそうで何よりでした。闘技場の奴らは馬鹿だから高く売りつけられる!とか豪語したり、聖北教会で逆にやり込められたり。あの真っ黒い鏡を売りつけたというのがすごい。なんだかんだでツッコミ役のわんこも楽しい時間を過ごせたようで、仲良し二人のほのぼの日常を楽しめました。

「千と一夜の呪いの涯の」作者:カブさん
知の探求に突き動かされる参謀と、参謀に振り回される盗賊2人用のNEXT専用(1.50版も出ました)長編シナ。ある屋敷で起こった殺人事件の犯人を探します。屋敷の中の調査と四人の養女への聞き込み、そして村での調査から手がかりを辿っていくのが楽しかったです。片っ端から調べて行けば真相にたどり着くのは難しくないけども、その筋道が推理小説を読んでいるかのようで引き込まれました。事件を色々な角度から見ることができたし、屋敷の主の秘密も想像の斜め上で興味深い。そして参謀にこき使われる盗賊さんとのやり取りも面白かったです。知らない本があれば読みたいし、謎があれば答えを導き出したいタイプのPCがいるならおすすめ。

「―外道の剣聖―」作者:かがちさん
高難度戦闘シナ。メイリア調査団からの依頼で、世界の果てを守る剣聖と戦います。メイリア調査団で報酬10万spとかヤバさが半端ないですね。放っておいても世界が滅びるわけでもなし。まともな人ならまず受けない依頼です。世界の果てでぽつーんと一人立ってる剣聖さんに「衣食住どうしてるんだ…?」と野暮なことを考えてしまったんですが、戦闘が始まったら思いっきり人間やめてて納得でした。さすが死霊術なんかにも手を出してるお人です。第何形態みたいに倒す度に変化していくし、画面いっぱいの勢いのある絵が格好良い。そして強い。こっちも普段使わない(効果とかよく覚えてない)付帯やアイテムでガチガチに固めていったので、双方何が起こってるのかよくわからないカオスな戦いになりました。最期まで自分の思うままに生きた剣聖さんが少しうらやましいかも。

「公現節」作者:MNSさん
一人用短編読み物。依頼帰りに立ち寄った村で公現節の祭りを楽しんでいたところ、浮かない表情の少年と出会い…というほんわかメルヘンなお話でした。仲直りしようと秘密基地に呼び出した親友が行き違いになって帰ってこないということで、一緒に森で探すことに。話ができるウサギやフクロウがいて、お願いを聞いてあげたりご機嫌取りをしたりして少年の居場所を突き止めます。少年たちの友情にほっこり。そしてウサギが可愛すぎて連れ帰りたかった。

「砂漠の魔女(4~15)」作者:SARUOさん
砂漠の国ジャーナを脅かす魔女アジラータと、彼女に従う魔神や悪しき者たちを討伐する戦闘シナ。酒場で情報を集めつつ、張り出された討伐対象を1件ずつ倒していきます。2回目くらいから敵がlv8とかになってたし、最終的には対象レベルlv15なので最初から高レベルPTで行った方がいいかも。入手アイテムの解説を読まずにいたら、魔女の対抗手段である月の剣が手に入らなくて超苦戦しました。やっぱり情報収集は冒険の基本だよね…。

「bye bye badman(6~7)」作者:MNSさん
「エルム司祭の護衛」の後日談で一人用中編シナ。高名なエルム司祭がいるロストック村への護衛をし、そこで起こった事件に首を突っ込めます。りどみにはほとんど読み物と書かれてあったけど、行動によって微妙に差異が出るし(分岐は途中で手を引くかどうかだけ)、村の中を行ったり来たりするのでPCが自分で行動してる感ありました。結構胸糞な事件で犠牲者親子をを思うとハッピーエンドとは言えないものの、村の良心カール君がいい子だったので後味はそれほど悪くなかったです。大切な聖印を必要とする者のために残していくとかいい子過ぎる…。これを御堂騎士に見つからないように隠す方法がかなり気付き辛く、2周目をやってなんとか安全に隠せました。しかし、聖印があればカール君は無事山脈を越えられると思ってたから、それなしで旅立った彼が心配だ…。

「シュメリアの遺跡(4~6)」作者:SIGさん
完全クリアを目指すと高難度な短編探索シナ。前任冒険者が帰ってこなかった遺跡の脅威排除に向かいます。依頼完遂で遺跡内で手に入ったものを全部持ち帰れるということで俄然気合が入りますね。処刑場であり死霊術の実験場にもなっていた遺跡にはアンデッドがたくさん。大抵の敵はメニューカードとして表示されているので、神聖攻撃があれば一発で片付くのが嬉しい。ちょっと変わった移動の仕方をするダンジョンなんだけど、慣れれば行き来しやすくて良かったです。それほど広くないし。ラスボスはかなり強かったので荷物袋の中にある聖印や兵器、強力回復アイテムを惜しみなく投入しました。効かない属性が多くて無駄打ちしつつも何とか勝利。やはり最後に勝つのは全属性だな…。最愛の娘とやらはどうなったのかと思ったら、最後にある人のちょっとした行動から匂わせてるところが良かったです。にしても、お助けアイテムであるはずのレーヴァンティンがボス戦で役に立たなさすぎて…。

「死は終わりにあらず」作者:Leeffesさん
中堅以上向け?一人用短編読み物シナ。病に倒れた友人のお見舞いをします。回想に入ってからびっくりしましたね。まさか先ほどの病人がこんなにたくましかったとは…。最初は驚きつつも、アダムの人柄に惹かれて親しくなる冒険者につられて、PLもいつしか二人の友情にほっこりでした。ラストが切ないなぁ…。彼が貝細工を作っているところを想像しつつ、静かな余韻に浸れました。

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