2019/03/10

CWまとめ感想(2019/03/10)

「聖北屋敷(仮)」作者:春秋村道の駅さん
吸血鬼PCが知らない場所に閉じ込められて、踏んだり蹴ったりな脱出ギャグシナ。クールな連れ込みPCさんがアワアワしてるのが可愛かったです。吸血鬼の弱点って意外と子供でも用意できるものが多いから、こんな嫌がらせみたいな罠でも結構効きますね。様々な趣向で楽しませてくれました(笑)二番目の部屋の鍵探しが手ごわかったですが、何だかんだで聖水かぶっても大丈夫だったので安心して色々できます。過激派なNPC二人もよかったし、助けるために東奔西走していた仲間パートにもほっこりしました。

「ダーフィットの日記」作者:春秋村道の駅さん
短編ミステリーシナリオ。同情できなくもない犯人の境遇と、冒険者たちによる連続殺人事件の捜査が同時進行していきます。なんというかね…昨今では献血シナリオとかあるので犯人の転落っぷりになんと言ったらいいのか…。まあ、苦労するのが普通なんだよね、リューン付近がおかしいだけで。最後の選択は悩んだ末、ネタバレメモを読んで二人共連れ込みました。私的には、彼は裁かれて彼が守りたかったものは保護したかったんですが、それができないとなると…。割とダーティな仕事も引き受けるPTだったので馴染めるでしょう。

「拝啓 暗い部屋、より」作者:ふゆこさん
魔術師PC一人用ホラーシナリオ。痛覚のないゾンビPCに俳優クーポンをつけて突入しました。これは映画撮影…痛がってるのは演技…。時間制限がある中、不気味な拷問部屋などをうろついて解毒剤と脱出経路を探すのは緊張感あります。時間消費して調べたのに何にもなかった時の焦燥感がいい!そして、見張りに見つからないように通路を移動するゲームでは、システムが全く理解できなくて一回目のプレイではロードしまくりでした。二回目にハードモードに挑戦してやっと理解できたという…。カナリアちゃんの方が私より優秀です(汗)マップはそこまで複雑じゃないのに、方向音痴の私には繋がりがいまいち理解できなかったのも痛い。結局、早々にネタバレ記事を読んでしまいました。念願のわんこ召喚獣げっと!

「悪魔と数多の英雄達(1~15)」作者:無名しさん
20000HPの敵と戦う戦闘シナ。一回のバトルでは勝てるはずもない敵に、何PTもぶつけて少しずつ削っていくというのが熱い!でも、そこまで高威力なスキルを持ってないのでHPを削りきるのに滅茶苦茶時間がかかりました…。一気にやるもんではないのかもしれないけど、私的には半分くらいでも良かったかな(汗)参加するだけで経験点が入るのが嬉しいし、発想やそれを形にする情熱、技術が素晴らしいと思います。

「暗い森を行く(5~7)」作者:黒豚和牛さん
死霊術師にさらわれた女の子を助けに行くお話。敵はアンデッドばかりで、一番レベルの低いフィアナちゃんが亡者退散を引きまくってくれたので助かりました。こんなに出て欲しい時に亡者退散を引いてくれる子は初めてだ!(感動)ただ、レベル差の大きいPTだったので、さすがに死霊術師戦は苦戦。一回やり直してなんとか勝利しました。帰り道での女の子との短い交流は、PCが喋らないのに心にしみます。夜明けの空を見上げる少女のこの先に幸あれ!また、再度張り紙を選ぶとわかる彼の背景はやるせないですね…。先生はいい人だったのに、伝わって欲しいところは伝わらなかったという…。哀しい物語でした。

「攫われた子供(1~5)」作者:黒豚和牛さん
ゴブ洞改変探偵バリアントシナ。探偵バリアントは初プレイかな?現代に異能とか閉鎖地区などのファンタジーが混ざったような世界観。綿密な調査をして回避できる荒事は回避してもいいし、片っ端から暴力で解決しても良い。何気に親子間のすれ違いなど考えさせられるところもありつつ、新鮮な気持ちでプレイできました。探偵さんみたいになる!という子供が可愛い。

「森よ白く染まれ(1~3)」作者:黒豚和牛さん
森で大量発生した亡霊退治と原因調査をするお話。森の構造はシンプルだし短いお話なんですが、とても雰囲気があって、思わず亡霊が発生するに至った過程に思いを馳せてしまいました。最後に花や指輪をお墓に供えられるところもよかったです。それで何かが変わるわけではなく「このPCたちならこうするだろうな」を実現できる配慮が嬉しい。

「Mimic(4~5)」作者:柚子さん
雪深い街で起こった猟奇殺人事件の捜査を行うシティアドベンチャー。街で手がかりを探しながら、参謀を中心に推理を展開していく様が探偵ものっぽくて良かったです。情報確認画面もセルを駆使して丁寧に作ってあったし。参謀役のルティスさんもカッコよくて、冒険者始めてからどれだけ現代の知識を蓄えたんだろうなぁと惚れ惚れ。タイトルの真の意味がわかる終盤の名推理はテンション上がりました。いわくありな魔剣げっと!

「子供狩り(4~6)」作者:柚子さん
雨宿りをしていたら村を助けてくれという男がやってきて…な短編シナ。冒頭の老婆の不気味な歌と、貧しい辺境の村の閉鎖的な雰囲気からして悪い予感がする作品でした。タイトルがタイトルだし…。次第に明かされていく真実には反吐が出ますね。たまたま巻き込まれたことだけど、絶対に許さないと城の奥へガンガン進んでしまいました。そのせいで色々取り逃がした…(汗)あの男は最初から狂っていたのか、この城に篭っているうちにおかしくなったのか。昔の領主の話も聞くと、この土地に何か悪いものが渦巻いているのでは…とも思えました。城なんか与えるより、激戦区へ送ってあげた方が彼も喜んだかも。後味は悪かったものの、言葉少なく去っていく冒険者たちの姿に痺れました。これもまた忘れられない出来事になるだろうなぁ…。

「冒険者の宿殺人事件」作者:柚子さん
探偵気取りで殺人事件を解決しようとするギャグ読み物。ランダムで役割決定したら、心優しい天然な吟遊詩人エルフが探偵役に。女の子PTでやったので親父さん以外女だけ。女の友情にヒビが入ると一気に殺伐とした雰囲気になりますね(笑)まあ一番怖いのは切れた娘さんだけども。エルフさんの悪ノリと、親父さんの健気なヘアケアのせいで酷い目に遭った冒険者たちでした。

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