2019/07/11

Nextからpy(経由で1.50も)へ称号・ゴシップ・終了印の移植手順

安全性と手軽さを第一に、py宿にPCを作り直して称号・ゴシップ・終了印を丸っと移植する手順の備忘録です。
アイテムやスキルなどは基本はデバッガでの手札配布を想定しているので、どちらかというと”メインをpyに移したいだけでNext宿も存続する”身軽な人向け。このPCにはこれがないとダメ!というもの以外は居残り組に預けていきましょう。

<大まかな流れ>
1、引っ越したいPCのデータをNextビルダーで取り込み、xeditorで変換。
2、py宿にPCを新規作成(または新規連れ込み)し、xmlファイルのクーポン一覧を移植。
3、Next宿のEnvironment.wydからpy宿のEnvironment.xmlに終了印とゴシップ一覧を移植。
4、必要なアイテムやスキルなどを手札配布で揃える。


◆宿のバックアップを取ってから自己責任で行ってください◆

<PCデータをビルダーで取り込む>
1、引っ越したいPCの持ち物欄(スキル、アイテム、召喚獣、バックパック内)をすべて空にして、PTから外してセーブ。
2、Nextビルダーで適当な名前を付けて新規シナ作成。
3、「Yado」の宿名フォルダ内にある”該当PC名.wcp”を探して、そのコピーを新規シナのフォルダに入れる。
4、それぞれファイル名を”Mate1.wid”、”Mate2.wid”というふうに、拡張子を含めてすべてリネームしていく。
5、ビルダーでそのシナリオを開き、キャストの番号が0だったり同じ数字が複数ある場合、カードを複製して元のカードを削除。
6、クーポン欄などキャスト情報を確認し、変なところがなければ「オプション」-「環境設定」の「シナリオのファイル圧縮を無効化」にチェックを入れ、シナリオを上書き保存する。

7、Wsn.4対応のxeditor(現在はα版です)で先ほどのシナリオを開きます。キャストの称号欄を開くと「@レベル原点」などに黄色い三角マークがついていますが、xmlファイル編集による移植の場合は問題ありません(むしろ消したら整合性が取れなくなるかも)。
8、「ファイル」-「名前を付けて保存」から「WSN(XML)形式のシナリオ(*.wsn)」で保存。
xeditorのインポート機能はpyデバッガの「手札配布」より少し操作性が良いので、ついでに愛用カードを集めて自分用配布シナを作ってもいい。wsn形式ならカードのシナリオ名と作者名を保ったまま保存できる。


◆xmlファイルを編集する時はCardWirthPyを必ず終了してください◆

<引っ越し先の準備とクーポン移植>
1、py宿に引っ越すPCと同じ名前・年齢・性別・素質・特徴のPCを新規作成(または再連れ込み)し、PTから外してセーブ。pyを終了してください。特殊型の場合はとりあえず適当な素質を仮設定しておく。
2、py宿の「Yado」-「新規宿名」-「Adventurer」フォルダにPCのxmlファイルがあるのでテキストエディタで開く。関連付けされていない場合は「右クリック」-「プログラムから開く」でメモ帳などを選択。
3、先ほど保存したwsnファイルを解凍(展開)し「CastCard」フォルダの「該当PC名.xml」も開く。
4、少し下にスクロールしたところに<coupons>~</coupons>で囲まれたクーポン一覧が。それをシナリオのxmlから宿のxmlの同じ部分にコピペして保存する。

5、全員分のクーポンを移植し終わったらテキストエディタを終了し、再びpyを起動。全員編入してキャラクター情報を確認する。
6、特殊型のPCがいるなら、デバッグモード(Ctrl+D)でキャラクターの解説欄をクリックし、元の素質になっているか確認。「能力値(カスタムの場合のみ)と属性を新しい情報に合わせて再設定する」にチェックを入れて「登録」する。

7、また、「編集」の「デザインを変更する」で解説欄の素質名も修正。


◆xmlファイルを編集する時はCardWirthPyを必ず終了してください!◆

<終了印とゴシップの移植>
1、next宿の「Yado」-「該当宿名」フォルダからEnvironment.wydを適当な場所にコピーしテキストエディタで開く。終了印とゴシップの一覧をメモ帳などにコピペ(「コ」と書かれた部分からゴシップ)
2、これらをxmlに移植するため、それぞれ
<CompleteStamp>終了印名</CompleteStamp>
<Gossip>ゴシップ名</Gossip>
となるように修正する。大量にある場合は正規表現による一括置換が楽。行頭・行末の一括置換の手段がないなら、サクラエディタをインストールしてください(DLページのV2(Unicode版)最新版ダウンロードから)
3、サクラエディタの場合「検索」-「置換」でダイアログを出し「正規表現」にチェックを入れてから「すべて置換」を行います。行頭は「^」行末は「$」で指定できるので、メモ帳にコピペした終了印の一覧をサクラエディタに移して行頭を<CompleteStamp>に、行末を</CompleteStamp>に一括置換。終わったらゴシップの一覧と入れ替えて同じように<Gossip>ゴシップ名</Gossip>となるよう一括置換を行う。

4、置換後に最初から最後までざっと見て</Gossip>の抜けなど、閉じ忘れがないかチェックする。py宿が新規宿ではない場合、すでにある終了印・ゴシップと重複していても気にしなくて大丈夫(8で説明)。ただし倉庫シナのゴシップなど修正が必要になる場合もある。
5、次にpy宿のバックアップをとり、pyが起動してないのを確認して「yado」-「宿名」フォルダにある「Environment.xml」をテキストエディタで開く。
6、<completestamps>~</CompleteStamps>の間に先ほど体裁を整えた終了印一覧を、<gossips>~</Gossips>の間にゴシップ一覧をはりつける。

7、上書き保存したらテキストエディタを終了し、pyを起動。起動できない場合はタグの閉じ忘れや一覧を囲っている<gossips>~</Gossips>などの一部が消えている可能性があるので探して修正する。
8、デバッガの「編集」で「終了印」と「ゴシップ」を開き、移植できたことを確認。編集しなくても「登録」をクリックしておくことで重複した終了印やゴシップが削除されます。


<おまけ:py形式から1.50形式に宿を変換>
1、宿変換のためにpyに新規宿を作った場合で、PCにアイテムなどを持たせずにクーポンなどの移植しかしてないなら、まず失敗することはないと思います。PCに何か持たせた場合は、それらの中に1.50で使えないものがないか確認して、あれば削除してから行ってください。
2、pyを起動して「拡張」-「逆変換」-「1.50」を選択。宿の保存場所を決定すれば終わり。



<愛用スキルやアイテムなどを揃える>
1、デバッグモードの時に表示される右下鉛筆アイコンをクリックしてデバッガを開く。
2、「編集」「手札配布」で(シナリオ未選択)からシナリオを選択して一枚ずつ配布するだけ。数が多いと大変なので一度にやるのは普段使っているものだけにして、あとは必要に応じて追加するくらいがいいと思います。

画像で「交易都市リューン」となっているところが起動時は(シナリオ未選択)となっている。右の「情報」でカード絵と解説を確認でき、「配布」で荷物袋などに配布。目的のシナリオがzipやcabの状態でも配布できる。
3、どうしてもnext宿から持ち出したいものは「PCデータをビルダーで取り込む」時にPCに持たせておく。ただし、バックパックは空にしておくこと。カードのシナリオ名と作者名が書き換わってしまうので、wsn形式で保存した後に自分で編集する。next独自の機能を見つけて修正する技術がないとバグの元になるので注意。

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