2025/06/28

Linux Mint 22.1でCardWirthの動作確認

windows10からLinux Mint 22.1 Cinnamonに乗り換えたので、いちおうCardWirthの動作確認してみました。

とりあえず1.50NEXTCardWirthPy Reboot(新規DLしたVer5.2)、CardWirhPyLite(新規DLしたVer5.2)は、Steamに登録してプレイできます。「ゴブリンの洞窟」「交易都市リューン」「LESSON4_終了時点」が問題なく動きました。
JUDGMENTとBloodWirthのスキンも使えるけど、スキンによっては多少おかしくなるかも。

WirthBuilderもSteamに登録してCardWirthと同時に起動できます。「ゴブリンの洞窟」を少し改造してプレイしたところ、ちゃんと反映されてました。
CWXEditor8.2とCWXEditor-Classic5.0(02)も同じように試してみたところ大丈夫そう。

<ちょっとしたトラブル>
◆1.50とNEXT
[PrintScreen]を押すとLinux Mintの画面全体撮影が優先されてしまうので、「キーボード」設定ソフトの「ショートカット」の「システム→スクリーンショットと録画→スクリーンショットを撮る」でキーボード割当てを「Ctrl + P」とかに変更(RebootとPyLiteは「Ctrl + P」でも撮れるので大丈夫)
◆WirthBuilder
1.50とNEXTのどちらのWirthBuilderも「WirthBuilder.exe」という名前でSteamに登録される。歯車アイコンの「プロパティ」のショートカットのページから名称部分を変更可能。
◆1.50とNEXTとWirthBuilder
「閉じる」や「cancel」を選択すると、なぜか他のアプリケーションのウィンドウの後ろに隠れてしまうので、他のウィンドウは閉じるなり最小化するなりしておかないと面倒。

◆RebootとPyLite
「date/Font」にWindows付属のフォントを入れないと起動できない(CardWirthPy&XEditorのmacの項のフォントダウンロードリンクからDLした本体のFontフォルダをコピー)。IPAフォントはリンク切れで公式の4種類を入れても動きませんでした。
◆スキン「JUDGMENT」
張り紙やパーティ編成画面の宿帳(外した人がいる時のみ)などでカーソルが見えなくなる。
◆CWXEditorとCWXEditor-Classic
Macと同じで、「ツールバー」を表示させるには「メニュー」のツール→エディタ設定→その他タブにある「詳細」→全般欄の「配置変更可能なツールバー」をオフにする必要がある(すぐ表示されないなら再起動)。
何故かSteamに登録しても名前が表示されません(起動はできるし、名称部分を変更できる時もある)


<Steamへの登録の仕方>
1,ソフトウェアマネージャーから「Steam」をインストール
2,Steamを起動し、「Steam→設定→互換性」で、「他のすべてのタイトルでSteam Playを有効化」を有効に。
3,「Steam→設定→ダウンロード」から、シェーダープリキャッシュの欄から、シェーダープリキャッシュを有効化をオフに(重くなるらしいので)
4,ライブラリ画面左下の「ゲームを追加」をクリックし「非Steamゲームを追加」
5,参照で「CardWirthフォルダ」などの「exeファイル」を選択し「選択したプログラムを追加」
6,ライブラリに登録された「CardWirth.exe」などを選択し、右の「歯車アイコン→プロパティ→互換性」で「特定のSteam Play互換ツールの使用を強制する」をチェック
7,ドロップダウンリストの「Proton(バージョン番号)」とかを選択すれば完了

◆とりあえず動いた互換ツール
CardWirth 1.50&NEXT:protn7.0-6(これ以降でも動くけど、キャラ作成画面の名前欄の字が少しずれる)
wirthbuilder(1.50&NEXT):protn9.0-4
CardWirthPy Reboot&Lite:protn8.0-5
CWXEditor 本家&Classic:protn9.0-4

「Steamでプレイできるということは、Steam DeckでもCardWirthがプレイできるのでは?」と思ったものの、持ってないしLinux Mintとは大分勝手が違うと思うので難易度が高い気がします。


<CardWirthPy Rebootの公式インストール方法は…>
Windows以外のOSで動かす方法」ではインストールできませんでした。
「Git及び必要ライブラリのインストール」はできたものの、その後の「Pythonセットアップツールのインストール」で以下のエラーが出ます。

error: externally-managed-environment

× This environment is externally managed
╰─> To install Python packages system-wide, try apt install
	python3-xyz, where xyz is the package you are trying to
	install.
    
	If you wish to install a non-Debian-packaged Python package,
	create a virtual environment using python3 -m venv path/to/venv.
	Then use path/to/venv/bin/python and path/to/venv/bin/pip. Make
	sure you have python3-full installed.
    
	If you wish to install a non-Debian packaged Python application,
	it may be easiest to use pipx install xyz, which will manage a
	virtual environment for you. Make sure you have pipx installed.
    
	See /usr/share/doc/python3.12/README.venv for more information.

note: If you believe this is a mistake, please contact your Python installation or OS distribution provider. You can override this, at the risk of breaking your Python installation or OS, by passing --break-system-packages.
hint: See PEP 668 for the detailed specification.


google翻訳にかけて、なんとか「apt install python3-setuptools」でセットアップツールはインストールできたものの、次の必要ライブラリ「wxPython」ではこのやり方でもダメでした。
となると、”Debianパッケージ以外”に当てはまるということでしょうか。万年Linux初心者なので、ちょっとこれ以上はわかりません…。