2022/01/13

CWまとめ感想(2022/01/13)

「樹精の森(3~4)」作者:平江 明さん
下ネタだらけのコミカルな中編シナ。ドライアード女王の魅了の力が暴走して妖魔が集まっているので、力を静める儀式を行う10日間の間、森を守りつつ霊木を育ててほしいという依頼です。毎日2回行動でき”霊木の世話、罠の設置、休憩、森の奥へ行く”から2つ選んだ後、妖魔の襲撃で一日が終わります。霊木の世話をしたPCは精神力枯渇状態になるので休憩しないと戦闘で戦力を失い、罠を設置すると襲撃を阻止できるかもしれないが空振りもあるので悩みどころ。でも難易度はそれほど高くないし、NPCの下ネタが元気一杯で気軽に遊べる感じです。能力判定も少しあるので行動力バフを持っていくといいかも。

「傍迷惑な晩餐会(3〜4)」作者:小柴さん
ハロウィン短編シナ。死者の門の存在を確認するため訪れた山奥で、奇妙なレストランを見つけ…というお話です。テキストにオマージュ作品の雰囲気がよく出ていて、ハロウィン要素も見事溶けこんでました。人外がいる変なレストランもハロウィンなら違和感ないですもんね。戦闘は結構厳しくて危うくステーキになるところでしたが、いい土産話ができたという感じです。冒険者ならこういう面白い話を1つ2つは持ってないと!

「巨人の迷宮(6~8)」作者:テイルさん
長編巨大3Dダンジョン探索シナ。時を経て巨人の封印が解けそうになっているので、迷宮の守護者たちを倒して最奥に行って補修してほしいという依頼です。これはマッピングを至上の喜びとする人向けですかね…。とにかく広いので完成した時の満足度はたしかに高いですが、KCに一切対応してなく盗賊は不要、冒険者は滅多にしゃべらない、対象レベルならほぼ逃亡できるランダムエンカウントがある、手記や何者かの痕跡など出てこない(宝箱はいっぱいあるけどスキルか一般的な消費アイテム)、何もない行き止まり・袋小路が50以上ある、という感じで本当にマッピング自体を楽しめる人向けとなってます。いちおう一方通行やダークゾーンのギミックもあるけど。途中でミスしたら修正部分を探すのがかなり難しいので、3Dダンジョンのマッピングにある程度慣れてから挑戦した方がいいかもしれません。にしてもラストのオチはまあいいとして、報酬の件は信用に関わるのでは…。持ち帰った情報は聖北教会的にも有用だろうに(もう賢者の塔とかに遺跡の管理を丸投げできるでしょ)。

「メイドですからっ(5~6)」作者:平江 明さん
女性を含むPT向け短編読み物シナ。とあるお屋敷でメイドの臨時雇いとして女性PC一人が数日間働きます。主に食事の支度と掃除を行うんだけど、調理しながら埃を落としたりしてたら汚いのでは…(汗)順番を一度も間違えなければメイド長に褒めてもらえます。その間仲間たちはお客様として滞在していて、一人あくせく働くメイドPCが不憫…。サクッと遊べてNPCや仲間との会話も楽しめる作品でした。

「何故、剣を執った(1~3)」作者:牙険リ女子さん
駆け出し向け冒険探索短編シナ。ケルベロス討伐の依頼を受けようか迷っていたら、少女が犬を探してほしいという依頼を持ってきて…というお話。先輩冒険者が付いてきて色々教えてくれるので、カードワース初心者も安心です。魔道具に吸い込まれた犬を助けるため、妖魔が徘徊しているかもしれないそこへ潜ります。仕掛けや謎を解いて奥に行くとそこにいたのは…。驚きはなかったものの、知らなかった習性と意外な性格が楽しめました。冒険らしい冒険をして少女の笑顔を守るという、子供が憧れるような冒険者になれます。

「うたのはの彼方(7~8)」作者:98さん
6人専用中編探索シナ。旅の途中少女を護衛する騎士と出会い、消えた少女を探すため魔女の塔へ向かいます。時間制限がない「雨宿りの夜」タイプの探索で、仕掛けや謎解きが色々あって見つけたアイテムや情報を駆使して攻略していくのが楽しかったです。お人好しが主人公(戦士系推奨)ということでガラテアくんを主役に。彼の境遇的に絶対放っておけないと思うから嵌り役でしたね~。で、ラスボス戦でふと気付いたんですが、そういえばアルバちゃん死霊術師だったー!思いっきり死霊術師をディスる役になってるし…。まあでも、彼女だったらきっとこの魔女に嫌悪感を抱くだろう。終盤はホロリとくるものがあり、森の名前の由来とかお祭りに残る巡礼地の名残など余韻の残る作品でした。

「精霊の森に棲む魔性(7~9)」作者:98さん
3人以上向け中編探索バトルシナ。突然現れた妖精に連れてこられ、妖精の森の住人を狂わせ暴れる魔神を倒してほしいと頼まれます。人間の事情なんてお構いなしな妖精と、そんな妖精に教育的指導を下す冒険者のノリが面白いです。その後に現れる貴族の坊ちゃんにも容赦ない(笑)探索は危険なものではなく、強敵を倒すのに役立つものがないか精霊の森を見て回るというもの。別にしなくてもいいけど、結構色々アイテムが手に入るので貰えるものは貰っておきましょう。卵を渡したらだしまき卵にしてくれるサラマンダーさんとか、宿に一体ほしいですね!観光気分で探索した後は、いざ魔神討伐に。狂わされた森の住人は可哀そうだけど、きっちり片を付けてきました。にしても、ガラハッドさんって「うたのはの彼方」の騎士さんの子孫なんだろうか?

「木の葉通りの醜聞(8~10)」作者:小柴さん
冒険者3人以上向け中編読み物シナ。木の葉通りで起こる連続怪死事件の解決と、ある人物から大事なものを取り戻してほしいという依頼です。冒険者が名探偵になれるシナリオですね。代表者にシャンテさんを選んだら格好良すぎて痺れました。とっさに絵描きの振りをして相手の懐に入ったり、遺体を検分して職業をズバリ言い当てたり、最後はチェロまで弾いてしまうという。どこの名探偵ですか!そして事件の真相は恐ろしくも哀しいもので、根底にあったのは純粋な憧れ…。夢潰えて大人しく引き下がる姿に少し同情してしまいました。魔女は安全地帯で高みの見物でもしてたんだろうか?それにしても娼館に情報収集しに行くPC、女性も選べたのね…。男装見たかった…!

「丘陵の廃館(1~3)」作者:ちきぱらさん
クリア後にミニゲームができる短編探索シナ。コボルトに捕まった犬たちを取り戻してほしいという依頼です。冒頭でツケを払うと、シナリオ中はずっとお大臣扱いしてくれます。180spぽっちでいいんですか(汗)探索の方は館がそれほど広くないものの、犬の方も逃げ回ったりしてるので簡単には保護できないのが結構斬新かもしれない。あと、厨房にいるハーフオークに集めた食材を持っていくと、料理の仕方を教えてくれて「料理人」の称号が貰えます。わんこ付帯げっと!

「ブルガンディア聖八騎士(9~10)」作者:98さん
短編戦闘シナ。ブルガンディアが滅亡するに至るまでの戦いを追体験できます。ここにもガラハッドさんが登場。由緒正しい家柄の騎士なんですねえ。八騎士の中で一番最後まで残る頑丈な騎士さんです。lv8パーティで全体回復アイテムを惜しみなく使って何とか勝てました。防御バフかけられるスキルを二枚も持っていったのに必要な時に引いてくれないんだよなぁ。魔剣げっと!

0 件のコメント:

コメントを投稿