「鈴の音(6~7)」作者:月並みさん
子供非推奨のPC一人専用長編読み物シナ。傘作りの手伝いの仕事をしていたPCが、並行して踊り子の送迎もすることになり…というお話です。それぞれの依頼で交流する二組の親子との描写が良かったですね~。市井の人との何気ない日常描写が大好きなので、ぐいぐい引き込まれました。そして、日常シーンからリューンの風景や他国のことなど、少しずつ作品世界が広がっていって読みやすかったです。きな臭い展開になってからは冒険者が冒険者って感じで格好良かったし、親子にすっかり感情移入してたので終盤の展開にはもう感情揺さぶられまくってしまいました。身も心も疲れた冒険者に見せる親父さんの優しさに泣く…。傘職人のおやじさんの心配りも沁みるよね…。3人の女性たちの旅立ちに明るい未来が待ってますように!
「旅先譚:公女救出(6~8)」作者:黒土 禾甘さん
人数調整不要の一人用短編シナ。主が山賊にさらわれたので助け出して欲しいと旅先で頼まれます。一刻を争う事態という様子だったので、必要事項だけ聞いて引き受けました。妙に選択肢が多かったから時間制限があると予想。森は意外と広く、ところどころ途絶える山賊の足跡を追っていくのも緊張感ありました。いつもなら隅々までマッピングするんだけどね~。そして山賊のアジトへの侵入も、救出対象の身の安全を第一に考えて慎重に行動します。…壁を登ろうとして一回落ちたけど。報酬は微妙でも、1人で山賊を退治して少女を救出するなんてカッコいいよね~。冒険してる感ありました。
「ダウンプア(10~15)」作者:かがちさん
一人用の何度か出入りする(トータルで中編くらい?)高難度戦闘ありのシナリオ。夢でシキという女性と邂逅を重ね親しくなっていくが、やがて彼女はPCに強い執着を持つようになり…というお話です。公式ではヤンデレじゃないそうですが、私的にはヤンデレヒロインだなぁという印象。儚いようで苛烈、恐ろしいけれど放っておけないところのある女性でした。戦闘は連戦で厳しいけど、それまでに強力な回復バフアイテムを手に入れられる機会があるので安心です(持たせ忘れた人)。シキさん、連れ込んだらlv10(上限に達してない)の汚名てんこ盛りで、永遠のlv10って感じなのかな?
「石像回収の依頼(4~6)」作者:清風りちあさん
3人以上向け中編探索シナ。石化させられた仲間たちの回収を手伝ってほしいという冒険者からの依頼です。かなり切迫した状況なのに、遺跡に到着したら急に荷物袋に入り込む依頼人に笑わされました。怖いのはわかるけどシリアスが霧散しちゃったよ!しかもアイテムとして使えるというね…。おかげで探索中もコミカルで楽しかったです。彼の仲間たちも親しみやすい人たちばかりで、何だかんだで荷物袋がにぎやかに(笑)彼らが手助けしてくれるし遺跡内で手に入るアイテムもあり、それほど準備していかなくても対処できます。もちろん、スキルなどで対処できればその分使わず持ち帰れるアイテムが増えるから嬉しい!サクッと遊べて探索しがいもある作品でした。
「家族の象徴(1~2)」作者:むーさん
サクッと探索チュートリアルシナ。家族がバラバラになって寂しいので家族の象徴である肖像画を以前の家から持ってきてほしいという依頼です。交渉すると、依頼の品以外に何か見つけてきたら報酬アップしてくれることに。危険もほとんどなく、駆け出しに嬉しい依頼ですね。ラストはほっこり温かい気持ちになれました。
「我こそが偽り騙る者(7〜10)」作者:Luckyさん
嘘つきを見つける6人専用短編シナ。変装の達人ネームレスに命を狙われる豪商を護衛することになり、主人公_1は仲間に成り代わったであろう暗殺者を特定しようとするが…というお話です。みんなの話を聞いて偽物を指摘するんですが、ぜんぜんわからなくてダメ元で選んだら正解しました。疑心暗鬼に陥いった挙句、全てを失って絶望の中で死んでいく依頼人…。悪役PTじゃないと違和感あるかもしれないものの、渋くて格好よかったです。
「誰かの紡ぐ英雄譚(8~10)」作者:Luckyさん
繰り返しプレイ前提の6人専用短編戦闘シナ。山に出かけた友人と捜索に行った冒険者が帰らないので、何が起こったのか調査してほしいという依頼です。洞窟を訪れると謎のモンスター襲撃と助けてくれる人影が…。そういうことか~。これは面白いですね。終わることのない物語であり、これからも引き継ぎ継がれていく。でも毎回行方不明者なってる友人が気になる…。
「聖カミツレ病院跡」作者:307さん
next専用の戦闘なし短編探索シナ。取り壊す予定の廃病院から人の気配がするので調査と安全確認をしてほしいという依頼です。ちょっと構造が分かりにくくて迷ったけど、廃病院の不気味な雰囲気が出ていて肝試し気分で探索できました。かなり崩れてて建物倒壊の怖さもあるし(汗)一通り見て回って”安全ではない”と結論付けて報告。建物の取り壊しはノームとか使えばいいんじゃないかな?収穫は腐敗臭漂うなか頑張って回収したチーズ一つ。さすが冒険者、なんでも持ち帰るなぁ。
「好奇心は化け猫をも殺す(4~7)」作者:怪獣クドラさん
短編三つ入り店シナ。妖怪の体の一部を収集する妖怪研究家の依頼で、幾度か妖怪退治をします。妖怪の一部がゴロゴロしてる部屋で暮らすとか、かなりの変人ですね(汗)封印的なものを施さないで、しかも一箇所に集めておいて大丈夫なんだろうか…と思っていたら案の定な展開に。研究するなら安全に扱う方法を最初に研究して!1話目は蛇の呪いの対象の決まり方がいかにも怪異という感じで面白かったし、2話目は圧倒的クマパワーと、怪異化しても残っている親の情が印象的でした。3話目はタイトル回収でスッキリといきたかったけども、そもそも最初に化け猫化した原因はなんだったんだろうなぁと少し気になってしまいました。人間への恨みから化け猫になる話(映画?)が印象に残ってるので。
「魂の解放(2~4)」作者:怪獣クドラさん
探偵バリアント向け短編シナ。娘の様子がおかしいので薬物をやってないか調べてほしいという依頼です。近々警察も動くらしいということで、急いで彼女の近辺を探ります。探偵バリアントの親父…もとい所長はキリっとしてて格好いいですよね。秘書な娘さんも有能っぽくて、やり手の探偵事務所という感じでした。探偵たちも頑張ってたけど、今回一番活躍したのは自称・情報屋の白瀬ちゃんかもしれない。彼女の情報のおかげでギリギリ間に合ったようなものだし。好奇心を満たすために危険も顧みず(いちおうヤバいのは避けてるらしいけど)情報収集してて、探偵とも嬉々として交渉する辺り将来大物になりそう。また彼女と仕事をしたいですね。
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