作者:糞虫(空想無私)さん
人数調整不要のPC一人用短編。
気付いたら終わりを迎えつつある世界にいた、という始まりから不穏で物悲しい。
じわじわとひび割れが広がっていくなんていう終わり方、考えただけでも恐ろしいですよね…。
NPCも言ってたけど真綿で首を絞めていくような意地の悪さです。
でも、そのおかげでPCは元の世界へ戻る方法を探す猶予ができたわけで、PCが感じているその世界の人々への申し訳なさというか、居たたまれなさが伝わってきました。
希望なんてない世界で暗い表情の人々が淡々と日々を過ごしているのがまた…。
そんな中、戻る方法を探して元冒険者たちと話すんだけど、話せば話すほど別れが辛い…!
最後は僧侶の人と一緒に戦って、ぎりぎり時間内に勝利。
彼の存在の証を手に涙をこらえるしかないのでした。
今の宿データを大切にしなきゃね…。
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