2021/04/12

Cwまとめ感想(2021/04/12)

「逆転判決 ~スカーフの少女(4~10)」作者:イーグルさん
若者(できれば男性)一人専用裁判シナリオ。あの作品のパロディということで楽しみにしてました。再現率が本当に半端ないですね!序盤から色々と類似点を見つけて喜んでたんですが、裁判が始まってからはCWだということを忘れそうになってました。「意義あり!」からの高揚感がもう大好き。でもちゃんと冒険者らしい見せ場(裁判的にはいいのか!?という流れだったけど)もあったし、一般人との感覚の違いを指摘されたりと面白かったです。それに事件を解決に導く証拠や証言の矛盾なんかもしっかり作り込まれていて、裁判ものの作品としても完成度が高かったと思います。たぶん元ネタを知らなくても十分楽しめるかと。幽霊の依頼人も魅力的で、普段は明るくて楽しい人だから母親としての本音がこぼれると不意を突かれてうるっときてしまったり。戦闘が苦手なPCでも大活躍できる熱い作品でした。

「冒険前の腹ごしらえ」作者:うたさん
馬車移動中に暇だから腹ごしらえしておこうというシナリオ。手持ちの食べ物・飲み物系アイテムを使用すると、冒険者たちが口々に感想を言い合います。冒険者たちの反応が思ったよりバリエーション豊かで、思わずあるだけ食べさせたくなってしまいますね。料理が作れるシナリオや食べ物アイテム店シナで食料調達しないと…!お土産は、たぶんこのシナリオで食べた回数だけ使える回復アイテムなので、食料KC対応シナで便利かも。

「勇者になるもんっ!(5~6)」作者:めりねこさん
とあるチンピラのやむにやまれぬ事情をしり、手助けする人情系短編探索シナ。広さはゴブ洞より少し広いくらいですが、敵は雑魚が案外強いかもしれない。だるいからとサボってた冒険者たちが、チンピラの話を聞いて快く引き受けるところや、無事解決して「かっこよかったよ」の一言など、王道で良かったです。

「春告げ前の落とし物(6~8)」作者:無名しさん
ひょんなことから鬼門からあふれ出す鬼を退治することになる戦闘シナ。次から次へと現れる鬼に加え、自爆で全体攻撃かましてくる鬼火もいて火力高めでした。リューン桜前線のメンバーで突入したんだけども、ルルちゃんがやたらと打たれ弱くてなぁ…。割とバランスブレイクな全体攻撃を一枚持ってたのと、回復系アイテムが溜まりに溜まってたので何とかなりました。事件の発端が面白かったし、お爺ちゃんによる再発防止策がいいよね。こういう発端のエピソード好きです。

「かぼちゃの日(2~3)」作者:りりさん
PT分断のある短編探索ハロウィンシナ。ハロウィン前日のかぼちゃの日に魔女が現れ、子供たちに変身の杖を渡したことで始まる騒動を描いています。仮装のことで喧嘩したり、変身の杖ではしゃぎ回る子供たちが子供らしくて微笑ましかったです。…まあ南瓜にされてしまった人たちは笑い事じゃありませんが(最悪食べられていたかも…)。魔女の館にはいたずら好きな幽霊などが待ち構えていて、PT分断なんていう状況なのに、どこか楽しい雰囲気がありました。探索中もしゃべる扉やミニゲーム、パイ作りの手伝いなど色々あって楽しませる気満々だし。ハロウィンにピッタリの作品でした。

「金の髪のエリザベス」作者:菅かるさん
昔好きだった女性エリザベスが今どうしているのか見てきてほしいという依頼。ロマンティックで少し残酷な話でした。最初からわかっていれば、もっとずっと一緒に要られただろうに…。エリザベスにとっての会えなかった時間と、依頼人がいずれ一人で過ごすことになるだろう時間の長さを考えると切ないです(婚約の話がどうなったのかわからないけど)。せめて今は幸せでいてほしいですね。

「Holiday Rain」作者:naokiさん
めっちゃ楽しかったです。これは大冒険してる英雄クラスのPTで行っても、マスコットを甘やかしてるほのぼのPTで行っても楽しいと思う。娘さんの「おかえり!」が可愛かった。しかし、このシナリオでスキルがもらえるとは思わなかった(笑)

「始めてのカードワース」作者:naokiさん
CW初心者向けチュートリアル兼リューン街シナ。チュートリアルはnaokiさんの技術をふんだんに使っていて、これを初めてプレイした人は他のシナリオをやって違いに驚きそう(汗)まあ、内容は丁寧に教えているからいいんだけど。買い物の方もすごくて、スキルを選択した時点でPT全員の適正をチェックして、それをPCカードの上にそれぞれメーターと%で表示してくれるからわかりやすい。これはリソースとかあったらいいのに。

「チードル家の怪奇」作者:naokiさん
チードル家当主の様子が変なので調べてほしいという短編読み物シナ。調査によって死霊術が関係しているとわかり、戦闘を経てめでたく事件解決となるが…というミステリアスな展開。死霊術といってもなんでもありではなく、発動条件が設定されているところがいい。演出がホラーゲームっぽくて凝ってたし。サクッと読めました。

「親父を倒せ!(3~6)」作者:naokiさん
親父に暴言を吐いたらキレて謎の部屋に閉じ込められる狂い系中編シナ。狂い系というより狂い系オマージュシナリオかも?唐突な展開が続きますがストーリーはあるし、最後は結構熱い展開で良かったです。演出とかギミックが凝っていて驚かされることもあったり。最初のダンジョン脱出で一度躓いたものの、中央の台と扉と行ったり来たり試行錯誤したら出られました(実は答えがひっそりと配布…)。二戦目ではうっかり物理麻痺とかやると進行不能になるので注意です。その後はまったく予想してなかった展開となり、いい意味で驚かされました。狂い系の雰囲気を楽しみつつ、ちゃんとオチがつく作品をやりたい時にお勧めです。

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