「旅の芸人一座」
一本道の長編シティアドベンチャー。港町バノンに来ている芝居小屋を見に行ったところ、色々あって芝居小屋の売上金などを盗んでいった窃盗犯を探すことになります。
レベル上げのためならキャラ崩壊を恐れないライザさんたちで行ってきました。
この作品の一番の特徴は、港町バノンという町がしっかりと形になっているところですね。町の全体マップが手書きの観光マップみたいな趣で可愛いし、芝居小屋のメンバーをはじめどのNPCも個性的でにぎやかな町の雰囲気を作ってます。
しかも、町の人々は最初はモブ扱いでシルエットなんだけど、何度か聞き込みしていくうちに顔見知りになってちゃんとしたイラストに変わるんですよ。距離感が縮まったことをわかりやすく表現していて、ますます親しみがわきました。
冒険者たちは一切喋らないものの選択肢などで意思表示できるし、一座の看板娘ポポンが尊敬のまなざしを向けてくるのでカッコいい冒険者(この作風ならむしろ勇者か?)の印象でした。
結構長いのと、ポポンを盾にしやがった犯人を取り逃がす展開には引っかかったものの、思い出深い作品になりました。見送りに来てくれる一座…とくにポポンとのお別れにしんみり。また会いたいなぁ。
「ベルボン男爵家領バノン」
「旅の芸人一座」の続編となる町型戦闘シナ。町をウロウロしてるとイベントが発生し、戦闘に勝つとたまにアイテムや技能をくれます。
最初はおバカな戦闘ばかりで「あれ~?」と思っていたら、途中からシリアスな展開になって町に危機が…。カラフルな町のマップが前回と変わらなかった分、後半の変わり果てた姿がインパクトありました。
それからの展開は結構熱いものがあって見ごたえあります。攻略がわかりにくいところもあったけど、町の背景や封印されたクラヤミの伝説など王道展開がいい。
前作よりもプレイ時間が長い&経験点が一点も入らないのとマティーニ一座が出てこないのが残念ですが、「旅の芸人一座」が好きならプレイして損はないと思います。
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