2021/07/16

CWまとめ感想(2021/07/16)

「お子様とあくる日(1)」作者:夏豆キミドリさん
宿で一人暇してたら子守を押し付けられる二人以上向け短編シナ。子供が苦手な暇してるPCを一人選出したらお話開始です。背伸びしたいお年頃なお子様と、面倒くさそうにしつつ遊んでやらねければと試行錯誤するPCが面白かったです。とくにブランコの下りに笑った。シュールな展開もありつつ最後には驚かせてくれたし、仲間想いでほっこりでした。美味しそうなパンケーキげっと!

「飛ば試合(仮)(1~3)」作者:MNSさん
若者男性一人用学園バリアント短編シナ。思いつきでクラスメイトと紙飛行機の飛ばし合いをします。大成功すれば経験点が貰えるので頑張りました。校内で情報収集ができるのに気付かず、最初は思いっきり格好悪い結果を出してしまったけど。何度かやり直してついに一番に。青春気分が味わえます。

「搾取の村(4~6)」作者:SIGさん
子供以外の男性PC一人用マルチエンド短編シナ。毒で瀕死のところを村人に救われるが、その村は盗賊によって搾取されていて…というお話。搾取っぷりが本当に酷くて吐き気がしますね。眠りの雲を使える人が一人いればどうにかできそうな相手なのに、それができない村人の無念やいかに…。というわけで眠りの雲がかなり有効なんだけども持ってませんでした。代わりに別シナで手に入れた催涙弾で全体混乱、そして勝利!しかし、あんな状況でも冒険者にすがることなく、せめていい思い出をとご馳走を用意して送り出す村人一家に涙…。これは助けずにはいられないよねぇ。渋い作品でした。

「雪山の蜂(4~6)」作者:overDozeさん
子供以外の男性一人用短編シナ。雪山で遭難しかけたところ、蜂を見かけて追いかけていった先に屋敷が。一夜の宿を借りようとするが人はおらず、でも放置された廃屋には見えないので警戒し…というお話です。回想で少しずつ過去がわかり、主人公がある人物に出会うことで全貌がわかります。長年主のために屋敷を守り続けた忠義心にほろり…。静かな余韻が残ります。

「アンタレス」作者:バルドラさん
人数調整不要の一人用クリスマス短編シナ。「銀河鉄道の夜」要素もありつつ、不気味だったり不思議だったりする夢のような掴みどころのない作品でした。井戸の中で見られる光景と、枕元のプレゼントにほっこり。

「無 い」作者:バルドラさん
一人以上向け短編読み物。比類なき揚げじゃが好きの出典はこれか~。宿のじゃがいもが全部なくなったら、いったいどれほどの冒険者が嘆き悲しむだろう。親父さんとのやり取りがとても面白く、倉庫にいる男爵とのやり取りはシュールでした。オチまでじゃがいもで芋尽くしシナです。

「失った片腕(1~10)」作者:テイルさん
PC一人用の隻腕になるまでを描いた中編シナ。召喚された悪魔が制御を失い街に魔物があふれ出し…というお話。戦闘があるので、それなりに火力の高いPCじゃないと苦戦します。親を亡くした少女クレオや、一緒に事態にあたる傭兵ラウーハ、給仕を一手に引き受ける女将など、何気に読み応えある作品でした。銃を主武器にするPC推奨とあるけど、魔法陣などに詳しい描写があります。

「小鬼は踊る」作者:時雨屋さん
悪役一人用短編読み物。たった一人の肉親を殺され、少女は殺しを請け負う踊る小鬼亭へ駆け込むが…というお話。PCの大胆不敵なところがいいですね。少女に話しつつ、心の中では何を考えていたのか?サクッと読めます。

「一期一会(3~5)」作者:overDozeさん
男性の大人or老人一人用中編シナ。親父に頼まれ、シュウという若手冒険者と一緒に簡単な捜索依頼を受けます。このシュウというのがいかにも自惚れた軽率な男という雰囲気だったんだけど、実際に一緒に行動してみると素直で人情に厚い好青年でした。親父に気に入られるのも納得。学がなくても考える力はあるタイプです。彼の失敗談がAskシナのクロスオーバーで楽しい。そして依頼の方は、山から帰ってこない村人を捜索するだけのはずが、祠の奥であるものを目撃して急展開。用意されたアイテムやギミックを活用し、格上の相手を知恵と勇気でやっつける展開が痛快でした。

「少年の詩」作者:机庭球さん
13~15歳程度の子供PC一人用マルチエンド短編シナ。貴族の子供に汚い者扱いされ、冒険者をやめようとするお話です。かなり酷いことを言われるんだけど、すぐに状況が変わって扱いも変わるのでストレスはほぼないですね。貴族の子も意外と素直で可愛げがありました。選択によっては一人で探索&討伐(救済措置はある)をするので、ゴブ洞で役立つようなスキルは持っていた方がいいかも。マルパッチョで突入したらはまり役でした。

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