2021/08/06

CWまとめ感想(2021/08/06)

「~ワルの花道~」作者:サンガツさん
人数調整不要の悪役一人用中編シナ。悪役に憧れて家を飛び出した依頼人の息子を連れ戻すため、変な講座に参加して息子の尊敬を集めます。普段は普通に悪役をやっているPCが、やれやれという感じでワル講座に付き合ってる様子が面白かったです。決め台詞を言わされたり、実践で暴れまわったり。一緒に講座を受けるNPCたちも個性的で話すのが楽しかったし、セリフや行動を選べるシーンが多くて嬉しい。あと、チョロい感じの息子くんもいかにもな感じでいいですね。尊敬は集めきれなかったけど!ギミック戦闘や見つからないように探索するイベントもあり、最後まで色々と楽しませてくれる作品でした。

「伝説の冒険者たち(8~10)」作者:怪獣クドラさん
短編戦闘シナ。酔っぱらい冒険者たちが元号が変わる瞬間にあることをしたら、偶然が重なってとんでもないことになるお話です。まさかこんなおちゃめな導入から、こんな非常事態に陥るとは…。どんなに難解で可能性が低いことでも”偶然”は起こりえますからね…。1回目の挑戦では瞬殺されてしまったので、アイテムなどで補強して再戦しました。回避バフと防御バフ、成功率高めの束縛と防御デバフがあれば完璧です。倒した後、自分たちの偉業の証である止まった時計に気づく展開が良かったです。何気にシリアスでした。

「舌禍絶ゆることなし(9~10)」作者:ゴブ好きさん
暇でドラゴンと戦いたいとか言ってたら、親父さんからある秘密を打ち明けられ…という短編戦闘シナ。まさか娘さんにそんな秘密があったなんてー!割とシリアスな展開なんだけども、いきなり宿の前でそんなヤバイ戦いを繰り広げていいんだろうか…。対するドラゴンは”真実”を持ってないと対抗できなさそうな強さでした。askドラゴンと違って攻撃で打ち消せないんだもんなぁ…。クリア後に中をみたらドラゴンが2種類いるようで、もしかして選択によって強さが変わる…?かなり大口叩いたので強いドラゴンさんと戦う破目になってたみたいです。いやぁ、タフだった。あと、何度もやり直したのでキスするPCを変えいったんだけども、男性でやる場合と子供でやる場合が可愛かったです。

「巡邏警護の依頼(3~5)」作者:ゴブ好きさん
若者以上PC一人用短編読み物シナ。生真面目で法律に詳しい憲兵ジャスティンと、今回同伴することになった酔いどれ神父ミルヴォールと3人でスラム街をパトロールします。彼らと雑談しつつスラムの住人に挨拶して回るんだけど、二人がめちゃくちゃ魅力的で話してて楽しいし、住人たちの生活や人間模様も丁寧に描かれていてぐいぐい引き込まれました。プレイ後はリューンのイメージにこの夕星町が加わること間違いなし!そして後半はもうジャスティンとミルヴォールが恰好よすぎて痺れました。王道展開の良さを余すことなく引き出してる感じ。そこに飛び込んでくる酔っ払い爺さんに笑ったけど、最後まで幸せな気持ちでプレイできました。メカクレ少女リオラちゃんをお迎え。やったー。

「親父ブレンド(1~10)」作者:だてまきさん
2人以上向け短編読み物シナ。疲れて帰ってきた苦労人#Mに、親父さんがお茶を淹れてくれるんだけど熱すぎて飲めない!と悪戦苦闘するお話です。親父さんの好意を無碍にはできないと、こっそり冷ます努力をします。別に熱すぎると言ったくらいで親父さんが傷ついたりはしないと思うけど、なんだかんだで親父さん想いなところが可愛かったです。

「君とゆく冒険/薬草採取の護衛募集(5~6)」作者:ありじごくさん
依頼人が依頼を出すまでの経緯と護衛依頼の顛末を、依頼人視点で描いているのが斬新でした。前半は初めての依頼をコミカルに、後半は初めての登山&モンスターとの遭遇を爽やかに描いてます。序盤で緊張しすぎて挙動不審になる依頼人が面白い。武装した他人と人気のない(妖魔はうじゃうじゃ)場所へ行くのは怖いよね~。しかも性質の悪い冒険者もいると脅かされたらビビるのも当然。でも現地に着いてみればそんな事を考える余裕もなく、ただただ冒険者たちのすごさに圧倒されます。冒険者にとっては慣れたものでも、一般人からすれば大冒険であり特別な時間なんですよね。依頼人の素直な気持ちが描かれていて、冒険者が3割増しか5割増しくらい格好よく見えます。爽やかな後味でした。

「エリスの森の追憶(6~8)」作者:cielさん
2人以上向け長編読み物シナ。妖魔討伐の依頼だったはずが、こじれた三角関係の間で右往左往することに…。冒険者たちの手持ち無沙汰な感じが面白かったです。そりゃあ恋愛トラブルに巻き込まれたら困るよね(汗)それでも毎日寝坊してご飯をご馳走になってのんびりできたんだから、良い依頼だったのかもしれない。冒険者なんて何でも屋みたいなものだし、危険もなく600SPもらえたならラッキーと思うはず。一応三人の仲を取り持ち、何とかいい感じのエンディングへ行けました。冒険者たちの会話がなかなか面白かったです。

「グレアの森で…(4~6)」作者:おぺ吉さん
6人推奨3人以上向けマルチエンドの中編探索シナ。森で行方不明になった子供二人の捜索に当たります。シリアスな雰囲気の中、村の猫ちゃんが癒しでした。一度餌をやっただけで懐いてしまうチョロい猫ちゃんが可愛い。童話的な展開が好みだったし、戦闘以外でも冒険者でなければ解決できなかったと思える描写がいくつかあったのが良かったです。

「ああ宝石警備(3~6)」作者:ハチミツさん
6人推奨3人以上向けマルチエンドの中編読み物。怪盗ラスターに狙われる宝石の警備をします。変装の名人なラスターに騙されないため、メイドが持ってきた食事にすら警戒する冒険者たち。ちょくちょく選択肢が出てきて、選択を誤ると怪盗にしてやられます。翻弄される治安騎士や名探偵、怪盗の気球など怪盗もののお約束が楽しい。宝石を盗んで貧しい人に金をまくだけじゃなく、富豪の悪事を暴く準備(注目集め)としての怪盗というのが敵ながらかっこよかったです。

「Out of Control(4~6)」作者:Dull Amber Talesさん
大人の女性一人を含む4人以上向け中編探索シナ。依頼人の都合で報酬が怪しい宝の地図一枚に変わってしまい、仕方なく(ほんのり期待しつつも)遺跡に向かいます。割とホラーな遺跡なので幽霊対策は必須。調査時のテキストも雰囲気出ていて、薄暗く冷たい遺跡をこわごわ歩いている気分でした。背景一枚でガラリと雰囲気変わりますね…。具体的に描かれているわけでもないのに、そこにあるものが目に浮かぶようでした。それに対し、思った以上にアクティブで強気な大人の女っぷりもインパクトあり。魔術師でもやる時はやるんですよ!冒頭ではちょっと態度の悪い冒険者だなぁと思ってたけど、冒険を終える頃にはすっかり忘れてました。最後の親父さんとのやり取りもいいなぁ。…こういう感じでツケが増えてるんなら仕方ない。

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