「みんなのラカマウ島(6~8)」作者:班地 殴さん
同作者さん前4作の後日談な6人専用中編シナ。前提シナをクリアしてなくてもいいということで、レベル上げ中のあさっての勇者PTで行ってきました。賑やかでめちゃくちゃ楽しいシナリオでしたね。冒頭からNPCたちとの自由すぎるやり取りに笑わせてもらいました。作者さんの過去作品で濃いなぁと思ってたNPCたちが、まったく変わらない勢いで同じ空間に存在してるのがすごい。「人数が多すぎて入らない」「じゃあ二人羽織りだ!!」の発想がめちゃくちゃツボで、思い出す度にフフッとなります。意外と戦闘が多いんだけど、何せNPCの人数が多いので入れ代わり立ち代わり戦闘に参加してくれて大乱闘という印象。さすがにラスボスは強めだったものの、安心して最後まで遊べました。エンディングもとても楽しかったです。タイトルのイメージそのままの作品でした。
「深緑に沈む森易都市/森易都市リューン」作者:生野菜サラダさん
100KB祭り参加の短編シナ。突然樹海に沈んだリューンを救うため、元凶を探したりついでに巨大昆虫に占拠された施設を開放したりします。施設の人々がそれぞれ個性的な反応を見せていて面白かったです。雑貨屋さんは茫然自失という感じなのに精霊宮ではノーム君を応援してたり。闘技場の連中は試合のことしか頭になくて笑った。解放すると技能が手に入ったり施設の人が手助けしてくれたりします。元凶を発見した冒険者の食いしん坊っぷりがいいですね。サクッと遊べてお土産いっぱいで楽しいシナリオでした。
「Semi-Final」作者:モンドリ鬱さん
100kb祭り参加の短編読み物シナ。セミが落ちている道を無事通り抜けることができるのか!?というお話です。これはお子様パーティの方が可愛いかろうと思って、6人中4人がお子様なパーティで行ってきました。みんなめちゃくちゃ真剣で笑う。BGMも彼らの心境にぴったりでいいですね~。このノリ大好き。判定が結構厳しいようで、無事通り抜けられたのは戦士系のあまなとこけこーだけでした。他のメンバーは”慎重に”を選んであっさり敗北。心に傷を負うのであった…。あくまで冒険者たちは真剣、というのを最後まで貫いていてよかったです。
「レッツ炭鉱!!(1~6)」作者:野良鯖さん
100kb祭り提出の金策シナ。鉱石類は持ち出し禁止で帰る前に売却しなければ没収されてしまいます。面白いのは採掘を戦闘イベントで表現しているところですね。KCによって鉱石の入手確率が変動し、倒すとその場所での採掘は終了。そして、敵からの攻撃によってPCたちの「疲労」を表現しています。lv5脳筋6人パーティで行ったところ、アクションカードメインで戦って6Rほどで倒せて、1回の戦闘で500~1000SPほど手に入りました。戦闘終了で体力が回復するので割とサクサク稼げます。稼ぐコツは多分、鉄鉱石や赤鉱石が出やすいKCで採掘すること。銀鉱石は鉄鉱石の2倍で売れるけど、出やすさは10倍くらい違う気がするので。久々にドワーフPCの”らしい姿”を見られて満足です。
「死人に口なし(1~15)」作者:水雲さん
100kb祭り参加作品で一人用短編シナ。戦闘があるけど簡単な謎解きを解けばサクッと勝てます(使わなければ経験点)。雰囲気のある作品で、一体ここはどこなんだろうと謎の本棚をチェックしつつ進みました。ある像を見つけるところは結構ドキッとしますね。不死者クーポンを付けたい時にも重宝しそうな作品でした。
「妹の洞窟(1~3)」作者:山崎孝子さん
ゴブ洞改変シナ。張り紙の”旅人を襲ってはお兄ちゃんするなど”のところが好き。元ネタの妹をよく知らないので退治するほど困ってるの?と思わなくもないけど、いつものようにサクサク退治していきます。寝ているのを倒すのはさすがに心が痛んだけど。そして宝箱には…。害はなさそうとのことなので連れ帰りました。可愛いね~。
「沈黙の洞窟(1~3)」作者:山崎孝子さん
ゴブ洞改変シナ。妖魔がやたら静かで棲み処を見つけるのが大変だったという話を聞きつつ行ってみると、洞窟の中では声が出ず…というお話です。声は出ずともいつも通りの手順でサクッと退治してきました。やっぱり賢者の塔は一度訴えられるべき!(笑)
「ソロ者の食卓」作者:teneさん
中年男性一人用一本道短編読み物シナ。サリマンさんでやってみたら違和感がなさすぎて、一瞬にして食にこだわりのあるイメージが確立しました(笑)これはちゃんと大人PCでやるべき。孤高のグルメ読んだことないんですが、めちゃくちゃ語りますね~。冒頭のおばちゃんとの静かな戦いも良かったし、腹減ってからの切り替えの早さも冒険者らしい。そして食事描写が想像以上に丁寧でお腹すきました。嫌な出来事も吹き飛ぶ幸せな時間というのが伝わってきます。帰り道での昔懐かしのドーナツの味、私も小さい頃大好きだったやつだー!
「落とし穴落ち方選手権」作者:甘水ルリさん
100kb祭り提出作品で6人専用短編ギャグシナ。依頼を終えた一行だったが、突然マスコットが変なことを始めて…というお話です。こんなことをやりそうなPCいたっけなぁと探してみたら宿帳のコカテロちゃんが目に入り「この子しかいない」と思って新しくPTを結成。他の子供たちを差し置いてマスコットに収まりました。いやぁ、本当に意味が分からない(笑)一仕事終えて思い付きで穴を掘るという重労働をしはじめ、嬉々として皆に穴に落ちてみろと。心の底から嫌々といった様子で付き合うメンバーの苦労がうかがえます。コカテロちゃんがめちゃくちゃ楽しそうで何よりでした。
「四季の森と魔女の呪い(8~9)」作者:大地の子さん
カードダンジョン形式の中編探索シナ。森が瘴気に包まれたので魔女リゾエラを討伐してほしいという依頼です。領主が本気で対応しようとしても倒せなかった相手だけあって用心深いですね~。強固な結界によって森の中は生存に適さない場所となっており、さらに4つの呪文がないと魔女の元へたどり着けません。呪文を森に隠しておくのは何でだろう…儀式的な意味合いかな?結界の効果を弱めるためにマップをどういう順番で攻略していくかが重要になり、目的地はわかっても途中の道が分からないから緊張感あります。カードをめくって思ったのと違う方向に道が伸びていた時のハズレ感が!メンバーに機甲蜂と吸血鬼がいて、もらったアイテムでは中毒を解除できなかったのでなおさら焦りました(半分くらいいって回復補助に持たせてた治療解毒スキルが全属性だと気付いた)。カードダンジョンならではの面白さがあったし、魔女との戦闘は有利になるギミックもあって何とか勝てました。おみやげゲット!
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