「シープスリープの糸(4~5)」作者:ゆずきちさん
コミカルな6人用長編探索シナ。簡単なお使いのはずが、依頼達成のために街のトラブルを解決しなければならず…というお話です。困る街の人たちの前に、鴨が葱を背負ってくるみたいに冒険者が現れる序盤から楽しい。前半は準備で街を見て回るんだけど、みんな友好的だし冒険者たちの会話もにぎやかで、さらにミニゲームやわらしべ長者みたいなイベントもあって楽しかったです。後半の鉱山探索は地図をもらっているので迷う心配なし。毒ガス発生場所以外は大した危険もないだろうと油断してたら、とんでもないものが出てきました。まさかあのエピソードが伏線になっていたとは!(笑)かなりのトンデモ展開でしたが、後日談で街の人たちがそれを活用して町興ししているのがわかり、前半で描かれていた”限りある資源に依存する街の危うさ”に対してしっかり取り組んでいるところが良かったですね。最後まで楽しい気持ちでプレイできる作品でした。
「ここではないどこかへ(1~3)」作者:竹庵さん
2人以上用中編読み物。冒険らしい依頼がないとぼやいていたところ、東方へ旅したいと夢見る商人ルイージと出会い…というお話でした。保守的な兄を納得させるために簡単な護送依頼をこなします。山賊がでるという街道で隠れられそうな木々のカードをチェックしながら進み、発見時は眠りの雲でサクッと倒せました。楽ちん。ルイージと同じく外の世界を見たいという10歳の甥っ子が、父親が許してくれないからと商人の大物を味方につけて説得しちゃうエピソードが好き。続きがあるかわからないけど、大冒険の始まりという雰囲気が味わえる作品でした。
「Killer Queen(1~2)」作者:七四.三さん
昔住んでいた家に忘れてきた日記を持ってきてほしいという短編シナ。嫌というほど蜂の大群の恐ろしさを味わえるシナリオでした。脳筋なので全部倒そうと頑張ってしまって、何度も返り討ちに遭い…。まさか蜂蜜が何度でも手に入るとはね!民家だけあって休憩できる部屋が多いので有効活用しましょう。いちおう副収入もあったけど、割に合わない感がすごいです(笑)害虫駆除業者は偉大だ…。
「人と妖魔と魔道士と(2~4)」作者:みいさん
2人以上用マルチエンドの短編討伐シナ。普通のゴブリン討伐かと思いきや、色々と裏をかかれて罠に嵌ってしまいました。他のルートはどうなるかわからないけど、共闘に不干渉条約、財宝の取引など一風変わった展開で楽しめました。3Dダンジョンなので小さなゴブ洞も広く感じてやり応えあります。
「石の棺(1~3)」作者:おぺ吉さん
マルチエンドの短編シナ。洞窟の蝙蝠退治から始まり盗賊や吸血鬼と戦ったりもします。盗賊と戦うルートは見れなかったものの、lv1PTで吸血鬼討伐ができるのは結構すごいですね。まあ聖水が当たるか当たらないかの戦いなんですが…。神父さんが貸してくれた呪縛の杖が聖水より少し当たりやすいかどうかくらいなので、まったく役に立ちませんでした(汗)何気に謎めいた展開で良かったです。
「百足退治の依頼(4~5)」作者:vip産
「ゴブリンの洞窟」と「遺跡に咲く花」部分改変20コンテンツシナ。めっちゃ堅い!と焦ってたら、あの人が颯爽と現れて手助けしてくれました。こんな風に手助けして、報酬の分け前を要求するでもなく去っていくとか、あの二つ名も伊達じゃないね。
「それだけの話」作者:焼きフォウの人さん
人数調整不要の一人用短編読み物。街でたそがれていたら知り合いに会い、ちょっと話をするお話です。オチがインパクトありましたね。それなのに出会った時にああいう反応だったのが、さすが冒険者という感じでした。
「親父の等式問題(1~10)」作者:運の子さん
狂い系短編戦闘シナ。いきなりPCたちのそれぞれの父親を名乗る親父が登場し、なんやかんやでひとしい君と第一次親父対戦を繰り広げることに。いろいろとシュールだけどちゃんとクリアできる狂い系で、クスリと笑えるところもありました。戦闘はシナリオ内で配布されるアイテムを使います。一応全レベル対応だけどレベルはそれなりに高い方がいいかも?
「妖魔討伐作戦(5~7)」作者:運の子さん
冒険者による妖魔討伐を妖魔視点で描く妖魔バリアント短編シナ。一人で眠っているところを冒険者に襲われ、さらに回復スキルやアイテムを使ってすぐに回復する冒険者のいやらしさを存分に味わえます(笑)仲間が駆け付けるまで生き延びられた時の嬉しさよ…。でも一人二人と少しずつ駆けつけるので油断は禁物。仲間のありがたさを感じられました。
「旧き沼の花束(3~5)」作者:SARUOさん
「旧き沼の大蛇」改変シナ。NPCを可愛くして、ちょっと変な選択肢が増えてる感じかなと思ってたら最後に不意打ちでウルッと来てしまいました。ミヒェル神父に蛙を食べさせたり、ヒドラと打ち解けたりするルートがあるんですが、最後に「本当にこれでいいの?」と聞かれて「どう考えてもおかしい」を選ぶと冒頭でアントンの話を聞き終わった時点に戻ります。横道ルートをすべて見ると新たな選択肢が増え、そのルートで今まで見ていたものが何なのかわかるんですよね。子ヒドラを連れ帰った冒険者とその別れにしんみり…。アントンが諸悪の根源のようになってるのは若干可哀想な気もしましたが(汗)石版の内容は、裏返せばヒドラ迫害の歴史なのね…。ちなみに、原作と同じく神聖な攻撃KCが必要になるので準備を忘れずに!
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