2022/03/14

CWまとめ感想(2022/03/14)

「川の乙女」作者:SHIMOさん
初回は男性を含む?二人以上用の短編シナ。依頼人の代わりに噂の真相を確かめに行きます。と言っても最初の依頼はオマケみたいなもので(個性的な依頼人も好きだけど)、本編は川の乙女との逢瀬ですね。色っぽい雰囲気はまったくなくて、ボケとツッコミで雑談してるだけなのにすこぶる楽しい。無表情で「ぽっ」とか言ってるのが可愛いし、ゆるい会話が楽しくて思わず通い詰めてしまいました。結婚した後も通えるし、雑談の中でさりげなく血液型クーポンを配布できる。連れ込めないのが残念だけど現地妻もいいよね。

「八頭蛇山の怪(6〜8)」作者:怪獣クドラさん
大江戸バリアント向け短編討伐シナ。かつて蛇の妖怪が封じられた山で、季節外れの大雪や雪女の被害が出るようになったのでどうにかして欲しいという依頼です。今回も準備のいい依頼人が関係者を集めておいてくれているので、その場にいる人たちから話を聞くだけで情報収集完了です。とくにお坊さんから聞ける昔話が雰囲気あって好きですね〜。案内役を買って出てくれたゆいのアドバイス通り、調査は最小限にとどめて北東を目指します。雪女に遭遇したけど亡者退散系スキルを使ってみたら効果は抜群でサクサク進めました。ラスボス戦は人数が多くて押され気味でしたが何とか勝利。ネタバレテキストも含めて妖怪物らしさがあって楽しかったです。スキル貰い損ねた〜!

「遠足の準備をしよう!(1~3)」作者:怪獣クドラさん
学園バリアント向け人数調整不要の子供一人用短編お買い物シナ。300円の予算で遠足のおやつを買いに行きます。この遠足前日の高揚感…!懐かしいですね~、限られた予算内でどのお菓子を買うか頭を悩ませたものです。子供PCにもお菓子をいっぱい持たせてあげたくて、駄菓子屋・コンビニ・デパートと周ってきました。途中きのこたけのこ戦争が勃発したり、物々交換したりしつつお買い物終了。ラストが切なすぎてちょっと泣く…。でも良い作品でした。

「我らが行くは世の果てへ(10~13)」作者:Luckyさん
世界の果てを目指す高難度戦闘シナ。店シナ「我らが臨むは世の果てへ」と連動しており、楽園の結晶を楽園石と交換することで更に先のイベントに進める仕様です。お金もかかるけど合計3000spくらいだったし、経験点が結構手に入るのでそのくらいは必要経費ということで。シナリオの雰囲気はとても良く、未知を求める冒険者らしくて好きです。lv10以上向けなので敵は強い&連戦も多く、さらに同じ敵が何度も出てくるので一気にやろうとすると飽きるかもしれない。特殊型PTのレベル上げにピッタリです。

「竜のいた庭(5~7)」作者:割れざくろさん
マルチエンドの短編討伐シナ。村のそばの森で眠る竜の逆鱗を一突きにしてほしいという依頼です。短い作品の中にドラマがあってよかったです。歯切れの悪い依頼人の話や、竜のいる場所までの道のりから色々と想像が膨らむし、事情が分かってからはもう涙腺が緩んでしまって…。そんなに生き生きされたら、こっちも本気でいくしかないでしょう。見送りの村人たちの姿に、彼らの友情が伝わってきて心が温かくなりました。

「コデルモリアの英雄(4~9)」作者:たこおどりさん
マルチエンドの中編シナ。配達の仕事で農村を訪れた冒険者たちは、村が山賊に狙われていることと、雇った3人の”英雄”が夜逃げしようとしていることを知り…というお話です。テンポよく進んで行くし、冒険者たちはあまりしゃべらないけど決めるところはしっかり決めてカッコいい。そして卑劣な詐欺師かと思っていた3人が、行動を共にするうちに人間臭いところが見えてくるんですよね。迷い逃げ出す弱さも、仲間を想い出来ることをやろうとする覚悟もあって、それが人間なんだというのを見せてくれます。彼らの生き様と、それを見ていない村人たちの冷たい目、そして少女の純粋な眼差しが印象的なラストでした。

「Hey冒険者!」作者:茶頭巾さん
100kb祭り参加の、PCの並び順で役割が決まる6人専用短編狂い系シナ。PLがPCたちを口説き落として護衛依頼という名のデートに誘うという内容です。冒険者たちが狂い系のノリなので一歩間違えれば死あるのみ。これぞ狂い系という殺意マシマシなノリが楽しかったです。なんとか全員を口説き落としても、最後に立ちはだかるのは見るからに狂ってるあのお方。狂い系はやっぱりこの人だよね~。

「ある盗賊ギルド員の日常(5~6)」作者:大地の子さん
100kb祭り参加の盗賊ソロ専用中編探索シナリオ。一部時間制限のあるシティアドベンチャーなカードダンジョンです。カードダンジョンは一度カードをめくればその場所はもう終了なので、同じ場所を行ったり来たりするのが苦手な私にピッタリでした。盗賊ギルド員エニュオさんの助言をもらいつつ、当たりを付けてカードをめくっていきます。情報収集の際に出会う人々が、いかにも街の裏の住人という感じで雰囲気あります。チンピラを吐かせる時のエニュオさんの容赦のなさが素敵。りどみにある盗賊スキルの有無で難易度がかなり変わるので、プロフェッショナルなPCが見たいならリューンスキル(名称が同じならOK)を、ほどほどにスリルを味わいたいならスキル名の違う鑑定・解錠KCを持っていくと良いかも。

「人が三度死ぬ話」作者:Lucaさん
100kb祭り参加の人数調整不要短編読み物シナ。死体調達の張り紙を選んだら、貧民街の子供に呼び止められてお話することに。子供の話し方が童話っぽくて好きですね。丁寧な中にほんのり子供らしさがあって。最初はそっけない感じだったのが、中盤になると急に切れ味鋭くなっていく冒険者もめちゃくちゃカッコいい。1spのやり取りもほほえましいし、最後の人物の登場で雰囲気ガラっと変わるのもいいよね。引き込まれる短編でした。

「汝は王様なりや?」作者:うたさん
役割設定のある6人専用のコミカルな短編シナ。依頼人の父親が最期にやりたかったという遊戯について調査します。リーダー、参謀、盗賊、戦士、精霊術師、マスコットを用意するのが若干厳しいけど、クスリと笑えるところが多くて楽しかったです。知ってるはずのゲームも、こう断片的に見ると可笑しなゲームだよなぁ。最後は依頼人の前で遊戯を実演。みんなノリノリだよ(笑)ひどい目に遭わされたのに感謝して報酬も約束通り払ってくれる依頼人が優しい…!こういう依頼も面白いですね。

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