2020/03/07

CWまとめ感想(2020/03/07)

「残骸雪化粧」作者:かがちさん
”平穏、どアップ、彼岸花、トリカブト、斧、水底、両手で、裏切り、幸せなキスをしてハッピーエンド、壺”のお題に沿った短編。1spで引き受けた遺品捜索依頼です。確かに平穏だ…。かがちさんらしさもありつつ、タイトル通り過去の想いの欠片も雪化粧で隠れてしまったような感じでした。すべて明らかにするには丁寧に何度も探す必要があるのも、隠してきた時間を感じさせます。

「聖夜に赤とは限らない」作者:白澤のくさん
親父さんに押し付けられた届け物を配達した帰り、少年が絡まれてるのを見つける1人用読み物。どちらかというと悪役寄りということで、メルカドで落ちぶれていた盗賊さん(カインと名付けました)で突入。そしたら服の色的にぴったりな展開でニヤニヤ。このことを仲間に知られたら、しばらくあだ名で呼ばれそう(笑)PT名変更し忘れてた…。

「不審な不審者(1~3)」作者:石川さん
道場に通う子供たちが不審者を見かけたというので3日ほど見守りをしてくれという依頼。何も起きないうちからきちんと対処する道場主がプロ!しかも金払いがいい素敵な依頼人でした。この道場どんだけ儲かってるんだろう?道場の前や少し離れた道、宿の前などで見張りをしつつ、通りがかった子供たちと話したりして不審者特定のため頑張ります。不審者との遭遇&撃退で依頼終了もできるけど、もらった報酬に見合う働きはしないとなので調査続行。突き止めた事実が哀しいね…。どことなくとぼけた雰囲気が味わい深い作品でした。

「魔術師の弟子の依頼」作者:あべのくまさんさん
いなくなった使い魔を探してきてほしいという魔術師の弟子からの依頼。おとぎ話のような文章と雰囲気のある手書き背景がマッチしてました。行動によっては不穏な空気が漂い始めて、一気にホラーっぽくなるのも良かったです。ガラテア君は口調的に連れ込むとイメージ崩れそうでしたが、のほほんとしたキャラが良かったし蜘蛛は好きなので連れ込んでしまいました。彼なら余裕でうちの宿に溶け込めそうだし(笑)

「その戦場に絆は無い(5~7)」作者:十把一絡げさん
賢者の塔で仮想現実装置の動作確認テストをする連戦シナ。”テディベア 人型機動兵器 仮想空間 シロアリ 歌 廃墟 白夜”のお題に沿った作品で、仮想の敵の姿に気が抜けました(笑)でも装置の中で魔法は使用禁止なので油断してると痛い目に遭います。今回は物理メインの銃使いPCだったのと、回復召喚獣をつけてもらえたので問題なく勝利。古代文明の歌をげっと。

「白魔女あるいは下水道(6~7)」作者:三升さん
”白魔女、毒、フィルト、亜人種、魅了、土精召喚、書きかけの手紙、理不尽なトラップ、錆びた鉄パイプ、フォウ様、犬、爪切り、USB、変身ステッキ、巨大ロボ”のお題に沿って作られた作品。3人ずつ分かれて別の依頼を同時進行していきます。ちょうどlv6パーティがいるからそれで…と思ったら前回lv5に調整したのを忘れてそのまま突入。そのせいで白魔女との対決が厳しくて、荷物袋に入ってた回復アイテムをガンガン使って頑張りました。色んな要素を詰め込んでるけど、意外とまとまっているというか言われなければお題をもらって作ったと気付かないかも。書きかけの手紙のことや白魔女の行動理由、二つの事件の繋がりなどが良かったです。あと依頼人?わんこが可愛かったし冒険者のツッコミが好き。

「UNDEAD GIRL(3~6)」作者:twofiveさん
孫のお墓に花を供える簡単な仕事だと思ったら、墓地にアンデッドがでるわ、棺の遺体はないわ、孫は歩きまわってるわでさあ大変なシナリオ。「集え冒険者たちよ」シリーズの5作目。システムや雑魚戦の面倒さが目立つシリーズなんですが、この作品は心に残るものがありました。死んだはずの孫を見て恐怖する村長に対し、おじいちゃんボケちゃった!?と慌てる姿は普通の子供そのもの。でも、すでに死んでしまった彼女の運命は…。ネクロマンサー瞬殺で彼女を一切傷つけずに終わらせられたことが救いです。クリア後に「集え冒険者たちよ」で村長と話すと、拒絶してしまった後悔と悲しみが伝わってきてしんみりしました。

「楽勝の洞窟(1)」作者:ハーバーさん
ゴブ洞改変シナ。いつも通りのゴブ洞で宝箱の中身にやったーと喜んでいたら、ちょっとした強敵が。二人が魔法の矢を持ってたので、いちおう戦いを挑んでみました。運よく1ラウンド目に二人とも魔法の矢を引いてくれてラッキー!そう簡単に使ってたまるかよ、という貧乏根性丸出しの冒険者でした。

「葬送」作者:kanojiさん
北教徒から見ると死者への冒涜である”火葬”を手伝う聖職者一人用短編読み物。依頼人の少年とぽつりぽつりと会話をし、最後にもう一つの依頼が…。魂の死を恐れる彼の心と、それを前にした聖職者の答え。短いながら引き込まれ、考えさせられる作品でした。

「突貫新年会」作者:ソイヤさん
Next専用の仲良し6人向け年越しシナ。依頼帰りに橋が壊れてて、新年を野宿で迎えることになった冒険者たちのほのぼの読み物でした。自動?役割分担が思いのほかぴったりで、文句を言ったり手際よく準備したりするPCたちの様子が目に浮かぶようでした。いつの間にやら、こんなに仲間らしくなってたんだなぁとしみじみ。暖かい場所で親父さんの手料理もいいけど、仲間たちだけで満天の星を独占する年越しもいいものですね。

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