2020/09/04

CW「冒険者探偵」感想


対象レベル:5
作者:とりいさん
エンジン:Next

冒険者たちが現代にやってきて探偵か怪盗になってしまうコミカルな長編シナ。
浮気相手を討伐しようとしたり幽霊相手でもまったく通常運転だったりと、どこでも冒険者やってるところが楽しいですね。当たり前のように「冒険者探偵」を名乗る度胸もさすが(笑)

そんな彼らを喜んで受け入れてる探偵事務所の親父さんとのやり取りがまた楽しいんですよ。
依頼人だけが「(何なのこの人たち…)」みたいな戸惑いを見せてるのに、親父さんは自分のところの自慢の冒険者探偵を見て見て!という様子。
ずっと一人でやってきたらしく、元の世界の親父さんより露骨に可愛がってくれます。

また依頼ごとに1話2話となっていて、現代の街の色んな場所に行けるのも楽しい。
場所が違えば冒険者の反応も違ってくるし、中世ヨーロッパ風の彼らに対する周囲の反応も面白いです(驚いていても普通に対応してても面白いという)

あと1話毎にインターミッションが入って、次回予告(どちらかというとおさらいの方が充実)が見られるところも好きです。
わかんないことはスルーする冒険者とか、めっちゃ曖昧な感じで予告になってないところとか(笑)

後半は怪盗を名乗って暗躍する同じ宿の仲間との対立があったり、親父さんとの別れにしんみりしたり、冒険者らしいバトルがあったりしつつ最後まで盛りだくさんでした。
シナリオを終了して、いつもの宿画面にホッと一息つくまでがこの作品という感じです。

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