2020/04/28

CW「冒険活劇三部作~林檎と槌と青の輝石~」感想


対象レベル:7~10
作者:チーム三日坊主

序章「始まりの依頼」作者:CZNさん
ミノタウロス討伐の依頼だったはずが森で迷い、飢え死に寸前で食料を巡って戦う三つ巴ギミック戦闘シナリオ。

第二幕「琴の波 槌の音」作者:ionさん
命の恩人(?)トーニと協力し、迫りくるゴブリンの群れを撃退するミニゲームシナリオ。

第三幕「澄み渡る程のアリアンブルー ~きっと彼女は紺碧の海にたゆたっている~」作者:弧月残雪さん
地下水脈のある洞窟で目覚め、オークとゴブリンの衝突に巻き込まれつつも脱出を図る探索シナリオ。

一人制作期間三日までのリレーシナリオ三部作(男性一人用)。
三日でシナ作なんてできるの!?と思いながらプレイし始めたら、いったいどれだけ熟練度を積んだら、こんなすごいシナリオを短期間で完成させられるのか理解不能で頭がショートしました。いや、ホント楽しすぎるんですけど…。

しかも三人で作ったというのに統一感があるというか…。毎回「えぇ!?」という引きで終わっているのに、それを上手く使って見事に物語に展開させていってるんですよね。シナ作技術だけでなく物語をつくる能力も素晴らしい。

とくに1作目の最後に登場し、2作目で肉付けされ、3作目で活躍の舞台を与えられたオークのキャラクターが要でした。
彼の魅力が三部作を違和感なく繋いでいます。
もう一人のビスタゴもいいキャラしてたし、彼らがいたからこそ、PCが不幸に見舞われるだけでなく”危険に身を投じる冒険者”として自然に物語に溶け込めたんだと思います。

全体的にNPCが魅力的で関わっていきたいと思えたし、PCもいろんな場所で英雄と呼ばれながらただの冒険者であるという描写が熱い!
終盤のバトルに次ぐバトルは演出も素晴らしくめちゃくちゃ燃えました。おすすめです。

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