2016/02/29

仲間のためならどこへでも「迷宮のアポクリファ」感想

仲間を心配する冒険者を描かせたら右に出る者はいない、と勝手に私が思っている吹雪さんの中篇探索シナリオです。
ゴーイング・マイ・ウェイな参謀と、心配性のリーダーが、すれ違ったりしつつも、最後は打ち合わせもなしに一つの目的を達成してしまう流れがいいですね~。以心伝心みたいな、阿吽の呼吸みたいな!
エピローグでは笑いをとってくれる参謀さんですが、前半はけっこうシリアスな雰囲気があったし、いつもながら一緒に冒険してきた時間を感じさせる描写も多く、引き込まれました。

もちろん探索パートも面白かったです。
不思議な迷宮で、絵筆や絵の具といったアイテムを使って仕掛けを解除したり、ダンジョンらしい仕掛けにゾッとさせられたり、普段あまり出番のないスキルが活躍したり。
今回は自分用に作った猫人スキルが試せて、嬉しさも倍増でした♪
こうやって苦労して手に入れたアイテムやスキルは、買ったものより愛着が湧きますよね~。

ボス戦もなかなか手応えあったし(怒りで顔を赤らめるボスが可愛い…)、マスコットの創作ノートも爆笑だったし、色々と楽しませてくれるシナリオでした。
さりげなくjimさんのシナリオに登場するあの人も出てきて、個人的には一粒で二度美味しい作品です。

制作者:吹雪さん
推奨レベル:5~6
ジャンル:中篇探索
収穫:血族・人形・竜・獣人化秘薬or強酸性薬品(探索用救済アイテム)、創作ノート(黒歴史)、絵筆(イベント用?)、Beginning(魔法の鍵KCつきの武器)

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